メンテナンス機能

内部抵抗が極端に大きくなったバッテリや、電圧がほぼゼロに近いくらい放電してしまったバッテリの場合、普通に充電しようとするとエラーが出て充電出来ない。その場合にはメンテナンスモードで充電を試みる。

このモードはエラーを無視して電流を流す事でなんとか無理矢理充電して電圧が上昇するのを待つ感じ。ある程度電圧が上がるとエラーが出ずに普通に充電出来るようになるので、しばらくメンテモードを試した後に普通に充電してみるべし。

メンテナンス機能は、エラーが出て普通に充電出来ないバッテリを無理矢理充電するモードであり、普通に充電出来るバッテリなら普通に充電した方がサルフェーション除去効果は高い。エラーが出ないバッテリをメンテナンス充電する必要は無いので勘違いしないように(笑)。


そのメンテナンスモード時の波形がコレ。

縦軸のスケールが20mVになっている。小さなパルスをじっくり流すのか? マイコンがナニを考えているのか知らないが、状況によっていろいろな波形を出すようだ。

リレーがカチカチとON-OFFを繰り返す場合も有り、この場合の復活率は低い。だが、カチカチ音が何時の間にか消えて普通に充電出来るようになる場合も有る。

メンテナンスモードに関しては過大な期待はしない方が良い。かなりの数のバッテリで実験したが、メンテモードが必要になるようなバッテリが完全復活する例は少ない。電圧は十分に復活しても容量が復活しない例が多い。それでもなんとかして復活を試みる裏技も有りますが...(笑)

エラー無しで普通に充電出来るバッテリが復活する例は多い。CCAテスタなどで測って完全復活した例はいっぱい。

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