油温

ロドスタの油温ってどれくらいまで上がるんだろう? 実は新車の時にナラシが終ると同時にオイルクーラーを付けてしまったのでオイルクーラーの無いロドスタの油温がどれくらいまで上がるのかは知らない。オイルクーラー無しで油温計を付けている人の話によれば130度は楽に越えるらしい。ただ、NA8Cは水冷式のオイルクーラーが標準で付いているので1600ほど油温は上がらない。長岡の友人の話では1800でエビスサーキットを30分間全開走行しても110度くらいだったらしい。

私のロドスタの油温のデータをまとめてみよう。NA6CE A/C無し、P/S無しの車のデーターだ。ラジエターはノーマル。 ノーマルエンジンの時の油温はうろ覚えなので多少の前後は有るかも。サーモ無いから油温はいつも乱高下してたし(^^;;;。

ノーマルエンジン+6段クーラー(サーモスタット無し) ハイコンプエンジン+9段クーラー(サーモスタット付き) 左記+ROMチューン
冬場 60Km/h定速走行 65度 (^^; 85度 85度
夏場 60Km/h 定速走行 85度 90度 90度
冬場 100km/h 定速走行 95度 90度 90度
夏場 100km/h 定速走行 100度 95度 95度
いつもの峠 全開走行(約3分) 108度 110度 114度 (^^;;;;
街乗り 冬場 80度 85度 85度
街乗り 夏場 90度 90度 90度
冬場 渋滞(加減速多し) 90度 95度 95度
夏場 渋滞(加減速多し) 100度 100度 100度

ノーマルエンジンからハイコンプエンジンにした時にオイルクーラーを1.5倍のサイズに変更している。にもかかわらず油温が上昇してしまった部分も有る。もちろんサーモスタット付の為に低負荷時のオーバークールが無くなった事も有るが、そうではない部分もある。これはエンジンの発熱量の上昇分をオイルクーラーのサイズアップで補えなかったって事だと思う。正直な話もうちょい大型のオイルクーラーが欲しい。ROMチューンを行なった事で高負荷時の油温が上がった事も解かると思う。低負荷時はROM チューンしたからといって変わるものではない。ROMチューンにより全開高回転の時に発生するパワーが上がる。つまり熱量が上がってしまうので油温には厳しくなるわけ。燃料は薄いし点火時期も進んでるんだから燃焼温度が上がってしまうのは当然の事なのだ。

98年8月8日の夕方にオイルクーラーにダンボールをかぶせて風が当たらないようにして走ってみる実験を行なった。気温は25度以下だと思う。Tシャツで走ると肌寒いくらいだった。峠を走ってみるほど無謀ではないので街乗りと5速100Km/h定速走行の実験だけ。結果は街乗りで110度、100Km/hでは僅か1分で110度を超えたのでテストを中止した。100Km/hのテスト時は凄い速さで油温計の針が上昇し、あっという間に110度に達した。油温上昇は止まる気配はなく上昇を続けそうだったのでテストを中止したわけ。テスト中は終始100度を超えていて下り坂のエンジンブレーキなどでもそれ以下に下がる事はなかった。

オイルクーラーをふさいだとは言えそこに熱交換器がある以上風が当たらなくても多少の放熱は行われる筈だし、私の車ではオイルの総容量が5リットルくらいになっているのでオイルクーラーが付いていないノーマル車よりは油温が上がりにくい筈だ。A/C付きの車両はラジエター直前にコンデンサー(エアコンの熱交換器)が有るのでラジエターへの風当たりが弱いし、真夏にエアコンを使った場合はもっと激しい熱負荷がかかる。一体どれくらいの温度まで上がっているんだろうか? エアコン効かせて涼しい顔をしているあなたの代わりにエンジンは悲鳴を上げているのだ。エンジン君が可哀相だと思いませんか?

ちなみにメタルが耐えられる温度は150度が限界と言われている。ベスモで乱サーエボが油温140度を超えてブローしたというのは当然の事。ロドスタも130度は軽く超えると言う。恐いですねぇ。私の車はラジエターはノーマルだがどんな走り方をしても水温は上がらない。ピタリと安定している。しかし水温が上がるという話は良く聞く。水温が上がってしまうほどの時って油温だって上がってるんですよ。ピストンを最初に冷却しているのはオイルなんだから。

高負荷走行後にアイドリングでカラカラと音を出しているあなた!それは油温が上がってオイル粘度が下がり、油圧が下がってしまった結果ラッシュアジャスターが音を出してるんですよ! 高負荷走行後にアイドリング時の油圧がいつもより低いあなた! それも油温が上がってるんですよ!

<悪魔のささやき>
オイルクーラーって最近安くなったよねぇ〜。 エンジン君の為に付けてあげましょうよ。 ふふふのふ。
</悪魔のささやき>

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