波留子の「どこか行きたい病」がピークに達し、 みかねたあきぼんが、土曜日休んでどっか行くことに同意。 早速「じゃらん」を買い込んでリサーチするものの、 1泊2日であんまり遠くへは行けないし、週末はどこも結構高いし。 そんな時、インターネットで真鶴の小さなお宿を発見。 ううむ、なかなか良さそうだ・・・。 というわけで、今回の小旅行は真鶴に決定。 |
オーシャンスパおおきじま
真鶴には温泉はないことを、お宿に電話したときに伺っていたので、
まずは真鶴のお隣、湯河原を目指す。
これまたインターネットで見つけた「オーシャンスパおおきじま」に行くのだ。
(テレビ神奈川でやたらCMが流れている。これまで気にしたことなかったけど。)
ちなみに、ホームページ内の「特別割引券」をプリントアウトして持って行くと、
2割引以上になって、とってもお得です。
この日はとってもお天気が良く、小田原へ向かう小田急線の窓から、
とても綺麗に富士山が見えました。
南武線〜小田急線〜東海道線と順調に乗り継いで、湯河原へ。
駅前から無料の送迎バスでオーシャンスパおおきじまへ向かいました。
(みんな車で来るんだろうな・・・。行きも帰りも、貸し切りでした)
ここは、4階が男女別の大浴場、5階が水着着用の男女共用プール&露天風呂になってます。
女の子の連れがいれば大浴場ももっとのんびりしたかったけど(それでも一通り入ってきた・爆)
今回はほとんど5階のプールでだるだるしてました。
とにかくプール(というかお風呂というか・・・)が
そのまま海に繋がっているような錯覚を起こすほど、海がとっても近い。
眼下には伊豆の海。左手に真鶴半島。右手に初島。
とっても贅沢で気持ちよかったです。
お風呂で日焼けしてしまうという珍しいことになってしまいましたけど。
マッサージとかエステとかも充実してて、
あきぼんと並んで足底マッサージをしてもらいました。
あきぼんはかなり痛かったらしいけど、波留子は気持ちいいばっかりで極楽極楽。
これって、健康なのかな?鈍感なのかな?(どっちもかも)
ひるさいどはうす
お風呂を堪能したあとは、日の高いうちに、真鶴へ移動。
ひるさいどはうすのチェックインは3時から。
お庭を見せて貰うのも楽しみにしていたので、早めに到着したかったのだ。
真鶴の駅からは、バスの便がないので、タクシーで、と言われていたのだけど、
駅前の案内板を見ると、歩いて行けそうな距離。
お昼をちょっと食べ過ぎたこともあって、腹ごなしに歩いて行った。
最後が結構坂道で、大変だったけど、その分、景色は良かったし。
途中、バス停で時刻表を覗いたら、土日は日に3本(!)らしい。
30分くらい?歩いて、ひるさいどはうすに到着。
斜面がずっとお庭になっていて、ジグザグに登って行く。
ふと、足下の草を踏みそうになって気が付いたけど、
雑草のように元気に茂っているのはレモンバームじゃないの。
我が家のちっちゃな植木鉢に植わっているレモンバームが可哀想になるほどの元気さだ。
他にも小さな花がいろいろ咲いている。あれもこれもハーブなのかも知れない。
とりあえず、ご挨拶して荷物下ろして、お庭をゆっくり見せて貰おう・・・。
ほうきに乗った魔女の絵柄の看板はでているけど、まるっきり普通のおうちの玄関みたいだ。
お部屋に案内してくれた奥さんに、「駅から歩いて来た」というとちょっとびっくりされたみたい。
お部屋には、それぞれハーブの名前がついている。
私たちの泊まった部屋は「じゃこう草(タイム)」だった。
「狭いですけど、一番眺めのいい部屋ですよ」と言われて中に入る。
2面が大きな窓になっていて、市街地と海と真鶴半島が見下ろせる。本当にすごくいい眺めだ・・・。
低い柵で仕切られた、隣の敷地はみかん畑らしく、
みかんを運ぶモノレール(?)におじさんが乗って、登ったり降りたりしているのが見えた。
荷物を下ろして、さっそくお庭を探検しにでかけました。
「これ、なんだろうね〜?」などと言いつつ、ぶらぶらしていたら、
コック服を着た、ご主人とばったりでくわしました。
夕食に使う(であろう)野菜やハーブを採りに、走り回っていたらしい(わくわく)。
ごあいさつして、手に持ってあったハーブの名前を聞いたり、
木の梢で歌ってる鳥の名前を教わったり、立派なカリフラワーの株を見せてもらったりしました。
ほどなく、「夕食の準備をしますから」とご主人がまた走って行かれて、
その後、ひとしきりお庭を眺めて、部屋に戻ってごろごろ・・・。
ご飯前にお風呂に入った。
温泉ではないのだけど、ハーブのお風呂だ。
今日は、「ユーカリ」だったそうで、とってもいい匂いがして気持ちよかった。
思えば、今日はお風呂三昧だ・・・。
さて、ご飯。見晴らしのいいダイニングでいただきます。
私たちの他は、もう1組いるだけみたいだ(もったいない)。
コースのお料理なんて、すごくすごく久しぶりで、ちょっと緊張してたけど、
テーブルの真ん中に用意して合った篭の中に、
ナイフやフォークと一緒にお箸もあったのでほっとする(笑)。
どれもとっても綺麗で美味しくて、写真に撮っておきたかったのだけど、
昨日、しっかり充電しておいたカメラを忘れてきてたのに気づいて、ショーック!
(もう1組のお客さんはしっかり写真撮ってたし・・しくしく)
ハーブが上手に使われてて、お野菜とお魚たっぷりで、とっても美味しかった。
とってもお腹いっぱいになったけど、最後のケーキまでしっかりいただきました。
ケーキの時に出た、ハーブティも美味しかったなあ・・・。
ちょうど食べ終わったころ、男の子がとことこと出てきて、
自分で作った、「尻尾」を披露してくれました。
ご長男のあきひろくん小学1年生。
人見知りしない面白い子で(営業部長とみた)、
ゴジラの話とか(あきぼんがなんとかついていっていた)
ポケモンの話とか(これは波留子がとくいだ・笑)。
お部屋に戻って、夜景などみて、早めに就寝。
旅行は大好きな波留子だけど、たいてい寝付けずに苦労するのだけど、
この日はぐっすり良く寝た。
お部屋に限らず、ときどきふわ〜っといい匂いがする。これのおかげかな・・・。
障子を開けっ放しにして寝ていたので、朝焼けで目が覚めた。
とっても綺麗。
ほどなく、朝日が昇ってきて、また綺麗だったので、
あきぼんを起こして見せる。そしてまた寝た(笑)。
朝御飯はしっかり和食。
昨日、あんだけ食べたのに、どうしてまた食べてしまうんだろう・・・
と思いつつ、たらふく食べてしまう。うーむ。
食後、コーヒーを飲んでいるとき、ご主人が厨房から出てらして、
またいろいろ話を伺ったり、私たちのグランドキャニオンの旅行の話をしたりした。
名残惜しいが、チェックアウト。
ほんとーにいいところで加えて安い!ので、これをご覧になっている方は
是非行ってみて頂きたいと思う。私もまた行きたい・・・。
真鶴半島
今日は、真鶴半島を散策するのだ。
真鶴の駅前で地図を入手して、バスで岬入り口まで。
ほとんどの人が、終点まで行ってしまうようで、
運転手さんに「どこに行くの?」と聞かれてしまう(笑)。
そこからは、けもの道のような小径を通って、岬の端っこ、「三ツ石」を目指す。
足下が枯れ葉でふかふかしていて気持ちいい。
ところどころで、右や左に海が見える。
ほどなく、岩場に出て、この先は海岸に沿って三ツ石まで。
砂浜は無く、ごろごろの岩場が続いている。釣りをしているひとがたくさんいた。
三ツ石までは、潮が引いていれば歩いて渡れるそうだけど、
今日は渡るのは危なそう。
渡ろうとしたわけではないけど、波打ち際であきぼんが足を滑らせ、
海の中で転んでしまった。大したことはなかったけど、くつが水没(笑)。
なかなかの景勝地で、またしてもカメラを忘れたことが悔やまれる・・・。
礒の石をひっくり返してカニをつかまえて遊ぶ。
コートも着てないのに、とっても暖かかった。手袋はすっかり不要だった。
岬から、今度は階段を上って崖の上に出て、景色を眺めた。
どうやら、バスに乗るまでもないと判断して、お昼ご飯を食べに、真鶴の港を目指す。
真鶴の魚市場の二階の、「魚座」(さかなざ)でご飯。
道に面した所に、水族館のような大きな水槽があって、
魚やカメがいっぱい泳いでいて面白かった。
ここで、片岡鶴太郎さんの書いた絵のグッズがいろいろ売ってて、
そのうちの一つが、妙に見覚えがあって、
なにかと思ったら、実家の廊下に飾ってある絵だった(原画なわけではない)。
絵の脇に、「真鶴で会った凄い奴」と書いてあって、そうか、この絵の真鶴に
今いるんだなあ。とか、妙に感心してしまった。
その後は、結局歩いて駅まで戻ってしまって(笑)、
明日は仕事だし、早めに帰宅。
うーん、のんびりしたいい小旅行だった。
次はいつ来れるかな・・・。