月刊LaLaインデックス1988 MONTHLY LaLa INDEX 1988
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白泉社月刊LaLaのインデックスデータ。その1988年版。独断と偏見に満ちた星取表(5点満点)と短評付き。
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月刊LaLa 1988年12月号 |
表紙 | 安孫子三和 | 「みかん・絵日記」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第11回 | Flesh6.MOMENT・前編 | ★★★ |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第19回 | 第11話 スプーン一杯の愛で・中編 | ★★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第45回 | Scene10.PERSONA | ★★★★ |
「みかん・回覧板」 | 安孫子三和 | ★★ | ||
「月の子」 | 清水玲子 | 第3回 | ★★★ | |
「カラフルBOX」 | なかじ有紀 | 第4回 | 4 GREEN PAGE | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第31回 | ★★★ | |
「インナ−・カルテット」 | かわみなみ | 第2回(第1話第2回) | 第1話Tea for Two 2 | ★★★★ |
「薔薇色のきみ」 | 高口里純 | 読切 | 伯爵と呼ばれた男 | ★★★★ |
「ひのまるなかま」 | ひのまる | ギャグ | (第2回) | ★★ |
「Dr.ク−ジョ危機一髪!!4」 | 星崎真紀 | 前編 | 怒涛のメリークリスマス・前編 | ★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第23回 | Phase23 晦方 | ★★★ |
「イスタンブル物語」 | 森川久美 | 第5回 | ★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第75回 | ★★★ |
今号も引き続きレベル的には中庸。星崎真紀『Dr.ク−ジョ危機一髪!!』がはやくも4作目。増刊の『ぼくのセロリパセリ』の好調もふくめて、この時期の星崎真紀は脂がのりまくっていた、と言えるかも。 あと、高口里純『伯爵と呼ばれた男』が珍しく本誌に登場しているのがちょっと目を引く。(2005/01/10) |
月刊LaLa 1988年11月号 |
表紙 | 清水玲子 | (無題) |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第8回 | そのはち | ★★★ |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第18回 | 第11話 スプーン一杯の愛で・前編 | ★★★ |
「インナ−・カルテット」 | かわみなみ | 第1回(第1話第1回) | 第1話Tea for Two 1 | ★★★ |
「月の子」 | 清水玲子 | 第2回 | ★★★ | |
「ひのまるなかま」 | ひのまる | ギャグ | (第1回) | ★★ |
「カラフルBOX」 | なかじ有紀 | 第3回 | 3 MILK BOYスクランブル | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第30回 | ★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第44回 | Scene10.PERSONA | ★★★★ |
「SORAMAME KID BROTHERS」 | ヤマダヒロエ | ギャグ | ★ | |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第10回 | Flesh5.うさぎ林檎はふりむかない・後編 | ★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第22回 | Phase22 水取球 | ★★★ |
「イスタンブル物語」 | 森川久美 | 第4回 | ★★★ | |
「さよなら放課後」 | たけだ亜紀 | 読切 | ★ | |
「男女交際のススメ」 | 米沢りか | 読切 | 信夫&玉緒 | ★★★ |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第74回 | ★★★★ |
今号も引き続きレベル的には中庸。たこい的にはかわみなみ最高傑作と思っている『インナー・カルテット』の連載がスタートしているのがトピックといえばトピック。とはいえ、わりとスロースタートな長編で、序盤は★★★くらい。すべての設定が提示されてストーリーが入り組んで来てからがこの作品のキモ。連載より、コミックスでまとめて読んだときに真価を発揮する作品かと思う。 あと、『シニカル〜』は久しぶりにツン太くんが主役なので、★★★★(笑)。(2005/01/10) |
月刊LaLa 1988年10月号 |
表紙 | なかじ有紀 | 「カラフルBOX」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「月の子」 | 清水玲子 | 第1回 | ★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第43回 | Scene10.PERSONA | ★★★★ |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第9回 | Flesh5.うさぎ林檎はふりむかない・前編 | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第29回 | ★★★ | |
「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第7回 | そのなな | ★★★ |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第17回 | 第10話 サマータイムバトル・後編 | ★★★ |
「再会の方程式」 | 桑田乃梨子 | 読切 | ★★★ | |
「カラフルBOX」 | なかじ有紀 | 第2回 | 2 PEACH TIME・後編 | ★★★ |
「イスタンブル物語」 | 森川久美 | 第3回 | ★★★ | |
「くだものん」 | ひのまる | ギャグ | #4. ももっ | ★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第21回 | Phase21 散松葉 | ★★★ |
「何が猫に起こったか?」 | 遠野一生 | 読切 | ★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第73回 | ★★★ |
今号も引き続きレベル的には中庸。清水玲子『月の子』の連載がスタートしているのがトピックといえばトピック。これを書いている今は2005年でちょうど『輝夜姫』の連載が終わったばかりだが、この一連のお伽話シリーズ(?)がこの号から始まったと考えるとちょっと感慨深いかも(笑)。と、いっても、『輝夜姫』の次の作品がお伽話ネタかどうかはまだわかんないんだけど(笑)。 あと、桑田乃梨子「再会の方程式」は、後の『おそろしくて言えない』のシリーズ(?)第1作。(2005/01/10) |
月刊LaLa 1988年9月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「カラフルBOX」 | なかじ有紀 | 第1回 | 1 PEACH TIME・前編 | ★★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第42回 | Scene10.PERSONA | ★★★★ |
「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第6回 | そのろく | ★★★ |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第16回 | 第10話 サマータイムバトル・前編 | ★★★ |
「キュービック・ドリーム」 | やまざき貴子 | 読切 | ★★ | |
「真冬のライオンたち」 | たけだ亜紀 | 読切 | 第29回LMHS準入選 | ★ |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第8回 | Flesh4.ビタースウィートなオリーブ3 | ★★★ |
「くだものん」 | ひのまる | ギャグ | #3 なすびはくだものくん | ★★ |
「イスタンブル物語」 | 森川久美 | 第2回 | ★★★ | |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第28回 | ★★★ | |
「のばらのいばら」 | 新田華丸 | 読切 | ★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第72回 | ★★★ |
今号も引き続きレベル的には中庸。引き続き各連載陣はほどほど。やまざき貴子「キュービック・ドリーム」は初期のSF代表作とされるタイムマシン「ムシ」シリーズだが……たこい的にはひねりのない&考証の甘いSFには思いっきり点は辛い、ということで(笑)。(2005/01/01) |
月刊LaLa 1988年8月号 |
表紙 | 清水玲子 | (無題) |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第15回 | 第9話 100万回のキス・後編 | ★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第20回 | Phase20 天球図 | ★★★ |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第7回 | Flesh4.ビタースウィートなオリーブ2 | ★★★ |
「イスタンブル物語」 | 森川久美 | 第1回 | ★★★ | |
「くだものん」 | ひのまる | ギャグ | #.2 スイカだ | ★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第41回 | Scene10.PERSONA | ★★★★ |
「青のメソポタミア」 | 秋里和国 | 読切 | 第2部 | ★★ |
「Dr.ク−ジョ危機一髪!!3」 | 星崎真紀 | 後編 | アブナイ関係・後編 | ★★★ |
「天国に行ったクツ」 | 戸田弓弥子 | 読切 | ★ | |
「地上の天使」 | やまじえびね | 読切 | ★★★ | |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第27回 | ★★★ |
今号もレベル的には中庸、かな。各連載陣はほどほど。やまじえびねも作風に迷いがでてきた感じで今回は今ひとつ。あと、再登場の秋里和国「青のメソポタミア」は……たこい的にはひねりのないSFには思いっきり点は辛い、ということで(笑)。(2005/01/01) |
月刊LaLa 1988年7月号 |
表紙 | わかつきめぐみ | 「So What?」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「CIPHER」 | 成田美名子 | 第40回 | Scene9.BAD DREAMS | ★★★★ |
「僕のBlueAngel」 | なかじ有紀 | 読切 | ★★★ | |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第6回 | Flesh4.ビタースウィートなオリーブ1 | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第26回 | ★★★ | |
「Dr.ク−ジョ危機一髪!!3」 | 星崎真紀 | 前編 | アブナイ関係・前編 | ★★★ |
「みかん・回覧板」 | 安孫子三和 | ★★ | ||
「桃の湯(セント・ピーチ)物語」 | 原なおこ | 最終回 | ★★★ | |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第19回 | Phase19 昴星 | ★★★ |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第14回 | 第9話 100万回のキス・前編 | ★★★ |
「湿原情歌」 | 若山信 | 読切 | ★★ | |
「くだものん」 | ひのまる | ギャグ | #.1 おりんご | ★★ |
「青春は薔薇色だ」 | 桑田乃梨子 | 読切 | ★★★★★ | |
「誰にもやらない」 | 竹宮惠子 | 後編 | ★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第71回 | ★★★ |
今号もレベル的には中庸、かな。 星崎真紀「Dr.ク−ジョ危機一髪!!」は、ヒロインソニア刑事が今回からレギュラー化。 トピックとしては、桑田乃梨子の初期最高傑作「青春は薔薇色だ」の掲載か。絵はヘタウマ的なんだけど、コミカルな中に時折ピュアな感情が滲み出るバランスが絶妙。シリーズ化もされたけど、やはりこの第1作の衝撃は特筆しておきたい。(2004/12/31) |
月刊LaLa 1988年6月号 |
表紙 | 樹なつみ | 「パッション・パレード」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第5回 | そのご | ★★★ |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第13回 | 第8話 アメリカン・ビート・後編 | ★★★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第39回 | Scene9.BAD DREAMS | ★★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第18回 | Phase18 五月闇 | ★★★ |
「ウィークデイ」 | 清水玲子 | 読切 | ジャック&エレナ | ★★★ |
「ギジェット」 | さべあのま | 最終回 | ★★★★ | |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第5回 | Flesh3.籠の中の傾向と対策・後編 | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第25回 | ★★★ | |
「桃の湯(セント・ピーチ)物語」 | 原なおこ | 第5回 | ★★★ | |
「誰にもやらない」 | 竹宮惠子 | 前編 | ★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第70回 | ★★★ |
今号はレベル的には中庸、かな。 ここのところべたぼめしていたさべあのま「ギジェット」が最終回。 あと、この数年毎年「姫クンシリーズ」登場していた竹宮恵子はシリーズではない短編で登場。LaLa本誌への竹宮恵子の登板はこの作品が最後。まあ、山岸凉子、大島弓子に続き、24年組の登板がなくなった、ということで、ほぼ、自家栽培のマンガ家だけでの体制に移行した、といえるかも。(2004/12/31) |
月刊LaLa 1988年5月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | 第4回 | Flesh3.籠の中の傾向と対策・前編 | ★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 最終回 | ★★★ | |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 番外編 春二番 | ★★★ | |
「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第4回 | そのよん | ★★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第38回 | Scene9.BAD DREAMS | ★★★★ |
「天使天使天使」 | 高口里純 | 読切 | 伯爵と呼ばれた男 | ★★★★ |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第12回 | 第8話 アメリカン・ビート・中編 | ★★★★ |
「ギジェット」 | さべあのま | 第2回 | ★★★★★ | |
「うさぎせんせえ」 | ひのまる | ギャグ | ★★ | |
「桃の湯(セント・ピーチ)物語」 | 原なおこ | 第4回 | ★★★ | |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第24回 | ★★★ | |
「恋をしましょう」 | 小原須磨子 | 読切 | ★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第69回 | ★★★ |
最終回ラッシュ(?)のトリ(?)として、なかじ有紀「小山荘のきらわれ者」が最終回。一方、岡野史佳「フル−ツ果汁100%」は今回から正式に連載化。 あと、ずっと増刊での連載(?)が続いた高口里純「伯爵と呼ばれた男」が何故か本誌に登場。昨年迷走を続けた増刊政策の迷走の余波、といったところかも(笑)。作品自体はいつも通りの秀作。 前号でほとんど絶賛したさべあのま「ギジェット」は、絵柄、構成、ストーリーとも非の打ち所なく★★★★★。(2004/08/10) |
月刊LaLa 1988年4月号 |
表紙 | なかじ有紀 | 「小山荘のきらわれ者」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「夢のつづき」 | 清水玲子 | 読切 | ★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第37回 | Scene9.BAD DREAMS | ★★★★ |
「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第3回 | そのさん | ★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第17回 | Phase17 春一番 | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第23回 | ★★★ | |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第11回 | 第8話 アメリカン・ビート・前編 | ★★★ |
「桃の湯(セント・ピーチ)物語」 | 原なおこ | 第3回 | ★★★ | |
「うさぎせんせえ」 | ひのまる | ギャグ | ★★ | |
「聖母(マドンナ)横町のダンディ」 | 木村晃子 | 読切 | ★★★ | |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第34回 | ★★★ | |
「ギジェット」 | さべあのま | 第1回 | ★★★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第68回 | ★★★ |
連載が終わったばかりの清水玲子がいきなり単発の短編を発表しているのが目を引く。大富豪の女の子がロックスターを誘拐監禁する、という話だが、女の子は最後まで改心したりはしないし、女の子の執事役の少年はそんな女の子に絶対の忠誠を誓っているし、ロックスターの身代わりのクローン体はあっさり殺されるし、モラルも何もあったものじゃないが(笑)、今にして思うと、「輝夜姫」の基本要素のいくつかはこの短編でも既に示されていたとは言えるかも(笑)。 LaLa本誌には初登場のさべあのま「ギジェット」は、母親に死なれて父子家庭になったヒロインの少女のところに、バツイチ連れ子付きの父親の従妹が現れて一騒動、というある意味定番的な設定だが、巧者が料理すると基本の料理もどれだけおいしく仕上がるか、という見本のような作品。(2004/08/10) |
月刊LaLa 1988年3月号 |
表紙 | 清水玲子 | (無題) |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第33回 | ★★★★ | |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第10回 | 第7話 好きにならずにいられない | ★★★ |
「桃の湯(セント・ピーチ)物語」 | 原なおこ | 第2回 | ★★★ | |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第16回 | Phase16 告天子 | ★★★ |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第36回 | Scene9.BAD DREAMS | ★★★★ |
「竜の眠る星」 | 清水玲子 | 最終回 | ★★★ | |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | (第3回) | Flesh2.メロンの気持ち・後編 | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第22回 | ★★★ | |
「まり子闘争(ウォーズ)」 | かわみなみ | 最終回 | ★★★★★ | |
「うさぎせんせえ」 | ひのまる | ギャグ | ★★ | |
「Dr.ク−ジョ危機一髪!!2」 | 星崎真紀 | 読切 | マッドデンティスト街に出る | ★★★★ |
「オレンジについて」 | 若山信 | 読切 | ★★★ | |
「CRAZYでお騒がせ」 | 北岡伸子 | 読切 | 「男冥利の桜散る」続編 | ★★ |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第67回 | ★★★ |
このところ連載陣の最終回ラッシュ(?)が続く中、清水玲子「竜の眠る星」かわみなみ「まり子闘争(ウォーズ)」が同時に最終回。 「竜の眠る星」はたこい的には評価高くないんだけど、連載全体を通してのキャラクターに対する酷薄な扱いは、後の「輝夜姫」などに結実しているとは言えるかも。ただ、当時としては「ちょっと新しい絵柄で古い肌合いのSFを描くマンガ家」という印象と、そのあたりの酷薄さにミスマッチを感じていたのを覚えている。 「まり子闘争(ウォーズ)」は、ミカエルが去り、神と魔の抗争とは無縁となったヒロインまり子が自分にとっての本当の闘争〜恋愛に自分の意志で立ち向かっていく姿がさわやかで、傑作認定の★★★★★。「シャンペンシャワー」までではここまでのストーリーテリングがある人だとは思っていなかったので、正直、目から鱗が落ちた。 あと、なかじ有紀「小山荘のきらわれ者」が、一途な主人公の恋がとうとう成就するエピソードで★★★★。なかじ有紀も、この連載で、長期連載に耐えうるストーリーテラーとしての才能をよく示したと思う。 星崎真紀「Dr.ク−ジョ危機一髪!!2」は、増刊のCindyから本誌に移っての第2作。ヒロインのソニア刑事初登場の巻。 まあ、なんだかんだと読みどころは多かった号かな。(2004/08/10) |
月刊LaLa 1988年2月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「CIPHER」 | 成田美名子 | 第35回 | Scene9.BAD DREAMS | ★★★★ |
「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 最終回 | ★★★★ | |
「竜の眠る星」 | 清水玲子 | 第18回 | ★★★ | |
「フル−ツ果汁100%」 | 岡野史佳 | (第2回) | Flesh2.メロンの気持ち・前編 | ★★★ |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 読切 | 番外編 初春 | ★★★ |
「桃の湯(セント・ピーチ)物語」 | 原なおこ | 第1回 | ★★★ | |
「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第9回 | 第6話 BLACK PANTHER・後編 | ★★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第32回 | ★★★ | |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第21回 | ★★★ | |
「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第2回 | そのに | ★★★ |
「まり子闘争(ウォーズ)」 | かわみなみ | 第11回 | ★★★★ | |
「うさぎせんせえ」 | ひのまる | ギャグ | ★★ | |
「ハーバルミスティ」 | 綾瀬百合子 | 読切 | 第71回LMS金賞 | ★ |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第66回 | ★★★ |
ひかわきょうこ「時間をとめて待っていて」が最終回。リアルタイムで読んでいた読者にしてみると、あの連載中断を挟んでの連載再開、完結はなかなか感慨深いものがあった。かわみなみ「まり子闘争(ウォーズ)」も、ラス前でまり子とミカエルの別れを描いてさわやか。 樹なつみ「パッション・パレード」は、主人公霖の最大のライバル、レジー・キングの圧倒的な存在感を十二分に視覚化していて、マンガとしての巧さを感じさせる。秀作。 一方で、中堅原なおこの新連載「桃の湯(セント・ピーチ)物語」と、岡野史佳の初連載になる「フル−ツ果汁100%」も掲載(連載化見え見えではあるが、この時点ではまだシリーズ第2作という扱い)、と、連載陣入れ替わりがはっきりしてきた感じ。(2004/08/10) |
月刊LaLa 1988年1月号 |
表紙 | 成田美名子 | 「CIPHER」 |
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作品名 | 作者名 | 連載回数 | サブタイトルなど | 星取表 |
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「パッション・パレード」 | 樹なつみ | 第8回 | 第6話 BLACK PANTHER・前編 | ★★★★ |
「小山荘のきらわれ者」 | なかじ有紀 | 第31回 | ★★★ | |
「So What?」 | わかつきめぐみ | 第15回 | Phase15 冬咲花 | ★★★ |
「竜の眠る星」 | 清水玲子 | 第17回 | ★★★ | |
「時間をとめて待っていて」 | ひかわきょうこ | 第16回 | ★★★★ | |
「CIPHER」 | 成田美名子 | 第34回 | Scene8.LONG GOODBYE | ★★★★ |
「聖・忍冬たち」 | 木村晃子 | 読切 | ★★★ | |
「まり子闘争(ウォーズ)」 | かわみなみ | 第10回 | ★★★★ | |
「みかん・絵日記」 | 安孫子三和 | 第1回 | そのいち | ★★★ |
「ブライアン君の休暇」 | しばたひろこ | 第20回 | ★★★ | |
「メリークリスマスカフェー」 | 小原須磨子 | 読切 | ★★★ | |
「うさぎせんせえ」 | ひのまる | ギャグ | ★★ | |
「シニカル・ヒステリ−・アワ−」 | 玖保キリコ | 第65回 | ★★★ |
連載陣のうち、なかじ有紀『小山荘のきらわれ者』清水玲子『竜の眠る星』ひかわきょうこ『時間をとめて待っていて』かわみなみ『まり子闘争(ウォーズ)』がいずれもストーリー的なクライマックスを迎えつつあり、読みごたえ十分。成田美名子『CIPHER』もシヴァとサイファが別れる前半最大のクライマックス編。年初からこのテンションは現在(2004年1月)振り返るとちょっとすごいかも。 ほぼ、LaLa出身のマンガ家のみの布陣であることを考えると、雑誌としてのLaLaの本当の意味での黄金時代は山岸凉子などが気を吐いていた80年代前半より、むしろ80年代後半といっていいのかもしれない、と今回リストを作っていて、ちょっと思った。(2004/01/18) |
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