クラッシックだけじゃないんだよね。ぼくが好きなのは。
訪れた人が混乱するといけないから、クラッシック以外はこっちから、ね。
カラヴィア |
フリー・フォ・オール |
en. (音声で記録したものなので、英語でなくてすみません) |
プレイヤーとしては大好きなんだけれども。 そういう人って、何人かいるんだけど、たいがいは前衛にはしっちゃって観客を置き去りにしてるんだよね。 でも、やっぱりプレイヤーとしては大好きで。10年も前にMt. Fuji Jazz Fes.で見せたあの飛び入りセッションの数々。あの興奮を忘れられなくて、やっぱり足が向いてしまうウイントンのコンサート。 三度目なのかな。シンフォニーホールでのウイントン。ジャズ屋のくせに、シンフォニーホールが似合うんだよね。 さて、コンサート始まって。 最初に音がでた瞬間。あ、失敗した、って思ったんだよね。 演奏はね、ブレイキーの、コンボの音楽をビックバンドでやろうとして失敗した例っていっぱい知ってるからね。心配してたんだけど。みんなユニゾンでメロディーやってとてつもなくかっこ悪くなったり、ピアノがやってるハーモニーを管楽器につけさせてブ厚くなったり。 全体的に、ブレイキー色が強くってエリントン色が少ないかな、って思ってたら、アンコールのパーディド。これもウイントンフューチャーなんだけれども、吹きながら歩き回るウイントン。ステージだけではもの足らず、花道を通って客席まで言って吹きまくるウイントン。汗かきながら運任せのハイノートとか、そういうソロではないけれども、クールな、どこまで行っても外さない、でもエネルギッシュで、エキサイティングで。息が詰まるようなソロ。 ジャズは楽しくなくっちゃ、ってこと。ウイントンは覚えていてくれたんだ。 |
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いやあ、まいった。 いや、万全だったんだよ。実際。会社も早めに抜けて、軽く軽食とってから余裕で会場へ。あれ、人少ないな。この前のがらがらだった大フィルのコンサートの時だって、もっともっとごみごみしてたのにな。 ここまできたら、いくら何でも間違えに気がつくよね。そう、フェスティバルホールは今日、休館日。 ふう。 というわけで昴奮さめやらぬまま開演。 なんか全然説明にもなんにもなってないね。ごめんね。 第二部も、コンセプトは一緒なんだけど。ワイヤーアクションとかあったりして踊りはより派手に。 最後は、Sing! Sing! Sing!だったっけ。 結構お客さんにアメリカ人らしき人たちが多くって、最後はもう総立ち。 なんかね。想い出してた。 もちろん、カーンは、サッカーという土俵の中で、今日のダンサー達のように綺麗に舞うことができて。 四肢を自由に動かして観客を魅了した今日のダンサーと、あの瞬間だけ、鍛え抜かれた四肢が凍り付いてしまったカーン。 ただ、その意味を考える時間、カーテンコールがもう少しほしかったな、ってことかな。 誤解がないように言っておくと、カーンの姿をみっともないと思ってる訳じゃないよ。それどころか、この上なくかっこいい。僕の文章力不足と、読解力不足でよけいな誤解が生じるといけないから一応言っておきます。 そっか。かっこいいかっこよさと、かっこわるいかっこよさを比べてたのかな。 |
さて。 演奏者もみんな初めてなら、ハコも初めて。何しろこけら落としの3日目だからね。そりゃあ初めてだって。 というわけで、慣れないなんば。ちょっと緊張して電車を降りたけど、地下を通って直接ハコのあるビルへ。もちろんこのビルもあたらしくって、ちょっとゴージャス。全然なんばじゃない。 一人ででてきた木村充揮。 もう、夢のような3時間でした。 ギターって、いいね。 |
さて、リピーター特集の最後を飾るのは、これは半年ぶりくらいかな? 綾戸智絵。それもビッグバンド付き。 この組み合わせはライブアルバムも出していて、聞き易い綾戸としておすすめ(ってどれでも聞き易くてどれでもおすすめなんだけどね)。 さて、ステージはいたってシンプル。フェスは舞台が大きいからジャズのオーケストラ、ビッグバンドも真ん中にこぢんまり。あとは妖しい飾りも綾戸用のピアノとかもなくて、床むきだし。 おっと、最初は緞帳が下りてたね、さいしょは。 おいおい、CDの通りじゃねえか。 ってまあ、当たり前なんだけど、ライブアルバムに曲目から編曲、間の取り方までおんなじ。つまりこれは、綾戸とプーシャ(シャープス&フラッツのことね)の新しいツアーではなくって、前の特別コンサートのツアー版。 これ、結構がっかりしちゃった。 そんなぶーぶー言いながら、美空ひばりのアレンジそのまま持ってきたラバカン(Lover, come back to me)とか、僕をジャズに導いた悪魔のYou'd be so nice to come home toとか、大喜びで聴いてしまったんだけど。それからインストのTake the A trainは、結構ソリスト気合い入ってたし。 ただね、やっぱり。 なんなんだろ、って考えてたんだけどね。それはきっと、ダイナミクス。 声とピアノだけでものすごい音の楽さを表現して、ネバネバと揺れながらブルーを表現する。こういう綾戸は、やっぱりちっちゃい編成がいいね。 数週間前の高槻は、ピアノとハープ、ギターだけだったらしい。それは聴いてみたかったな。 |
アリーナツアーから、ほとんど日がたっていないのだけれども、今度はスタジアムツアーの、あゆ。 いつも思うんだけど、客層広いよね、あゆ。子供連れのお母さんから、中学生の女の子。高校生の男の子に、OL、追っかけ系の野郎ども。そしてもちろんカップル。いかにもあゆあゆしたコスプレ系はあんまりいなくって。 前回のツアーが、広いけれども密室で演るように入念に創られたアトラクションだったのに対して、今回は、当たり前だけれどもオープンでラフなセット。緻密な踊りではなくて広々としたステージを駆け回るあゆがみられそう。 例によって30分以上開演は押して、やっと始まったステージ。 あゆを構成している曲って、大まかに二つに分かれると思うのだけれども。それは乱暴にいえば光と陰。Fly
HighやTraumaなどののり乗りチューンと、Duty,I'am...とかの剥きだしの痛みを投げつける唄たち。 今回は、それはもう、光の部分のオンパレード。Fly High, Boys & Girls, Traumaとかの大ヒットチューンをを惜しみなく使ってMCなしでとばすとばす。着替えの時間には昔のビデオクリップを生演奏でメドレーにして、でてきたあゆはそれこそ1枚目とかの大昔の曲をメドレーで歌う。 「ありがとうございました」 あゆの肉声は、グランド席の後ろまではっきり届いたよ。 たぶん本人の資質に反して、メジャーであること、メジャーであり続けることを受け入れたあゆ。のたうち回って創ったであろう大切な曲のかなりを切り捨ててみんなの求めるお祭りに徹したあゆ。
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なんかこのごろ、同じアーティストのコンサートに足繁く通う、っていうのが多くって。 入り口でもらうカロリーメイトも、舞台を覆っているスクリーンも、もちろん体験済みなんだけど。 ステージ前面に張られたスクリーンに、英語の字幕が流れていって、そして始まったステージ。 で、Styleからの3曲。 でも、ちょっと残念だったのは、要さんの、声。 こんな夜は ほら この、ほら。 でも、木蘭の涙、なのかな。やっぱり。 |
幸運にもチケットを入手できたから、行って来ました浜崎あゆみ。 前回はね、大阪ドーム。ベストアルバムは買ったけれども実質あゆ歴2週間だったんだ。だから、定番の盛り上がりチューンも僕の中で定番になってなくって、ちょっと寂しい思いをした。 あいにくの雨に、屋台やグッズを覗くのもそこそこに会場入りして、座席を確認。なんと城ホールの一番うしろ。しゅん。でもこの前のドームに比べたら全然オッケー。あゆ推定4センチ、前回比5倍。 もう結構経ってるから、曲とかあんまり覚えてないんだけれど。 あ、曲はね。 今回のテーマ、かどうか知らないけれども、直前にでたリミックスアルバムのテーマが、フェイク・ジャパニーズ。それに併せて、怪しい着付けの着物を着たあゆ。
曲として優れてるとは思わないんだけれども、その分気持ちだけは叩きつけられるように伝わってくるI am...。 僕はね、きっと信じていなかったんだ。 雑誌のグラビアやCM、そして生放送のテレビや、ドームで直接見てさえ、信じられなかったんだ。 次の曲かな、仁王と踊って赤い着物を脱ぎ捨てたあゆは、白いチャイナドレスになってストリートファイター張りのカンフーアクションへ。それからウエストサイド風ストリートで囚われの身になって。曲は良く覚えてないや。Never Everみたいなハードな曲が続いてた。僕の好きなDutyは無かったけれど、もう大満足。 第二部は、うって変わってフレンチカンカン。ひらひらスカートの踊り娘さんを従えて、豪華絢爛なショー。せっかくシングルまで買ったFree & Easy、あんまり重要な役回りでなかったのが残念。 アンコールの前にあゆぱんに教えてもらった踊りはFlower Garden。だっけ? 違ったな。なんだっけ。 最後、メンバー紹介から、ステージを走り回ってみんなに挨拶をするあゆ。 あゆの肉声は、城ホールの最後列まで、確かに届いたよ。 やっぱり、あゆかわいい。 |
前回のNO BALLADSに味を占めて、行って来ましたスターダストレビュー。 ただね、今回はかなり不安だったんだ。前回あれだけ派手にホーンセクション入れて、景気いい曲ばっかりで。僕はそれしかみてないからね。バラードばっかりのステージだったらどうしよう。 ついこの間出たアルバム。今回のツアータイトルにもなってるStyle。僕は彼らのまともな(ライブ盤ではない)オリジナルアルバムを聴くのが初めてだからよく分からないのだけれども、彼らのアルバムの中でも結構バラードより、らしい。 入り口でカロリーメイトもらっていざ入場。 神戸国際会館って、なんか立派。ロビーにバックスとか入っちゃってるし。でも飲むのはビールだけど。生もってこい。 ステージは、薄膜が張ってあって。なんと映像から始まった。これが彼らのスタイルだよ、みたいなことが英語字幕で流れてるんだと思ったけど、もう結構日にちが開いたから細かいところは覚えてないや。 ステージはね、昔の曲二曲で始まって。しゃべるしゃべる要さん。 でも、今回の目玉は、この二曲だね。 こんな夜は、ほら このね、ほら、って。ここだけ果てしなく優しくなる要の声。これがいいんだなあ。 後半は結構アップナンバーもちりばめて、大満足なコンサートでした。 |
さて、秋も更けての女性ボーカルシリーズ第二弾、にして最終回。おいおい。 待ってましたの綾戸智絵。 おばちゃんなんだけど新人歌手(デビュー4年目なんて、ジャズの世界ではホンの駆け出し)。なのにCD10枚目。ライブだってもう数え切れない。 ステージはなんと、緞帳が下りていて。どんなセッティングなのかもわからない。 ジャズボーカルのライブって、もしかして金沢のもっきりやでの浅川マキ以来? あの時も思ったんだけど、ボーカルって人気あるよね。(だって浅川マキ知ってる?知らないでしょ。でも満員なんだよ、もっきりや。てっきりがらがらだろうと開演直前に行った僕は、場所がなくってピアノの渋谷毅の横に座って聴きました。坂田明も浅川マキもほとんど見えず。渋谷毅には「暑いね」って脱いだジャケット持たされたし)僕は自分が楽器ふきでインストの音楽を演奏していたから、ボーカルの人気が(ジャズでも)高い、っていう理由がよくわからないんだけど、やっぱり演奏者の貌がよく見えるからかな。 まあそんなこんなで当然フェスは超満員。そして緞帳の向こうからは音楽が流れてきて、緞帳が上がった。 そして綾戸智絵。 ハンドマイクで唄う綾戸。CDで聴く通りの、ぶっとい声。心を、いや、フェス中の空気を満たす、声。 もったいないことに、しばらく断ってるから曲目とかあんまり覚えてないんだけど。覚えてるだけ書き連ねてみようかな。順番はきっと適当だけど。 書いてて思ったんだけど、ジャズ唄ってないね。おっかしいなあ。 まあでも、曲目を連ねていくことには意味がないね。もちろん楽しいしゃべりや、ギャグじみた踊りのパフォーマンスはあるけれど、普段ジャズなんて聴いたこともない大半の聴衆を、意味なんて分からない英語の歌で釘付けにする。そのパワー。 そのパワーの秘密は、やっぱり、声。 心地よい声に包まれて、大笑いした2時間でした。 |
秋も更けて、人の声が恋しくなる季節。女性ボーカルシリーズ第一弾は、チャラ。 何年ぶりになるんだろうな。オールスタンディングのハコで聴いたチャラ。オフマイクで叫んだ、手をつなごう!。やさしい気持ち。 プレオーダーで取ったチケットは、フェスの二階、結構後ろ側。そんなに大きくない会場だから全然見えない訳じゃないけれど、ちょっとしゅん。 会場は、若い女の子の二人連れが多くって、カップルはあんまりいない。話し声を聞いてると新しいファンの子が多いのかな。若いんだから当たり前か。 後ろからのスポット浴びてシルエットだけ浮かび上がるチャラ。長い髪とマント(?)のチャラ。 あれ、聴こえない。ドラムとギターにかき消されて、チャラの声が聞こえない。フェスの上の方の席だから、音がまわっちゃってるのかな、と思ってちょっとしゅん。2曲目もちょっと聴きにくかったけど。 でも、3曲目。 そして、その声のまま、あいのうた。この前リバイバルのスワロウテイルを見てきて、チャラの唄い方に改めて惚れ直したところだったけど、これも当時に比べてもっと深くてやさしい。 なんか、Junior Sweetのツアーみたいだな、と思った頃に、懐かしの曲、あたしなんで抱きしめたいんだろう。やっぱおどるなら昔の曲だね、とか思ってたら、DUCA。 結構あっさりと本編は終わっちゃって、(DUCAが最後だったっけ???)アンコール。ステージ中央に三個の椅子が並んでて。ダンサーのお姉ちゃん達とチャラのアカペラで、しましまのバンビ。 そうか。一人目の子供が産まれたときに作った歌を、二人目の子供のために歌ってるんだね。 Junior SweetとMadrigal以外は、DUCAとあたしなんで、、、しか演奏しない、とってもやさしい、とってもいいコンサートだったよ。 |
The Chiken |
実は私が、かなりのスタレビファンだと言うことを、知っている人はそんなに多くないと思う。しかし私は、スタレビのコアなファンのはずである。何しろ私は、SECRET
FACEと言うアルバムを持っているのである。 1.スターダスト・レビューのアルバムを3枚以上持っている。 つまりはマニア以外は聴いてはいけないアルバムなのである。 と言うわけで、このアルバムは愛聴するも、当時の私はこれ以上スタレビにはまることがなかった。ライナーの言うとおり、私にとってはまだ早すぎたのだろう。十年前の話である。 そして時が経ち、機は熟した。 相変わらず私は、スタレビのアルバムを聴いたことがなく、ライブにも行ったことがなかったが、三人の友達から勧められてライブに行くことになった。決して取り囲まれて脅されたわけではない。あくまで熱烈に勧められたのだった。 私はSECRET FACEしか聴いていないから、ハーモニーとバラードのバンドだという評判がうそっぱちだと言うことは、昔から知っていた。米米クラブに近い、コミックバンド的でブルージーなバンド、というのが私の中でのスタレビの位置づけだった。
と言うわけで、結構あくの強そうなバンドと客層に恐れをなしていたのだけれども、ライブアルバム、NO BALLADSを聴いて不安は吹っ飛んだ。だってこれ、かっこいい。BIG HORNS BEEというJB'sみたいなバンドを引き連れて、パワフルなだみ声が炸裂する。お遊びにはMoanin',So What等々ジャズのパロディが満載で。一回聴いて分かった。曲覚える必要は全くない。 と言うわけで、かなり楽しみに迎えた18日。 さて、開演。 まあでも、ここまでは予想の範囲内だったのだけれども。 アルバムでは分からなかった一番の魅力。それは、やっぱり「声」なんだよね。ヴォーカル、根本要の歌(しゃべりじゃないよ)。 勢いでいっぱい取ったチケットが余っちゃったからとか、会場でダフ屋に売ろうと思ったけどいなかったからとか、いろんな理由があるんだけれども、何よりももう一度あの場に身を置きたくて、次の日、19日もいそいそと会場へ。 今回は、一階スタンディング。 う、入れん。 昨日一階を覗いたのは開演の15分くらい前で、そのときはまだまだ入る余地があったから安心していたのだけれども、その15分間の差なのか、金曜日だからか分からないけれど、ドアを開けたらヒト、ひと、人。こぼれてきちゃいそうだからあわてて締めて。 その分、曲が、詞が、入ってきた。 NO BALLADSって言うタイトルの通り、バラッドはないんだけれども、一曲だけ。サックスのフューチャーで、「木蓮」。 なんかね。沁みた。 会場には、20年間スタレビ一筋、っていう感じのお姉さんが一人とか二人とかできてるんだけど、そういう人たちって、この曲をどう聴いてるんだろう。辛くないのかな。気持ちよく泣いて終わり、っていう曲じゃないと思うけどな。 でも、バラッド満載のライブには、行きたくないな(そんなんがあるかどうか知らんけど)。反則技は一回限りじゃなきゃ、ね。 ちょっとだけ、南港の風が、しみました。 |
まだまだ昼間の日差し。 一面のひまわり畑。そこに一人立つ少女(BOLERO)。そして混沌。5角形、6角形の化学式。原始から現在までの生命の系統樹。生命は形を取り、恐竜へ。そして海。原始の魚が泳ぐ。魚の後ろ半分は骨。恐竜の骨。海底に置き去られた椅子(深海)。一転、整然と並ぶプラント。再びひまわり畑。 ステージ上に立つ、人影。 やがてすべてが 散りゆく定めにあっても 声。圧倒的な存在感。張りと声量。高音域の伸びやかさ。そして何よりも鋭いエッジ。 半コーラスの花のあとは、I'll be。アコースティックな、ゆったりとしたアルバムのバージョン。 今日はゾウ、明日はライオンてなくらいに
桜井のギターが、桜井の声が、青い空に吸い込まれていく。途中からバンドのメンバーが参入するが、歓声や拍手の入り込む隙もなく、続けて演奏されたのは、lalala。 ああ、こう書いていくときりがないんだけれども。 僕は、その笑顔を、肉眼でみたよ。 だって、一番前の席、だったんだもん。 これがいいたいために、ずっと書いてきたんだけど。 でも、ほんとのクライマックスは、もっと後なんだよ。 そして、とっぷり日も暮れて。照明なしには舞台が見えなくなった頃。 そして、 DIVEから、シーラカンス。 僕の心の中に そして、まったく信じられないことに、シーラカンスから、手紙へ。 手紙のあとは、ニシエヒガシエ。そして光の射す方へ。深海の世界を直接引きずった二曲。いや、深海をエンターテイメントに昇華した二曲、かな。
連れてってくれないか 客席とステージを隔てる、柵。その柵を向こうから押さえている警備員。はじめの頃は、警備員さんの迷惑にならないように、柵に触らないようにしてたんだけれども、もう我慢できなかった。 連れてってくれないか。 海の中で泳ぐ、下半身が恐竜の骨のシーラカンスの映像が、密度の濃い短縮版「深海」の終わりを告げて。 そして、それからあとのことはあんまり覚えてないや。
ハレルヤ。客席のリフレインに桜井が強引に曲をかぶせる。 泣かないように 花で始まった夢のようなコンサートは、もう一度、花で、幕を閉じた。 アンコール。 そのあと、シングルのB面の知らない曲と、新しい曲を演奏して、コンサートは終わった。
ありがとう。 |
前回、「次のコンサートは色物」っていってたんだけど、その色物は、この浜崎あゆみではないよ。いっておくと。 僕はほとんどテレビみないし、歌番組なんかまったくみないから、しゃべり方も、顔さえもほとんど意識してなくって。 そのベスト盤に入っているライブの応募券。友達にあげたその応募券が当選して、巡り巡って僕のところに廻ってきたチケット。 痛い、んだ。浜崎あゆみ。 ブルースは、その音楽的構造はシンプルでも、魂は複雑だ。 花村萬月「ブルース」より そう、浜崎あゆみは、ブルースなんだ。 今日のうれしかった顔、今日の哀しかった顔。 コンサートの中で、わかりやすい踊りを全員で踊るこの曲の題名が、トラウマ。めっちゃかわいい笑顔も、痛々しく見えるよね。 まあ、そんなことはいいんだけれども。 開演に時間前に待ち合わせて、とりあえずグッズ売場に直行。そこでしこたま買い物をして、さあビール。ぷはぁ。この一杯がたまらんね。 答えは、YES。ちゃんとまわってました。開演前だけどね。 浮いたらどうしよう、って心配していた客層も、思ったより高いね。っていうかバラエティに富んでいる。 コンサートは、押す押す。 中から出てきた、浜崎あゆみ。 かわいい、けど、小さい。マッチ棒の頭くらい。ステージ左右のモニタをみることが多いのはしょうがないね。 コンサートは、想像してたのとまったく違って、ハードでした。 今日はどうもありがとうございました。 第二部(?)はトークセッション。 駆け込みの予習は、曲はみんな分かったけど、歌詞はやっぱり分からないのが多くて、歌えませんでした。反省。
さて、次のポップスはいいぞ。みんながうらやましがるといけないから、まだ秘密だけど、すごいぞ。 |
2001年4月12日(木) |
seven steps to Heven |
大人になった? 原くんのニューヨークカルテット このごろとんとご無沙汰になっちゃったけれども、もともとジャズの人なんです、私。今回はひょんなことで、大坂くん抜きの原くんグループ。 ステージの楽器を見渡すと、ウッドベースのアンプはあるものの、他にはマイクのたぐいは見あたらず。すべて生音らしい。からのラッパのスタンドの隣には、フリューゲルホーン。ううむ。原くんも大人になったのね。 最初の曲は、あれ、聴いたことがあるけど。なんだったっけ、これ。と思ったら、マイルスのseven
steps to heaven。今回は、ショーター時代のマイルスバンドがテーマなんだそうだ。その後も、81,circleなど、聴いたら分かるけど曲名云われても、って曲が続く(なんてくくりや)。 20分くらいの休憩を挟んで、後半のセット。前半で満足しちゃったのか、結構な人が帰っちゃった。もったいないね。 後半はメンバーのオリジナル中心。といっても原くんのじゃなくって、ニューヨークから連れてきたリズムセクションの曲。しかしこの人達、名前と風貌からはニューヨークと云うよりも南米系の人たちなのではないかしら。パワーありそうな体格の割にあまり外れたことをしないリズムセクションでした。 さいごの一曲で辻褄あわせたみたいだけど、久々のジャズ、とってもおもしろかった。 |