月刊LaLaインデックス2004
MONTHLY LaLa INDEX 2004

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 白泉社月刊LaLaのインデックスデータ。その2004年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。


月刊LaLa 2004年12月号
表紙葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「セーラー服にお願い!」田中メカ第3回 ★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその102★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第20回(第23話)★★★
「遥かなる時空の中で」水野十子第2部・第36回うつほの章第2話★★★
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第2回 ★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第20回 ★★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第3回 ★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第77回第77話★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第26回 ★★★
「輝夜姫」清水玲子第117回(あと3回)★★★★
「金色のコルダ」呉由姫第8回第12楽章★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第7回第14話★★★
「君のとなり」林みかせ読切 ★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 なかじ有紀「ZIG☆ZAG」は、主人公がちょっと前に載ったガーデニングものの短編「HEAVENカンパニー」のヒロインの従弟であることが明らかに。どうやら、今回のシリーズはガーデニングがサブテーマの模様。しかし、なかじ有紀の画風も昔と比べるとかなりきらびやかになったと感じるなあ。
 樹なつみ「デーモン聖典」は、「デビルマン」でいうところの悪魔特捜隊のような殺伐としたエピソードになってきたので、今後への期待も込めて初めての★★★★。ただ、前にも書いたかもしれないけど、この作品の場合、設定のほとんどが登場人物の台詞による説明でここまで進んで来てしまったので、こういう展開に入ったときの衝撃度は低め。まずは何が起こっているのかわからない中で登場人物のキャラクターを立たせておいて、事件が起こるごとに世界の背景が徐々に明らかになっていく、というのがセオリーかと思うのだが……。そういえば、こうして書いてみて気がついたけど、「八雲立つ」はまがりなりにもそういう手順を踏んでストーリーが進んでいたものだったな。前例があるだけに、急ぎすぎが気になるんだろうなあ。
 『輝夜姫』は「ファイナルカウントダウン(笑)」あと3回。引き続き、いろいろまとめに入っていて、人もどんどん死んでいる(笑)。まあ、今回は特にコメントなし。
 そういえば、12月号だけどクリスマスネタだったのは「お兄ちゃんと一緒」だけだったな。(2004/10/24)


月刊LaLa 2004年11月号
表紙水野十子「遥かなる時空の中で」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ZIG☆ZAG」なかじ有紀第1回 ★★★
「遥かなる時空の中で」水野十子第2部・第35回(新章)★★★
「金色のコルダ」呉由姫第7回第11楽章★★
「セーラー服にお願い!」田中メカ第2回 ★★★
「ペンギン革命」筑波さくら第2回 ★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第19回(第22話)★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第87回ACT96★志津音、語る★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第76回第76話★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第25回 ★★★
「輝夜姫」清水玲子第116回(あと4回)★★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第6回第13話★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその101★★
「DEAD DOLL」蘭咲ルイ読切 
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 今回は『遥かなる時空の中で』がTVアニメ放映開始記念で表紙に登場&連載再開。あと、ゲームの方は「3」が発表されてたけど、今度は源平合戦の時代設定で、弁慶とか義経が出てくるんですと(笑)。こうなると、「4」あたりは戦国時代……で、そのうち現代に追いついたりして(笑)。
 あと、なかじ有紀が新連載。前の『ビーナスは片想い』の連載中に意識的に画風をリファインしていった気配は感じていたんだけど、最近文庫になった『ハッスルで行こう』と比べると、明らかに表現力がアップしているのが実感できる。地味に進化し続けるなかじ有紀にはもうしばらく注目ということで(笑)。
 『輝夜姫』は今回から「ファイナルカウントダウン(笑)」が表記されるようになって、あと4回とのこと。内容は、いろいろとまとめに入っている(笑)、という感じかなあ。今回はどういうオチをつけるのか、もう少し見守ろう。ただ、連載中がフラットな展開だった『月の子』と比べると、連載中の展開が高低差激しかった分(笑)、どんなオチをつけても『月の子』のあのオチほどの衝撃力はないかも(笑)。(2004/10/09)


月刊LaLa 2004年10月号
表紙筑波さくら・田中メカ「ペンギン革命」「セーラー服にお願い!」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「ペンギン革命」筑波さくら第1回 ★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第18回(第21話)★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第86回ACT95★旅の終わり★★★
「セーラー服にお願い!」田中メカ第1回 ★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第24回 ★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第75回第75話★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第19回 ★★★
「まなびやの隅」緑川ゆき読切 ★★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその100★★
「輝夜姫」清水玲子第115回 ★★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第5回第12話★★★
「The☆Story of MY DEAR BEAR」斎藤けん読切 ★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 今回は表紙にもある通り、筑波さくらと田中メカがダブル新連載。まあ、安定して楽しめるものの、強烈な「引き」はないかなあ。
 緑川ゆきの久しぶりの学園もの短編「まなびやの隅」は先生に恋心を抱いてしまった少女の切なさを淡々と描いてなかなかよし。(2004/09/23)


月刊LaLa 2004年9月号
表紙森生まさみ・津田雅美・マツモトトモ・樋野まつり・葉鳥ビスコ(ララオールスターズ)
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第85回ACT94★救済★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第17回(第20話)★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第23回 ★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ LaLaメモリアルドラマCD・わいわいLIVEルーム!★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美 LaLaメモリアルドラマCD・わいわいLIVEルーム!★★
「美女が野獣」マツモトトモ LaLaメモリアルドラマCD・わいわいLIVEルーム!★★
「めるぷり」樋野まつり LaLaメモリアルドラマCD・わいわいLIVEルーム!★★
「おまけの小林クン」森生まさみ LaLaメモリアルドラマCD・わいわいLIVEルーム!★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその99★★
「金色のコルダ」呉由姫第6回第10楽章★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第74回第74話★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第18回 ★★★
「アップル・ファミリー」草川為読切 ★★★
「輝夜姫」清水玲子第114回 ★★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「めるぷり」樋野まつり最終回 ★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第4回第11話★★★
「四天王リング」槻宮杏読切 ★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 今回は創刊28周年ということで、5作品のドラマCDが付録。応募者全員プレゼントのドラマCDというのはもはや恒例だったが、雑誌付録でドラマCDがついたのは初めてである。漏れ聞くところでは、CD-ROMが雑誌の付録になり始めた頃、ムックではない一般の雑誌ではCD-ROMを付録にはつけられない、という縛りがあったとかいう話だけど、そのあたりの縛りは最近はなくなったんだろうか?
 あんまり特筆すべきことはないんだけど、今回「めるぷり」が最終回の樋野まつりは、この連載で芸風が確立してなかなか楽しめるようになったかな、と。(2004/08/22)


月刊LaLa 2004年8月号
表紙葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「金色のコルダ」呉由姫第5回第9楽章★★★
「ふるふる、花火」田中メカ読切 ★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその98★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第16回(第19話)★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第73回第73話★★★
「HEAVENカンパニー」なかじ有紀読切 ★★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第17回 ★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第84回ACT93★贖罪★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第3回第10話★★★
「輝夜姫」清水玲子第113回 ★★★★
「めるぷり」樋野まつり第21回第21話★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「トカゲ王子」和泉明日香読切 ★★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 なかじ有紀「HEAVENカンパニー」は、ガーデニングの道を目指すヒロインを軸に、恋愛と仕事の両方にスポットを当てている点で、『ハッスルで行こう』に近い味わいがあって、★★★★。ただまあ、ページ数が少ないぶんいろいろ盛り込みすぎていて、ちょっともったいないというか、消化不良気味という感じはするかなあ(笑)。前後編か、短期連載くらいでじっくり読みたかった作品かも。
 今回は「トカゲ王子」の和泉明日香がLaLaDXから本誌初登場。ここのところ連続してLaLaDXからの新人紹介が続いているが、現状のLaLaの雑誌としてのレベルを維持する意味では、新人発掘→育成のサイクルは順調に回っているとはいえるのかも。ただまあ、たこい的に期待しているようなちょっととんがった新人とか、ラディカルな新人とかは、今のサイクルだと出てきにくいかも(笑)。(2004/07/25)


月刊LaLa 2004年7月号
表紙森生まさみ「ミモザでサラダ」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第15回(第18話)★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第22回 ★★★
「金色のコルダ」呉由姫第4回第8楽章★★★
「ミモザでサラダ」森生まさみ読切Last dish★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第83回ACT92★長い旅★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第2回第9話★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第16回 ★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「未完成幸福記録」川瀬夏菜読切 ★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその97★★
「輝夜姫」清水玲子第112回 ★★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第72回第72話★★★
「めるぷり」樋野まつり第20回第20話★★★
「ラブリーデイズ」林みかせ読切 ★★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 森生まさみ「ミモザでサラダ」が今回でラスト。ヒロインの女の子が育ちゃったので、かろうじてロリコンものの範疇は脱しているかと思うが(笑)、そうなればそうなったで、純真無垢なヒロインと確信犯的な天性ジゴロの青年(しかもタガがはずれている(笑))というシチュエーションは、確かに作者が当初危惧したとおり(笑)、エロエロである(笑)。
 あと、LaLaDXでは安定して良質の短編を発表してきた林みかせが本誌初登場。LaLaDXでのシリーズ「地球行進曲」がコミックスになるので、多分に宣伝の意味合いはあるんだろうな、と。(2004/07/25)


月刊LaLa 2004年6月号
表紙樋野まつり「めるぷり」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「めるぷり」樋野まつり第19回第19話★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第14回(第17話)★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第1回第8話★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第21回 ★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第82回ACT91★息子★★★
「金色のコルダ」呉由姫第3回第7楽章★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「デーモン聖典」樹なつみ第15回 ★★★
「Ωραιο!(オレオ)」なかじ有紀読切 ★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその96★★
「輝夜姫」清水玲子第111回 ★★★★
「遥かなる時空の中で」水野十子第2部・第34回天地の章第3話★★★
「天然パールピンク」田中メカ最終回 ★★★
「温泉で会いましょう」唐沢千晶読切 ★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 田中メカ『天然パールピンク』が最終回。前の『お迎えです。』の時もちょっと思ったが、わりと展開がフラットな印象で、最終回に向けての怒涛の展開、みたいなものとは無縁な作風かも。「あ、今回で終わっちゃうんだ?」みたいな(笑)。まあ、あくまでも作風ということで、とりたてて欠点という訳でもないとは思うんだけど(笑)。
 あと、LaLaDXでシリーズ化されたばかりの唐沢千晶「温泉で会いましょう」が本誌にも登場。絵は新人離れして達者なので、呉由姫と同じくらいの位置にはわりとはやく到達するかも。(2004/05/31)


月刊LaLa 2004年5月号
表紙呉由姫「金色のコルダ」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第81回ACT90★螺旋★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第13回(第16話)★★★
「金色のコルダ」呉由姫第2回第6楽章★★
「甘い咬みあと」筑波さくら読切 ★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第20回 ★★★
「めるぷり」樋野まつり第18回第18話★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第14回 ★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「おまけの小林クン」森生まさみ第71回第71話★★★
「輝夜姫」清水玲子第110回 ★★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその95★★
「遥かなる時空の中で」水野十子第2部・第33回天地の章第2話★★★
「天然パールピンク」田中メカ第20回step:20★★★
「契約パピヨン」草川為読切 ★★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 連載陣はまあほどほど。一定のレベルはクリアしているけど、予測の範囲内の展開にとどまえる作品が多いかな。逆に、「お約束」な展開(笑)を意図的にやっている作品も散見されるけど(笑)。
 筑波さくらの新作読切「甘い咬みあと」は、警察公認で存在を容認されている吸血鬼青年の前に、彼の娘だと自称する少女……というか幼女が現れて一方的になつきまくる、という話なのだが、やっぱり時代はロリコン(笑)?(2004/05/31)


月刊LaLa 2004年4月号
表紙葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第12回(第15話)★★★
「ミモザでサラダ」森生まさみ読切3rd.dish★★★
「金色のコルダ」呉由姫第1回 ★★
「遥かなる時空の中で」水野十子第2部・第32回天地の章第1話★★★
「ビーナスは片想い」なかじ有紀最終回 ★★★
「ほいきた!りんご組」江咲桃恵ギャグ 
「デーモン聖典」樹なつみ第13回 ★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第80回ACT89★兄弟★★★
「美女が野獣」マツモトトモ第19回 ★★★
「輝夜姫」清水玲子第109回 ★★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその94★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第70回第70話★★★
「天然パールピンク」田中メカ第19回step:19★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第3回 ★★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 そんな中では過去何回かなかじ有紀の新境地(?)として評価してきた『ビーナスは片想い』が最終回。最終回自体はテンションとしては並だけど、最後に主人公たちが選択するのが「同棲」である点が、なかじ有紀作品としてはトピックといえるかも。デビュー以降、中学生、高校生、大学生、専門学校生など、徐々に主人公の年齢を上げつつも、カップルが成立したところでハッピーエンド、という古典的展開を続けてきたなかじ有紀が、今回初めて肉体関係込みの恋愛を描いた、ということで、ある意味、少女マンガが過去たどってきた歴史をなかじ有紀は自分のペースでたどり直しているのかも、という気がちょっとしてきた。そうなると、この先にあるのは、なかじ有紀流のレディースコミックになるのか(笑)? なんにしても、もう少し見守り続けていきたい。
 あと、清水玲子『輝夜姫』が、ストーリーの根幹設定の説明も交えつつも、サットンのミラーへの想い(笑)を軸に、かなりギャグっぽい展開でなかなかよし(笑)。
 そういえば、LaLaDX3月号に第1、2作が再録された森生まさみ『ミモザでサラダ』は、第1、2作では12歳だったヒロインが15歳になって登場……したのはまあいいのだが、ラストでそのヒロインにボディーガードの青年が容赦なしに「大人のキス」(笑)をしてしまう、というこの展開は……(笑)。時計野はり『お兄ちゃんと一緒』もそうだが(笑)、やっぱり時代はロリコン(笑)?(2004/02/29)


月刊LaLa 2004年3月号
表紙マツモトトモ「美女が野獣」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「美女が野獣」マツモトトモ第18回 ★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第11回(第14話)★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第69回第69話★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第79回ACT88★The Way We Were★★★
「シャルバット〜ハッピー・アラビアン・ウェディング〜」水野十子読切 ★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその93★★
「デーモン聖典」樹なつみ第12回 ★★★
「目隠しの国」筑波さくら最終回 ★★★
「ビーナスは片想い」なかじ有紀第57回vol.57★★★
「輝夜姫」清水玲子第108回 ★★★★
「天然パールピンク」田中メカ第18回step:18★★★
「めるぷり」樋野まつり第17回第17話★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第2回 ★★★
「心にボ部」江咲桃恵ギャグ(最終回)
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 そんな中では、筑波さくら『目隠しの国』が最終回。接触過去感知、接触未来予知という能力だけを題材に、これだけシリーズを続けたのはある意味力業かも。
 あとは、久しぶりに水野十子のオリジナル短編が読めたのが収穫といえば収穫か。ただ、どうも『遥かなる時空の中で』で作風が固定されてしまったのか、『遥かなる時空の中で』以前のオリジナル短編とは醸し出す雰囲気が変わっていて、読後感があまり『遥かなる時空の中で』と変わらないという気はする。(2004/02/22)


月刊LaLa 2004年2月号
表紙津田雅美「彼氏彼女の事情」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第78回ACT87★ゲーム★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第10回(第13話)★★★
「天然パールピンク」田中メカ第17回step:17★★★
「お兄ちゃんと一緒」時計野はり第1回 ★★★
「おまけの小林クン」森生まさみ第68回第68話★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第11回 ★★★
「めるぷり」樋野まつり第16回第16話★★★
「輝夜姫」清水玲子第107回 ★★★★
「ビーナスは片想い」なかじ有紀第56回vol.56★★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその92★★
「目隠しの国」筑波さくら第32回第39話★★★
「金色のコルダ」呉由姫読切 ★★
「心にボ部」江咲桃恵ギャグ 
「オガッツ!」平井摩利最終回FINAL★★★
 引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 そんな中、史上空前の「妹の時代(笑)」を狙いすましたかのようなシリーズ(笑)、時計野はり『お兄ちゃんと一緒』(笑)が連載開始。よくよく考えてみると(笑)、これって、タイプの異なる多人数のお兄ちゃん全員が妹ラヴ(笑)という点では、いわゆる12人の妹がいるゲーム(笑)の逆シチュエーションになるんだな(笑)。してみると、ゲームと同時展開していないだけで(笑)、同じLaLaでいうと水野十子『遥かなる時空の中で』とコンセプト的には近いわけなのだが(笑)、このシリーズの場合、主人公の女の子が、妹が12人いるゲーム(笑)あたりで萌えている男性層が好みそうなキャラクターに設定されているのが、狙いすぎというべきか、したたかというべきか(笑)。少なくとも、水野十子『遥かなる時空の中で』が決して獲得し得ないであろう読者層を開拓はしていると思う(笑)。
 そういう意味では、今月は読みきりで登場の呉由姫『金色のコルダ』は、あまりにも順当に『アンジェリーク』『遥かなる時空の中で』路線(笑)なので(ゲーム同時展開だし(笑))、本来のターゲット以外の読者は獲得することはないだろうなあ(笑)。別にそんなものは狙ってないだろうけど(笑)。
 あと、なかじ有紀「ビーナスは片想い」が、ヒロインのベッドイン後のドキドキ感を今どきの少女マンガには珍しく(笑)、初々しく描いて★★★★。しかし、この作品も、気がついてみるとなかじ有紀の連載作品の中で最長の作品になっていたんだなあ。(2004/02/22)


月刊LaLa 2004年1月号
表紙森生まさみ「おまけの小林クン」
作品名作者名連載回数サブタイトルなど星取表
「おまけの小林クン」森生まさみ第67回第67話★★★
「桜蘭高校ホスト部」葉鳥ビスコ第9回(第12話)★★★
「天然パールピンク」田中メカ第16回step:16★★★
「心にボ部」江咲桃恵ギャグ 
「美女が野獣」マツモトトモ第17回 ★★★
「彼氏彼女の事情」津田雅美第3部・第77回ACT86★ノクターン★★★
「めるぷり」樋野まつり第15回第15話★★★
「めぐる架空亭」草川為読切(最終回)★★★
「オコジョさん」宇野亜由美ギャグその91★★★
「デーモン聖典」樹なつみ第10回 ★★★
「ビーナスは片想い」なかじ有紀第55回vol.55★★★★
「輝夜姫」清水玲子第106回 ★★★★
「遥かなる時空の中で」水野十子第2部・第31回四神の章第4話★★★
「オガッツ!」平井摩利第5回ACT.9★★★
「目隠しの国」筑波さくら第31回第38話★★★
 2004年も(と、いっても実際の時間はまだ2003年だけど(笑))引き続き、内容的には全体に低め安定という感じ。
 今月は、まあ、特筆すべきことはほとんどないんだけど、敢えていえば、なかじ有紀「ビーナスは片想い」が、たぶんなかじ有紀作品では初めてのヒロインのベッドインを描いていたのではないかと思って、ちょっと感慨にふけったり(たこいの勘違いだったら誰か指摘してください(笑))。まあ、ベッドインを匂わせて次回に続く、という古典的少女マンガの描写(笑)ではあるが、これまでのなかじ有紀作品は、紆余曲折を経てカップルが成立するまでを描いて、カップルが成立したあたりで物語が終わるのがほとんどだったので、そういう描写が出てくる余地もなかったんだけど、今回のシリーズは、友だち以上恋人未満の状態での日常を丹念に描きつつ、特別な告白イベントなどはなしに自然にカップルになっていく、という展開だったので、なかじ有紀作品としては、地味ではあるけど、いろいろと冒険的かな、と思っているんだけど、どうか?(2003/12/07)


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