僕は特に鉄道ファンというわけではないが、
自動車のない家庭で育ったし、
今も東京で何年もペーパードライバーやってるわけで、
電車の旅には結構愛着がある。
最近は秋田の友人たちや、実家の妹も車を運転するようになったため、
帰省するたびに毎度お世話になっている
(ありがたいことです、この場を借りて感謝)。
しかしながら、やっぱ電車の旅行もよいものです。
時刻表しらべて、少ない電車を乗り継いでいく計画を練る楽しみや、
無人駅でホントに電車が来たときの喜びとか・・・。
ガタンゴトン揺られながら、駅の売店で買い込んだおやつを開けるのも、いいっすねぇ。
いまでは「トレイング」なんていうシャレた言葉まで出てきてるし。
あれ、電車電車っていってるけど、ローカル線の場合、
電線ひいてないのも多いから間違ってるな。ディーゼル車。
☆ファンタスティックなローカル線
田沢湖線(秋田新幹線 [盛岡] 〜 [大曲] 間)
新幹線が走ってこそいるが、車窓からの眺めは立派なローカル線(なんだそりゃ)である。
眺めの良い部分は、ほとんど岩手県側ではあるけど。
この路線は、東日本の背骨・岩手県と秋田県の境界である奥羽山脈越えルートであり、ダイナミックな景観が楽しめる。
秋田新幹線に乗れば見れるので、簡単に楽しめるルートでもある。[盛岡] 〜 [田沢湖] 間がよい。
東京方面から秋田新幹線に乗るなら、[東京] 〜 [盛岡] 間は眠っていても、[盛岡] 〜 [田沢湖] 間はがんばって目を覚ましておくべきだ。
尚 [田沢湖] 〜終点[秋田] までは、徐々に平地となりちょっと退屈。
また、残念ながら [田沢湖] 駅から田沢湖は見れないので、ご了承ください。
五能線
僕にとっては、最も馴染み深いローカル線。
東京に住んでいても、最近、五能線の車窓の風景は、JRのポスターでしばしば見ることがあって、うれしい限りだ。
[東能代](秋田県)〜[弘前](青森県)を結ぶ。
能代市と五所川原市を結ぶため、この名がついたのだろうか。
他の理由としては、能代市にある5つの駅
([東能代]、[能代]、[向能代]、[北能代]、[鳥形] ・・・あれ、[沢目]も入れたら6つだ )を結ぶからというのが考えられるが、
秋田県民の勝手な思い込みだ。半分は青森県なんだから。
秋田県北部〜青森県の日本海沿いのこのあたりは、
地図を見れば一目瞭然だが、海岸線付近まで山地が迫っているため、
必然的に海岸線すれすれを線路が通されているような感じだ。
海辺を走るので眺めはいいし、日本海に沈む夕日も見れる。
五能線のダイヤはしばしば乱れる。
その理由は、強風(海辺のため、線路が海の波をかぶったり)や豪雪(北国だし)、
はたまた熊と衝突したとか聞いたこともあるな(一番最後のヤツの真偽は保障しない)。
路線バスなみ(以下?)の待ち合い室だけの無人駅が多数あり、
切なさを感じるが、それが良いのだ。
遮断機のない踏み切りも多数。
都会のヒトにも、是非一度味わって欲しい路線。
最近では、ずいぶんとハイカラな観光列車「リゾートしらかみ号」なんてのも走ってる。
各駅停車も味があってよいが、「リゾートしらかみ」号も広くて快適なのでなかなかよかった。
※関連記事:日帰り旅行記〜五能線で十二湖へ〜も御参照下さい。
秋田内陸縦貫鉄道
実はまだ乗ったことないのですが、機会があったら是非乗ってみたい線。
秋田県のど真ん中の山中を南北に走る。
マタギの里のすばらしい景観を堪能できると思う。
追記:2000年1月6日、全線乗りました。よかったです。気が向いたら旅行記をアップします。
北上線
[北上](岩手県)〜[角館](秋田県)間を繋ぐローカル線(半分以上は岩手県です、すいません)。
僕はほとんど利用したことはなかったのだが、
秋田新幹線工事で田沢湖線(盛岡から秋田県に入る路線)が止められてたとき、
代理ルートとして、この北上線を経由して秋田行きの特急「秋田リレー号」が走っていた。
途中の山、そして湖の景観がすばらしかったのを、よく覚えてる。
東京方面からの電車による観光プランとしては・・・
[北上]で新幹線を降り、
北上線で景観を楽しみ、角館を観光。その後、秋田市に入る
・・・というのを思い付いたのですが、いかがでしょう。もし時間に余裕があるなら。
☆お得な切符あれこれ
普通列車が何回でも乗り降りOK!
特急・急行券は別途購入のこと。
鉄道による秋田旅行をするなら、この3大切符は押さえておこう!
一応利用期間を記してはいますが、多分、ほぼ永久的に存在する切符だと思います。
最新情報はJR等に確認してください。
あきたちいさな旅フリー切符
秋田県内をほぼ網羅するフリー切符。ただし、内陸縦貫鉄道は利用できない。
二ツ井の駅員さんは「ちいたび」と略していた。
フリー区間 (主な駅のみ表記)
奥羽本線 [院内]〜[横手]〜[大曲]〜[秋田]〜[追分]〜[東能代]〜[大館]
羽越本線 [酒田]〜[秋田] / 五能線 [東能代]〜[深浦]
男鹿線 [追分]〜[男鹿] / 花輪線 [大館]〜[湯瀬温泉]
北上線 [ほっとゆだ]〜[横手] / 田沢湖線 [田沢湖]〜[角館]〜[大曲]〜[秋田]
利用期間
平成10年4月4日(土)〜 平成11年3月28日(日)
期間中の土・日・祝日のうちいずれか1日限り乗り放題。
※ただし、8月22日(土)と 8月23日(日)は利用できません。
販売期間
平成10年4月1日(水)〜 平成11年3月28日(日)
値段
おとな 2040円、 こども半額
詳細・問い合わせ先
マタギの里周遊切符
秋田内陸縦貫鉄道を利用してぶらぶらする際に有効。
フリー区間 (主な駅のみ表記)
秋田内陸縦貫線 [角館]〜[鷹ノ巣]
奥羽本線 [秋田]〜[東能代]〜[鷹ノ巣] / 田沢湖線 [角館]〜[大曲]〜[秋田]
利用期間
平成10年6月1日(月)〜 平成10年いっぱい。2日間有効
※ただし、8月22日(土)と 8月23日(日)は利用できません。
販売期間
利用期間と同じ。
値段
おとな 3000円、 こども半額
詳細・問い合わせ先
五能代線周遊切符
とりあえず
こちら
をどうぞ。
|