My Favourite Place in U.S.A

JULY 1992/text and photographs by Ko Ito

はじめてセスナというやつに乗って複雑な気分だった。
ラスベガス空港を飛び立つとすぐ眼下に広がったのは、果てしなく続く"ただの"岩山の風景。
約1時間、ずっとずっと同じような景色が続く。
アメリカのどこにでもある過剰なサービスを象徴しているかのようだ。
でも、こうやってあらためて写真を整理していると、
そんなひつこい光景をなぜか50枚近くのシャッターを押している自分に気づく。
神々の造り出した自然の前に自分の非力をさらけ出しているようだ。


CONTENTS THE ORTHODOX GRAND CANYON GRAND CANYON WITH WATER
THE UNUSUAL GRAND CANYON GOOD BYE GARAND CANYON

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THE ORTHODOX GRAND CANYON

サウス・リムから写真でおなじみの風景とながめていると、
ひとりであの荒野にほうり出されたときの恐怖を感じてしまう。
谷の下からもしはいだせたとしても、人がいる場所に二度と帰ることができないだろう。

一泊して、夜のキャニオンの大地をレストランを求めて歩いていると、
ここが同じアメリカかと思うほど静寂につつまれていた。
たどり着いたレストランは、10年くらい前の映画に出てきそうな古き良きアメリカの匂いがした。

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GRAND CANYON WITH WATER

グランドキャニオンは今から1千年前に2つの川が一つ
になって高原の中を流れはじめて今日にいたるまでの長
い長い年月をかけて今の姿になったという。

峡谷の長さは350km、谷の幅は6、5km〜1737km、そして高
さは1375〜1735mにも達する。はるか彼方にみえる同じよ
うな形をした高原の頂を眺めていると、その渓谷はどこ
まで行っても途切れることがないように思えてくる。

そして、静まりかえった空間を見ていると、小さな自分
の存在がより小さく感じられる。その創造の年月を考える
と、自分の毎日していることがとてもちっぽけでくだら
なく感じてくる。

吹いている風の種類まで、日本で吹いているそれとまっ
たく別のような気がしてくる。

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THE UNUSUAL GRAND CANYON

悠久の時の流れは、人間というちっぽけな存在が考えることのできないの大パノラマを
創造した。この大自然を前にしたとき、人は何を考え、何を感じればばよいのだろう。

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GOOD BYE GARAND CANYON
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