【"THE GARDEN "#6-1】


INDEX GALLERY

" THE GARDEN " シリーズ 回顧展 ---Exhibition 6---


"THE GARDEN" #6
天・地・人
DOCUENTATION OF AN ARTIST:
ジェームス・タレル/JAMUS TURRELL

-------------------------------------
CD-ROM PRODUCED AND DIRECTED BY MASAKI WADA
CO-PRODUCED BY KAZU YANAGI AND MOTOYUKI FUJIMORI

1995年9月6日〜9月26日

ジェームス・タレル/1943年ロサンジェルス生まれ

協力:日本ポラロイド株式会社
EXHIBITION COORDINATION : FIA.INC,KYOTO



  
●有史以来、人類はこの地球生命体の一員でありながら頭脳が宇宙に開示された存在として、有機的生命進化の最後の頂点に立っています。しかし時代の要請は過酷にもコンピューターの出現によって、今後いわばシリコン生命体との共存をはからねばならないことを人類に課しています。それは人類が唯一自然界に内在するあらゆる力(電磁力、核力、重力など)を全てコントロールする可能性を秘めているがゆえの試練です。

●実は、こうした情報は全て光という物質メッセージの形で日々私たちの手元に届いています。そして、物質が光による解放をめざし、光が物質を生み出しているこの事情をもっともよく知っているアーティストとしてジェームス・タレルがいます。

●タレルは空間の中の光が実体化することを数多く試みています。ついにローデンクレーター・プロジェクトという太陽系との相愛にみちた作品を制作するに至っています。それはほぼ真円に近いクレーターの底からの天空の知覚(青空や満天の星の変動)であり、クレーターの地下の細長いトンネルを通して地下室の壁に出現する月の映像(地球大のピンホールカメラ)であったりするということです。

●今回このタレルのほぼ全作品を収録し、人の知覚のメカニズムを通し、自然=宇宙空間の認識の可能性を開示してくれるCD−ROMが、和田昌樹氏の尽力により完成しました。そして幸運にも、この映像を私どものギャラリーで、はじめて公開することになりました。


会場では、CD-ROMに収められたローデンクレーター・プロジェクトの映像がプロジェクターにより拡大投影して公開されました。
このページは、その映像を収録、編集して作成いたしました。したがいまして、この電脳スペースの画像は、
CD-ROMの画像そのままではなく、この記録ページ用に再編集加工されていますので、ご了承下さい。



▼… [Next]天・地・人 (2)


(1999.10.4.掲載)