幌を修理してみる

新車から15年目にしてついに幌が壊れた。しくしく。直すのだ。

と、言っても大した事は無い。裏側の幌と骨を固定しているループになってる部分の接着が剥がれたのだ。


真ん中の骨だ。ちくわ状に巻き込むようにして骨に固定されている。この接着が剥がれた。80Km/hくらい出すと屋根がバタバタベチベチと暴れてすごくうっとぉしい。

この接着、市販の接着剤を使うと短期間に剥がれてしまうらしい。実は幌修理用の純正接着剤が有るのだっ!


これだ。パーツリストには載ってないのだが、サービスマニュアルを見ると載っている。部品番号は K180-W0-313 である。部品番号は変わっているらしいが、この部品番号で注文すると自動的に新しい部品番号で出てくるので大丈夫。実際、私は前述の部品番号で注文した。750円だったかなー。マツダ部品で買えます。 ちなみに幌の破れを補修する「当て布」も純正で用意されている。

市販のゴム系接着剤と同様の使い方だ。接着面の汚れを落とし、接着面の両面に薄く塗布し、数分待ってベト付かなくなるくらいまで乾いてから接着面を合わせて圧着する。乾いてから張り合わせるのがポイント。


垂らすと面倒なのでビニールでマスキング。幌を写真の状態に浮かせて、室内に座り込んで作業した。どういう体制でやれば巧く塗布出来るか、何度かシュミレーションをやってから実行。厚紙を折ってその上に接着剤を出し、丁度良い幅のヘラでそれをすくうようにして幌に塗り付けた。ハミ出さないよう、垂れないよう、最小限に薄く塗る。で、乾いてから貼り合わせて幌の上から圧着。完成。意外と簡単だった。室内への被害は皆無。ちなみにかなりシンナー臭くてラリってくるのご注意あれ(笑)。

この純正接着剤、沖縄の炎天下でも剥げてこないそうで、さすが純正。市販接着剤を使うと炎天下で剥げてくるらしい。10年くらい前に沖縄の知人がそう言ってたのを思い出した次第である。

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