『地球の歩き方』 訂正表
何かと便利な 『地球の歩き方』 シリーズですが、
一方 「記述に誤りが多い」 との声も結構聞きます。
僕らも今回の旅行では 『アイルランド '98〜99年版』 を持って行ったのですが、
やはり現地でいくつのミスに気付きました。
このページでは、その辺をまとめてみたいと思います。
また、このページは同書を誹謗中傷するものではありません。
これから同書を利用しての旅行を考えている方へのアドバイスになればと思い掲載しました。
適当なタイミングで出版社にも投稿するつもりでおります。
このページへの投稿も、メール・掲示板などでどうぞ。
ただし、時刻・料金等は常に変動の可能性があるので、
ここではあまり扱わないこととします。
このページは
『地球の歩き方81 アイルランド '98〜99年版』
改訂版第4版第1刷
をもとに作成しております。
これ以外の版・刷については当てはまらない場合もあると思います。
19ページ/アイルランド全図
?原書 :
地図右上部の街名が "Coleraline" となっている。
○訂正 :
"Coleraine" が正しい(他のページではあっている)。
>補足 :
また195ページではカタカナで "コレライン" と紹介されているが、
現地の発音を聞いたところ "コルレイン" "コーレーン" と読んだほうが通じやすいかも。
27ページのダブリン市街図
?原書 :
地図中央の "国立博物館" "アイルランド議会" "自然史博物館" "国立美術館" の位置がおかしいようだ。
○訂正 :
文字で説明するのは難しいので、現地で観光マップを入手して確認すべし。
>補足 :
83ページ/ニューグレンジとその周辺
?原書 :
地図のスケールが "0〜80km" となっている。
○訂正 :
正確なスケールはわからないが、地図上で80kmとなっている長さは
実際はおよそ3km程度。
>補足 :
ビジターセンターでもらった資料にて確認。
92ページ/ページ左下、タロ・ストーンへの入り方
?原書 :
ゴールウェイからR348で約20km。北側にある。
○訂正 :
ゴールウェイからR348で約20km。南側にある。
>補足 :
その1: R348で走る距離は確かに約20kmではあるが、
ゴールウェイの中心部からは約40kmある。
その2: 僕ならばこう書く・・・
「ゴールウェイからN6で東へ約40km、LOUGHREAという街の北、Bullaun村のそばにある。」
・・・ドライブするならこの方が行きやすいと思う。
101ページ/イニシュモア島の遺跡の位置
?原書 :
Seven Churchesとも呼ばれている。
その北に細い道を下った所に紀元前1世紀に建てられた石造りの砦 Dun Eoghanachtaがある。
○訂正 :
"Dun Eoghanachta" は "Seven Churches" の 「南」、「細い道を登った所」にある。
>補足 :
現地で購入したアラン島地図(2万5千分の1)で確認。
アイルランドで入手したアラン諸島のパンフにもイニシュモア島の遺跡マップが載ってましたが、
かなりシンボル化されており、はっきり言って散策には使えません。
ただでさえあの辺の遺跡には案内板などが充実していないので迷います。
散策する人は、正確な地図を入手することをお勧めします。
117ページ/スライゴ市街の歩き方
?原書 :
「街の北に見えるベン・ブレペン山の山頂に古代遺跡がある」
○訂正 :
「街の西に見えるノックナリーKnocknaree山の山頂に古代遺跡(女王メイヴの墓)がある」
>補足 :
スライゴからは、北にベン・ブレペン山が、西にノックナリー山が見える。
共にインパクトのある山であるため、混同してこのような記述になったのではないだろうか?
僕の手元の資料では 「ベン・ブレペン山の山頂に古代遺跡がある」 ということを否定も肯定もできないが、
どちらかと言えば
「ノックナリー山の山頂にある女王メイヴの墓(Queen Maeve's grave または Maeve's Cairn)」のほうが有名だし、こちらを書くべきだと思う。
実際この山の頂上にある突起物は遠くからでも確認できる
(『地球の歩き方』の116ページの写真を見て下さい。カロウモア遺跡のはるか後方に見える山にもしっかり写っているでしょう!)。
女王メイヴは、ケルト神話に登場する女神。『ケルトの神話』(ちくま文庫、井村君江著)の188ページにも、この墓のことが書かれている。
168ページ/アデア村の位置
?原書 :
リムリックの南東
○訂正 :
リムリックの南西
>補足 :
208ページ/通貨と両替
?原書 :
コインは1pからIR£1まで7種類あり円形で50pのみ6角形
○訂正 :
"7角形" です(^^;;
>補足 :
210ページ/バス・エーランの主要ルート図
?原書 :
図の左上部 "レケタニー"
○訂正 :
"レタケニーLetterkenny" です(^^;;
>補足 :
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Written by. Akibon
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