冷たい非常識'93

#3 パフェツアーの真実 の巻

れん理英子


 鍋の恋しい季節になりました。世の中には真夏に鍋をやるバカもいますが、やっぱ日本人たるもの、季節感ってやつを大切にしたいものです。一度帰省途中に寄って下さいな。前以って連絡くれれば鍋の手配をしておきましょう。

 「糸納豆」どーもありがと。やっぱいつもながらゴシップ記事は最高です。それ以外で最近楽しみなのは「ぼくはこんなにも〜」と「新・沢千代日記」でしょうか。他人の日記など見て面白いはずなんてないのに、何でこんなにおもしろいのかしら。やっぱ2人とも非凡な私生活を送ってるからかなぁ。いきなり13年前のパフェの悪夢が鮮明に浮かんで胸焼けしてしまいました。何を隠そう私は甘い物は苦手でパフェなんて普通は1/3も食べられないのです。あれは確か三浦さんだかとーるさんだか忘れたけど「女の子は好きな時にパフェが食べれてうらやましい」発言があり、男性陣から「そーだそーだ」の盛り上がりがあってパフェツアーとなったと記憶してます。その時私は、年若い彼等が「女性=パフェ大好き」と信じてる事を感じました。んで、私もまだ若く未熟だったものだから、1軒目の店では「これが食えなきゃ女がスタる!」とばかりに死ぬ気でたいらげたのです。さらに無謀にも2軒目でもパフェを注文したのですが。一口食べて吐きそうになりました。ここでも軽くたいらげたあっちゃんが私のほとんど残したやつまで全部食べてくれました。そして3軒目でも彼女はパフェをたいらげました。このツアーで彼女はすっかり「女を上げた」のです。沢千代日記には「あきれた記憶が」とあったけど、私の記憶では確か不二屋で「ペコちゃんサンデー」を注文して、ウェイトレスに「申し訳ありませんがペコちゃんサンデーは小学生以下のお子様にしかお出し出来ない事になっております」とことわられたのは、朝妻先生、遠山氏、沢千代氏の3人だったように思う。

 しかしSF研の人々は皆、ホントに文章が上手ですねえ。私の回りを見ても技術レポートや論文以外の文章が上手に書ける人ってあまりいない。そーゆー人々の中にいると、私もさほど下手な方ではない、なんて思ってしまったりするけれど、SF研の人々と並べられると、私の文章ってホントにコドモ文でちょっと恥ずかしい。

 ところで、いきなり話は変わるのですが、私って浅野ゆう子に似てると思いません? いえ、実はある日、足ケガした状態で1日中実験して疲れ果てていたのですが、お手洗にいった際(事件はいつもお手洗から始まるのだ)、鏡に写った自分を見て、「私って浅野ゆう子に似てる」と、ふと思ったのです。で、そのうち誰かが気付いてそう言ってくれるだろうと思ったのですが、待てど暮らせど誰も言ってくれません。もし、みんな気付いてないなら気付かせてあげなきゃと思い、居室でお茶してた時に、「私って浅野ゆう子に似てるよね」って言ったのです。そしたら、なんだかやったらにウケまくってしまいました。あんだけウケたって事はやっぱ似てるんだよねぇ。きっと。回りの人々も、「言われてみれば確かに年齢が似てる」とか「性別も似てる」とか言ってました。そして口々に「れんさんは幸せでうらやましい」と言いました。私の美貌を羨んでのことと思うけど、こればかりは持って生まれたモノだから羨まれても仕方がない。最近では「れんさんは浅野ゆう子に似てるらしい」と言った噂が他職場にまで広まって、時々「ゆう子さん」と声をかけられたりもする。いやぁ、照れるなぁ。でも似てるでしょ? ねっ、ねっ!

 なぜかいきなり疲れきった蛸井君の顔が浮かんでしまったので、今回はこの辺で。では、また。


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