3月 3にち

今年3回目のスキーに出かけた。
この冬はなんだかやたらと雪を見る年だ。東北とか上越とかザウスとか府中とか。

我が家からは、分倍河原駅、中河原駅、府中本町駅までほぼ等距離である。
今回は、乗り継ぎの都合で、コダマ家は府中本町に向かった。
早朝なので、電車が少なく乗り継ぎが悪いのだ。
駅に向かっていると、大将から途中の駅で乗り継ぎに失敗したと電話が入る。
次の電車だと、新幹線に乗れないと告げると走って来るという。
府中本町手前でぜーぜー言いながら走ってくる大将と無事合流。

新幹線で、東京出発組と無事合流。
会社の人たちと行った白馬スキーで、「死ぬかと思った」というクラッシュをし、
顔面に怪我を負ったというJun2ちゃんの怪我の具合を見るのを楽しみにしていたのだが(←悪趣味)
「ここです」と指差すところをじっくり眺めないとわからないくらい回復していた。
なんでも、強打した背中とかがまだ痛いのに、「医者に行って(今回のスキーを)止められたらイヤ」
とか言って病院行きを伸ばしている剛の者である。体をいとえよ。

前回の雪辱を果たすべく、MAXたにがわ二階席である。
6人でボックス席にしてわいわい。

ほどなくガーラ湯沢に到着。前回は素通りしたが、
駅舎でレンタルとか全部すんでしまう。便利。
今回は、ファンスキー3人、スキー1人、スノーボード2人。
スノーボードが増えてます。裏切りものめ(私信)。
前回まで、「おれは保守的だから」と頑なに拒んでいたあきぼんが
突然ファンスキーをやると言い出す。どうしたのだ。

荷物をロッカーに入れ、着替えてレッツゴー。
駅舎から8人乗りのゴンドラに乗ればすぐゲレンデだ。
便利なだけに、このゴンドラが混むと聞いていたのだが、
時間が早かったせいか並ばずにすんだ。

ゲレンデ案内図をチェックし、初心者コースに全員で向かうがなんと
整備中。しょっぱな、中級コースを下る羽目になる。
ボーゲンで曲がる余裕も無く、直滑降でずりずりと下る。

もう一つの初級コースに向かうため、雪上車に乗る。
ドイツ製のでっかい雪上車だ。キャタピラキャタピラ。
向かった先は、ほんとに緩やかなコース。
目と鼻の先に、先月滑った石打円山が見える。
いいお天気で、大変気持ちが良い。

だんだん日が陰り、風も出て、寒くなってきてしまった。
しかし4時過ぎまでめいっぱい滑る。なんかちょっと掴めてきたところで
時間切れになってしまい、残念。
あきぼんはファンスキー初回にして、くるりんと回る技を習得したりしている。
なんか悔しい。

さすがに大渋滞のゴンドラをしばし待って、駅舎に戻る。
もう一つのお楽しみは、プール&お風呂である。
お風呂は混み混みであったが、水着持参の人は少ないらしく、
プールはガラガラであった。
プール併設の雪見混浴露天ジャグジーがたいそう気持ちよかった。

各自弁当やお土産を買い込んで新幹線内で再合流。
駅弁を片づけたころに
昨夜(というか今朝?)まめぞうが夜なべして作ったらしいクッキーが振る舞われる。美味。
さくさくと帰途に着く。

うちにたどり着くと、
5時おきでスキーに出かけた今朝がすごく昔のことに思えた。
密度の濃い一日だった。

本日の名言集
*ガーラの湯ロビーにて 
「マイハニーはまだでしょうか」(真顔で棒読み)byRJ
*帰りの武蔵野線にて
「いろいろ乗り物に乗れて良かったね!除雪車とか!」by大将
乗ったのは雪上車。


3月 8にち

お茶の日。
例によって一番乗りであったせいか、「茶碗飾り」の練習をするように
命じられる。むむむ。
はじめてだったので、以下に平手前と違うところを中心に覚え書きを残す。

準備
棚は使わない。手前座正面中央に水指を置く。
水指の蓋は、塗り蓋を使う。
実際点てる茶碗(a)の他に茶碗(b)をもう一つ用意する。
茶碗bに、平手前と同様に茶巾、茶筅、茶杓を仕組む。
茶碗aに、八つ折りしたふくさを入れ、その上に棗を置く。
茶碗aを両手で持って(中に物が入っているときは両手で持つ)入り、
水指の真ん前に置く。
茶杓を水指の蓋の右側に上を向けて乗せる。
水指の蓋のつまみの前に茶巾を乗せる。
茶巾の上に茶杓を斜めに立つように乗せる。
空の茶碗を持って下がる。
茶碗bを両手で持って入り、水指の正面に置く。
古袱紗を懐中しておく。
---ここまでお客様が入る前の準備---

手前
お菓子を持って入る(平手前と同様)。
建水を持って入る(平手前と同様)。
柄杓を構え、蓋置きを据え、柄杓を置く。
いまいをただす。
茶碗を両手で膝前に置く。
棗を取り出し、茶碗と膝の間に入れる。
袱紗を茶碗から取り出し、さばいて棗を拭く。
茶筅を棗と炉口の間に立てる。
さばき直して茶杓を拭き、棗の上に置く。
柄杓を構え、釜の蓋を取り、蓋置きに置く。
茶巾を蓋の上に置く。
湯を汲み、茶碗に入れる。
茶筅を取り、片手で茶碗に入れ、一度軽く打ってから、両手で茶碗を引く。
茶筅通し(すでに一度打っているので、打つのは二度)。
茶碗を両手で持ち、左手で湯を建水にあける。
茶を点てる(平手前と同様)。
懐から古袱紗を出し、持ち替えて炉口の右側、茶を出す位置に置き、
開く。(わが、客から見て右になるはず)
茶碗を両手で古袱紗の上に置く。
茶碗が帰って来たところで、由来を尋かれる。
他の手順は薄茶平手前と同様(茶碗を両手で扱うこと)

本日の名言
「春ナスビってなんですか?」
I上さんはね〜、春霞って言ったのよ〜〜<RJさん。


3月10にち

朝一番にぱちゃぽが来た!
わ〜いかわいいぞ〜〜。フーパとならべるとほらお似合い。

東京の大丸まで、「平山郁夫展」を見に行った。今回は珍しく、あきぼんの希望である。
素描とそうでないの(なんて言うの?)が半々くらい。素描の方が好きだ。

大崎のシャノンズにはじめて行ってみた。
大崎の駅ビルに入っていると思い込んでいたのだが、ちょっと先でした。
広くはないのだけど、なかなかいい雰囲気。7時からは音楽も始まったのだけど、
隅っこで固まってやっていて、ぜんぜん見えない。手元が見えないとライブはつまんない。
うん、でも楽しかった。キルケニーとギネス、1パイントずつ飲んじゃったよ。


3月11にち

去年に引き続き、表参道のセント・パトリックディパレードを見物に行く。
原宿は、パレードと無関係にすごい人。それでも中央分離帯に掲げられた
アイルランドの旗(と日章旗)を見ると心がときめく。

寒の戻りで心配したけれど、お天気はよく、心配したほどは寒くなかった。

去年、道端で貰った「シャムロックのシール(これが印刷ではなく不織布に刺繍したもので、なかなか
良く出来ているのだ)が欲しくてうろうろ。
近代建築マニアのJun2ちゃんは、同潤会アパートの写真をせっせと撮っていた。私も好きな建物だ。

遅刻のお詫び?に大将が買ったポテトをつまみに振舞い酒のギネスを飲みつつ、
パレードを見物。シールもたくさんもらえた。
アイリッシュセッターだったかな。おっきな奇麗な犬が行進していた。

満喫してパレードを見送ったところでふと見やると目の前に「遊茶」が。
勿論入る。しばし並んで、だらだらとお茶を楽しむ。

新宿に移動して、Jun2ちゃんおススメの沖縄料理屋さんへ。
ちょっと入るのに躊躇するような店構え。奥まってる上に、なんかアヤシイ感じな
のだ。

沖縄料理と言うと、10年ほど前、家族で沖縄に旅行に行ったのだが、
その時ほんとに料理が口に合わなくて辛かった思い出がある。
旅行自体は楽しかったんだんだけど。

しかし、何食べても美味しかったです。年取って、味覚が変わったのかなあ。
泡盛も(一口もらって飲んだだけだけど)大丈夫だったし。ゴーヤも美味しく食べれたし。

パレード帰りで盛り上がってるんじゃないかと、ダブリナーズへ。
案の定、すごい人で、ミュージシャンの真ん前で、
立ったままハーフパイントだけ飲む。
アイリッシュパブ初体験の二人には喜んでもらえたみたいだったし
良かった良かった。


3月12にち

ルリユールの日である。
さくさく進んでいた「芳名帳」であるが、表紙に写真を貼るということになり、
その写真待ちで作業がストップ。
完成直前の「軍艦島に進路をとれ」のタイトルの箔押しをする。

箔押しと言うのは、力仕事なんである。
が、今回は力仕事に入る前に、非常に緻密な作業が待っていた。
活字をタイトルどおりに並べると、高さに差があって、押したときに
全然押せない文字が出るのだ。それの微調整に、活字の下に紙を挟む。
ただでさえ今回は画数の多い漢字があるのと、字数が多いのとで大変なのだ。

時間内になんとか押すことができた。来週、余分の金箔を落としてみないと
使えるかどうかはわからないのだけど・・・。


3月15にち

お茶の日。
例によって銘をぶつぶつ考えながら自転車を飛ばしていたのだが、
正門のあたりで、確かに先週までは無かった妙なものに気がついた。
なんちゅーか、京都タワーチックな物体である。目玉おやじというか。

それはともかく、またもや一番乗り。平手前を見ていただく。
お仕舞のころやっと、I上さんが来た。
I上さんのお手前が終わって、私が茶碗飾りのお稽古を見てもらって、
さらにI上さんが茶杓飾りのお稽古を見ていただいても、誰も来ない。
決算で忙しいんですかね〜、とすっかりお片づけモードに入ったところで
ぶちょーが現れた。手にはホワイトデーのお返しのお菓子。まめな人だ。
先生に先月いただいたチョコのお返しらしい。先生大喜び。

日持ちのしないお菓子を差し入れていただいたのだが、いかんせん3人では
消化しきれない。「お菓子だけでも食べに来てくださーい」と電話しまくる。

今週、もう一回やってみると、先週書いたお茶碗飾りのお手前が、
いろいろ覚え違えしていたのに気がついたので訂正しています。


3月16にち

Vスライサーを買ったのだ。
スライサーはこれで4個目か。いやはや、すぱーっ!と切れる切れる。
た、たのしい・・・。
今まで持ってたのは全部捨てました。いや、高い(4600円)だけはあるね!
結局安物は使えずに何個も何個も買うことになるのだなあ・・・。
これはまたしても「通販生活」に載っていたやつである。
買ったのは、本には載ってない新製品で、ケースが付いてないやつだ。
(ケースは、すごくかさ張るらしいのだ)。

通販生活、ラブ。
PJと並んで波留子の愛読雑誌である。

こんばんのおかずは、スライサーで一個分みじんぎりにしたにんにくでこしらえた
ガーリックライス。


3月17にち

セント・パトリックディである。
それはともかく、あきぼんはうにっくすとやらの勉強会である。

駅前で、渡邊さんにランチを奢ってもらう約束をとりつけていたのだが、
12時の待ち合わせなのに、11時にぼんやりとたらふく朝ご飯を食べてしまい、
渡邊さんがパスタ食べてる前でケーキを食らうわたくし。

「これはオフレコで」と言われた話がすごく面白くてしゃべりたくてしょうがない〜〜〜。
渡邊さんは自炊なさっているそうなのだが、
「食費しかお金つかうことがない。ボーナスなんか(口座に)入って入りっぱなし」
なのだという。なんと羨ましい。一度言ってみたいものである。

お茶の水に移動。Jun2ちゃんと待ち合わせだ。
双方遅刻したものの、無事に駅で落ち合う。
ずいぶん昔に行ってみたら修復工事中でビニールシートがかかっていた
ニコライ堂に寄ってみる。Jun2ちゃんが好きそうな建物だと思ってたら、
案の定しっかりカメラ持参で嬉しそうにしていた。
残念ながら、中には入れなかったが。平日の昼間とかなら入れそうでした。

そこから、前から行ってみたかった喫茶店を探す。
昨日、地図をプリントアウトしておいたのだが、その紙を忘れて来てしまって、
おぼろげな記憶を辿ってJun2ちゃんを引き回してしまいました。すまぬ。
やっとたどり着いたのはGINGEMBREというお店。
ちょーど私たち二人と同じ年の女性二人で開業した喫茶店なのだそうだ。
朝も食べたと言うのに、「本日のケーキ」が一切れずつ乗っているなんとかいう
セットを食べる。どのケーキもとても美味しかった。
Jun2ちゃんが飲んでいたチャイを飲みそこなったのが残念。また行きたい。

さて今日何しにお茶の水くんだりまで来たかと言うと、
ファンスキーを見に来たのである。
スキー屋を片っ端からのぞいて歩く。
私の希望は「べったべたに可愛いやつ」Jun2ちゃんは「かっこいいやつ」。
そこに、勉強会の終わったあきぼんも合流。
散々歩き回ったが、結局誰も買わなかった。

さて、セントパトリックスディ当日で、今日もギネスが安いはず。
なので新宿のシャムロックに出かける。
今日もすごい人だったけど、運良く座ることが出来た。
飲むだけなら立ったままでもいいけど、今日はご飯を食べたかったからラッキーだった。
お店から、ギネスのロゴ入りネックストラップをもらった。


3月18にち

郷土の森まで梅見に行った。
桜に比べて花の時期が長いとは言え、ちょっと梅見には遅かったです。
それでもいい匂いのする中をぷらぷら散歩するのは気持ちよかった。
芝生の上でしばし昼寝する。


3月19にち

ルリユール。
先週捺した金箔の余分を取る。
着いて欲しくないところに着いた金を、目打ちの先やらセロテープやらで
ちまちまちまちま取ってゆくのだ。

背中に貼る大きさに切り取って、裏側をエラガージュ。
(エラガージュ:そのままで貼り付けると断面が目立つので、革の縁を斜めに削ぎ落とすこと)

背表紙の、タイトルを捺した革を貼る部分に印をつける。
残念ながら今日はここまで。完成しませんでした。


3月20にち

カラオケに行く。
そういえば二人でカラオケってずいぶん久しぶりかもしんないねえ。


3月23にち

うちの前の公園で、あひるサミット前のぷちサミットが開かれたので
ちょっとだけ参加した。
連れられてきたあひる、3羽。
池にいるあひるたちは、時折手からえさを食べてくれたり、
くちばしでつついてきたりはするが、捕まえるなんてとてもできない。
池に逃げ込まれたらなすすべ無しだし。
ところが、飼われてる子たちは、抱っこなれしてる。私も抱っこさせてもらった。
抱き方がヘタクソでばったばった暴れられてしまいましたが。
飼い主さんには抱かれたまま眠そうにしてたりしていた。可愛い。

そういえば最近、続けて池のあひるに桜えびとかあげていたら、
顔を覚えたみたいで何にもなくても寄ってくるようになった。


3月24にち

あきぼんと整体に行く。
右手が腱鞘炎気味なので重点的に揉んでいただく。やっぱマウスがいかんのだ。
つーぼたんの。

あきぼんは昼から休日出勤。

駅の本屋に行った。
最近はなかなか本屋に行けない。
家と職場の間に本屋がないからだ。
以前、デパートで働いていたときは、二つ上のフロアーが本屋だったので、
1日3回とか本屋に行っていた。
最近は週に一回以下だと思うのだが、あんまりまんがを買わなくなった。
ところが今日はざくざくと4冊も買ってしまった。
読む本があるのは幸せだ。借りてる本もいっぱいあるし。


3月25にち

話のタネに、というか、ダメさ加減を確認しに(自虐的)、あきぼんにつきあって
TOEICを受けに行った。
会場は白百合女子大。びかびかに奇麗な学校だ。
試験はヒアリング、リーディングともに量が多くてへんろへんろ。
マークが途中でいっこずれてた方が高得点かも・・・とか思いながら
せっせとマークシートを塗りつぶした。


3月26にち

今期最後のルリユールの日だ。

背表紙のタイトルを貼る部分をカッターで削って荒らしてから、
いよいよタイトルを貼り込んだ。
去年の4月から作り始めて、まるまる1年かかってしまいました。
やっと完成。

次に作る本は、「製本工房から」と「モロッコ革の本」。
どちらも栃折先生の著書(今習っている先生の先生)なので気合を入れていきましょー。
今日はばらし終わった折丁の掃除まで。


3月31にち

雪である。桜満開なのに・・・。変な天気。

I井氏午前中に到着。
さっさと台所に立ち、鍋の仕込みを始める。
今日は、近所に越してきた友人(いこちゃん)を招いてのきりたんぽ鍋である。
いこちゃんは埼玉県人であったのだが、
ある日突然「結婚して、府中に行く。っつーかもう住んでる」
とメールを寄越したのであった。
今まで、最寄りの友達はRJ氏であったのだが(最寄りの恩人はた〜氏ね)、
最寄り更新である。徒歩でも10分程度のところに越してきた。

泊りがけで、倒れるまで飲む、と豪語していたJun2ちゃんと、今期きりたんぽ鍋
皆勤賞ペースのRJ氏到着。

さて本日の主賓、いこちゃんがダンナさんを伴って登場。
Jun2ちゃんといこちゃんは、どっか(どこ?)で会ったことあるかも・・・
と思っていたが、思いも寄らないところで、感動(?)の再開を果たし、
固まっている人たち2名。
なんと、いこちゃん’sはずばんどは、RJ氏と同じ会社の同期入社であるという。
で、つい先日まで同じ寮に住んでいたとのこと。あれまあ。
おまけに、私が一昨年まで働いていたのと同じ建物で働いているとのことである。
宴会は深夜に及び、異様な盛り上がりを見せました。


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