Snap-on ラチェッティングドライバ

私の超お気に入り工具なのだ。Snap-onのラチェッティングドライバと言うとフルサイズのモノを買う人が多いのだが、私が買ったのは小型なヤツ。ラチェッティングドライバは細かいところとか比較的軽いネジをチャカチャカと小気味良く回したい。内装をバラす時とかには最適。そんな用途なら小型なモノで手の平に収まるサイズの方が使いやすいのだ。フルサイズのドライバならシャフトを指でくるくる回せば素早く回せるのでラチェットになってなくても良いし。でね、この小型なヤツがすっごく使えるし細かなラチェットの動きなんか実に素晴らしいのよ。


ローレットが切られたシャフトは指先でクルクル回すのに都合が良いし、それに適した握り方でグリップ部分は手の平に良く馴染む。


手の平でシッカリ握ってフルパワーを掛ける時にも手に馴染むグリップ。この馴染む形状と気持ち良いラチェットの動きは、意味も無く手に取って手の中でキリキリと回していたくなる(笑)。

ビットはマグネットキャッチになっていて、本体にサクっと刺すとマグネットで固定される。ボールでロックするタイプではないので、ロック溝の有無に関係なく市販の6.35mmビットがすべて使える。マグネット式なので先端は自動的に磁化される為、マグネットドライバのように使える。


そして何と言っても素晴らしいのは標準で付いてくるこのACRビットだ。ACRビットのアンチカムアウト性能は実に素晴らしい。押しつける力をほとんど使わなくても滑らないのだ。試しにフルパワーでネジを締めながら押す力を徐々に緩めてみたが、押す力がゼロでも滑らなかった。それどころか引っ張る方向に力を加えても滑る事はなく、最終的はビットがネジに食いついたまま本体から抜けてしまった。「押し7の回し3」と言う+ドライバの基本を覆す素晴らしさ。ACRおそるべし! ラチェットではない普通のSnap-onの+ドライバでもACRを採用しているタイプが有るのだが、それよりもこのACRビットの方が耐久性も性能も上回っているように思う。普通のドライバのACRはすぐに目が潰れて初期性能を維持できないが、このビットはけっこ持ちが宜しい。さすがにビットの摩耗は保証してくれないのでビットが減ったら買い替えになるのだが、ビットの価格は数百円なので痛くもなんともない。もちろん本体が壊れれば保証してもらえるのは言うまでもない。

このラチェッテングドライバ、一度使うと病み付きで手放せないお気に入り工具になる事は間違い無い。買って損はないですぜ。お勧めだす。

# なぜかACRビットに関しては日本のネジに形が合わないって事は無い。

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