R12ガスのエアコンについて

エアコンが無いと死んじゃうとかガマンならんって人も多いかと思います。R12ガスっていつまで手に入るのでしょうか?

R12タイプのエアコンガスはすでに生産が終了しているのは皆さんご存知だと思います。ロドスタの場合NA8Cへのマイナチェンジで134aタイプの新冷媒に切り替わりました。1800ccの車両なら新冷媒採用のエアコンなのでここから先は読まなくても良いです(笑)。

普通の人が普通の車に乗ってるならば10年前後で車の寿命を迎えて廃車になってしまいます。R12ガスを使った最後の車が92年頃だったような気がするので2002年頃にはR12ガスの需要はほとんど無くなるでしょう。その頃まで市場在庫は続くのだろうか? しかし、ロドスタに乗っている人達は10年で廃車にしようなんて考えてない人がたくさんいます。私だってもう7年も乗ってますがまだまだ乗り続けます。いつかは市場在庫が無くなりガスが手に入らなくなる時が来ますね。(私はエアコン付いてないから関係ないのだが)

R12ガスが生産を終了するかしないかの頃にR12ガスの価格が急激に上昇しました。通常なら数百円/250gで買えた物が末端価格で3500円くらいになったのです。ところが翌年以降にガスの価格は下がり続け、98年3月現在の末端価格はなんと300円/250gです。なぜそんなに安いのか?需要がない訳ではありません。134aのガスの方が需要は少ないんです。134aガスを使っている車はまだ新しいので壊れません。修理や補充用としての需要はR12の方が数倍有るのです。ところが流通在庫が多すぎて需要よりも供給が上回ってるんです。価格高騰した頃に買いだめして一儲けしようとした連中が倒産して在庫を放出してるんですね。チャンスです。R12ガスを使っているエアコンを装備している車に乗っている人は今のうちに買いだめしておきましょう(笑)。ガスの生産はとっくに終ってますからいつまで手に入るかは判りません。

普通の車のエアコンが壊れ始めるのが平均すると大体5〜6年目くらい。10年間エアコンが壊れない車は珍しいかも。デンソー製のエアコンは比較的壊れにくいんだけどね。一番多い故障はなんと言っても配管継ぎ目からのガス漏れ。Oリングを交換すれば直るのだけど、この修理でもガスを700gくらい使っちゃう。漏れ個所が判らない場合は一度ガスと一緒に蛍光剤を注入、しばらくしてから紫外線ランプを当てて漏れた場所を探す。漏れが判ったら漏れ個所を修理して再びガスチャージする。この場合フロン回収機を使わないならば4〜5本くらいガスを使っちゃう。コンデンサー、エバボレーター、エキスパンションバルブ、コンプレッサー、各部配管の継ぎ目、etc...。漏れる場所はいっぱい有ります。エアコンって壊れ始めると毎年違う場所が壊れる事が良くあります。古くなったエアコンはとにかく金がかかります。

そんな壊れやすいエアコンをこの先長い事維持していく為には大量のガスを買いだめしておいた方が良いでしょう。エアコンなんか要らないっていうならどーでもいいけどね。わたしゃエアコンなんか要らんから何の心配もないだ!むはははは。