Back 2月6日(土) 朝、ダブリン この日の予定
前日に、妻が電話でムースさんご夫妻と会う約束をしていた。 待ち合わせは朝10時、トリニティ大学の正門前にて。 ・・・というわけで・・・
ダブリンで迎えた最初の朝
ホテルで朝食を済ませ、9時ごろにはさっさとチェックアウトした。 今夜はいったいどこに泊まることになるのやら。
ホテルを出て、朝のダブリンの空気に触れる。空は結構 晴れてる。 しかし実際のところ・・・必要以上に覚悟していたおかげか、 寒いことは寒かったが、東京と比べて極端に寒いとは感じなかった (でもやっぱり寒かったけど、2月だし・・・当然と言えば当然だ)。 世界地図で見ると、アイルランドは日本と比べてかなり北に位置するものの、 はるか南のメキシコ湾からの暖流が近くを通っているおかげで、 緯度の割には暖かいそうだ。 雨はしょっちゅう降ってるものの、雪が降ることはかなり珍しいらしい。 そういう意味では、故郷の秋田の冬の方がよっぽど寒い。 「寒い国」 ということで一応書いておくと、 "アイスランド" は "アイルランド" と名前が似てるので、 混同してる人がたま〜にいる(?)が、この2つの国は違う国である、念のため(笑)。 ここはアイルランド。
ともかく、やや早めではあるが、待ち合わせ場所である「トリニティ大学」に向かう。 昨夜泊まったオーモンドホテルは、 「リフィー川」 の北岸に沿った通りにある。 ホテルのすぐそばの橋を渡って、目的地のある川の南側へ移動する。 リフィー川は、ダブリン市の中央を西から東へ流れる川(というか、川沿いに街が出来たのだけど)。 市内の川幅はそこそこ広く、流れはゆったり。川の色は黒くて、ハッキリ言ってあまりキレイには見えない。 水が汚いというより、底の土が黒いとか。 この川の南北両岸にはそれぞれ一方通行の道路が走っている。 言って見れば、リフィー川が太すぎるセンターライン。 その道路沿いに、広い川を挟んで向かい合うように建物が並んでいる。 レンガ作りの建物たちは高さもバランスよく、 店舗の前面は色とりどりに塗られている。 色とりどりなのだけど統一感があって、落ち着いている。 橋の真ん中から、両岸に立ち並ぶ町並みを眺めるのは、結構気に入った。 北岸から南岸へ着いたら、川沿いの道から一本陸に入った道を東へ向かう。 道路には日本車が目立つ。 しかも左側通行なので、道路だけ見ている限りではなんとなく馴染み深い気もした。 (ダブリン市の詳しい様子については、 今後の旅行記でも書く機会がたくさんあるので、とりあえず割愛。)
地図で場所を確認していたので、待ち合わせ場所までは迷わなかった。 ちょっと時間が余ったので、 もの珍しさでその辺をぶらぶらしてたら、あっと言う間に約束の時間。 トリニティ大学の正門前まで行くと、日本人は他にいなかったので、お互いすぐにわかった。 ムースさんご夫妻と対面 ムースさんは、おヒゲがトレードマークの山男といった風貌。 それに対し、奥さんは小柄で繊細そうな女性。 失礼を承知であえて言うと、外見のミスマッチ感がナイスなご夫婦だ(^^)。 しかし、ムースさんは話をしてみると、その外見とは違って(?)マイルドで優しい人である。 ご夫婦同い歳で、僕らより2〜3つ上くらい。 挨拶を済ませると、 ムースさんに案内されるままに、歩いて5分もしないところにある、 喫茶店 「ビューリーズ」 へ向かう。 晴れてたと思ってたら、いつの間にかどんよりした空模様。 ちょうど小雨が降ってきた。 「ビューリーズ」 でお茶をする 「ビューリーズ」 は人気のある店らしくて、賑わっていた。 喫茶店というよりファーストフード店か。 僕らは朝食をしっかり取ったあとだったので、紅茶とデザートだけ購入して席についた。 アイルランドでは、だいたいどんな店でも紅茶はポットでたぷっり飲める。しかも安い。 後日、妻がおみやげにとこの店でティーバッグを購入したのだが、メチャクチャ安かった。 日本でティータイムというと、ちょっと上品でかしこまった感じがするが、 この国でのお茶はどっちかというと、ガブ飲み感覚だ。 自然で当然な飲み物で、食事のときには無くてはならい。 アイルランドは乳製品もうまいので、ミルクティーにするのがお勧めだ。 逆に、コーヒーは濃くてとても苦い。 たまには気分転換に飲んでみたけど、あんまりお勧めではない。
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