続 NNL690
2500Km走行後 圧縮圧力測定

NNL690を添加してから2500Kmを走行した。オイル交換直前とオイル交換直後の圧縮圧力を測定したデータはこちらで公開済みだ。5000Km走行のオイルと新油で驚くべき差が計測されたのは記憶に新しい。その後にNNL690を添加して究極のエコランテストをやった。この前述の2つの記事を読んでない人は先に読んでおいて欲しい。

NNL690でのエコランテストでは過去のエコランテストでは出なかった4%の燃費差が出たわけだが、それを誤差と捉えるか、有意差と捉えるか、それぞれの意見があちこちで交錯したようだ。私の個人的な判断では「有意差」と捉えても良いのではないかと思っている。燃費計測では不確定要素が多過ぎて条件を揃える事が難しいが、私としてはかなり高いレベルで条件を揃えたつもりだし、過去4年間はそれで僅かな誤差に収まっていたわけである。今回、過去の平均値に対して4%以上の差が出たわけで、有意な差と私は考えている。僅か4%なのだが、添加剤による摩擦係数低減で得られる燃費向上率なんかそんなモンが限界だろう。むしろ計測できた事が奇跡的だと思うのだ。20%向上なんてどう考えても有り得ないのだ。ガソリンエンジンの熱効率を30%から36%にまで向上させなければならないわけで、そんな事が出来たらノーベル賞モンだと思うのである。 添加剤だのオカルトグッズで20%向上は有り得ない。

さて、では不確定要素がほとんど無い計測器を使った圧縮圧力測定ではどんな差が出るのか? オイル交換だけで大幅に圧縮圧力が上昇した前回の結果はこちら↓

. 1番 2番 3番 4番
エンジンオイル交換前 1.12Mpa 1.18Mpa 1.12Mpa 1.18Mpa
エンジンオイル交換後 1.33Mpa 1.36Mpa 1.40Mpa 1.36Mpa
圧縮上昇率 18.8% 15.2% 25.0% 15.2%

さて、これがNNL690添加でどう変化する?

1、新油から2500Km走ってオイルが劣化し、圧縮圧力が下がる
2、NNL690の共晶膜効果で圧縮圧力が上昇する
3、相乗効果でほぼ差が出ない
4、NNL690効果は無く、オイル劣化の影響で圧縮圧力が下がる

うーん、どうなるんだろう? 楽しみである。測定前に私が勝手に想像したのは「3」だ。 測定方法は前回と同じ。ピストンの熱膨張を考慮して十分に暖機。アイドリングだけではなく、3000〜3500回転をキープしてピストン温度を十分に上げる。ガンガン空ぶかしもやる。バッテリ電圧の影響を受けないように定格600Aで最大1200Aを流せる外部バッテリを接続した。実は測定中は前回の結果を覚えていなかったので、数値が向上しているのか悪化しているのか解らずに測定していた。その結果は...

. 1番 2番 3番 4番
エンジンオイル交換前 1.12Mpa 1.18Mpa 1.12Mpa 1.18Mpa
エンジンオイル交換後 1.33Mpa 1.36Mpa 1.40Mpa 1.36Mpa
NNL690添加後 2500Km走行 1.40Mpa 1.40Mpa 1.45Mpa 1.45Mpa

# 記事をアップロードした直後、2番と3番のデータが入れ替わってました。
# 7/1朝に修正しました。

ををおおぉぉぉぉぉぉ〜っっ! コレはびっくりだ。

ちゃんと圧縮圧力が上昇しているではないか! これはつまり共晶膜とやらがちゃんと機能していると言う事か。ここまでやったら、5000Km走行後の圧縮圧力も測定してみたい。5000Km走行後にもほぼ同様の圧縮圧力を維持出来てたらスゴイ?

が、この結果にも測定時の大気圧がどーのこーのと言ってくるヒトもいると思われる(笑)。 大気圧まで揃えるのは私には無理です。そこまで文句を付けるヒトは自分で大気圧を揃えて気温も揃えて測定器を用意して自分で計測してください(笑)。しかし、大気圧が台風並の超大型低気圧で0.005Mpaくらい変動した所で結果に大きな差は出るんだろうか?(^^;

ま、勝手に判断してくだい。

ちなみに何度も書きますが、私は添加剤とかオカルト商品は大嫌いです。オカルト&添加剤否定派です。

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