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平井和正の、当時久しぶりの新シリーズ。全9巻。
ぼくが中高生のころ、くらくて重いSFにしびれて、「一生ついていきます」宣言をしたのとおんなじ作家とは思えないほど、元気よくて、明るくて、パワーに溢れてたことが、ものすごくうれしかった。
シチュエーションコメディだから、その設定がすべてであって、だからそれを紹介することはしないけれど、面白くって、女の子がたまらなく魅力的で、そうして読んでいくと、最後にとてつもないショックがまちうけていて。
とてつもないショックを感じるのは、ぼくのように一生ついていきます宣言をしてしまった人だけかもしれないけど、このお話の楽しみは、ほんとにいろいろあります。
このごろの平井和正は、こんなお話を毎月一冊づつ刊行してくれて、ほんとにうれしいです。
ちなみに、この小説はオンライン出版として、ASAHIネットをはじめとして、NIFTY,ASCIIなどのパソコン通信でもダウンロードすることができます。