氏家松島温泉★★★★


ぬるすべで現代の湯治温泉

■概要

栃木県の平野部、矢板の近くに、温泉通に知られた特徴のある温泉があると聞いて、やませみさんの企画でオフ会の会場の選んだのは、氏家(うじいえ)松島温泉乙女の湯だ。ここの近くはに三菱自動車のテストコースがある。静かな農村地帯だ。

丘の上にあって周囲は緑が濃い。幹線道路から離れているので、とても静かだ。松島温泉乙女の湯は、大きな看板があるわけでなく、会社の保養所のように目立たない雰囲気だ。温泉施設がある平屋の本館と、2階建ての宿泊棟がある。



施設は、男女別の内風呂と露天風呂、食事ができる大広間、有料の中広間と個室の休憩室がある。そのほかに湯治用の自炊可能な宿泊施設がある。宿泊棟の各部屋のユニットバスにも温泉が供給されている。




■所在地

栃木県塩谷郡氏家町松島900
TEL:028−682−2266
FAX:028−682−2897

*やませみさん提供

■印象

落ち着いた雰囲気の施設だ。親切な受付に部屋のかぎをもらい、温泉棟の入場券ももらう。部屋に荷物を置いてさっそく温泉に向かう。浴室は広い窓があって、日本庭園が眺められる。お湯は褐色で、気持ちよくかけ流しだ。

入ってみるとはっきりとツルスベ感がある。お湯の中で肌をなでるとするするする。お湯そのものはさらりとしているのだが肌はツルツルする。さすがに温泉通に知られるだけはある。

泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度39.7度、成分総量443g/kg、湧出量255L/分(動力)だ。アルカリ性単純温泉というと、ごく平凡な泉質を創造するが、 松島温泉のお湯はだれでも分かるはっきりとした特徴がある。



広い露天風呂はややぬるめ、秋の夕日を眺めながらゆっくりお湯に浸かる。騒音がなにも聞こえない静かな雰囲気がとてもよい。じっくり浸かっていると体に少し気泡がつく。源泉の風呂だとうれしくなる。

泉質表示だけを見ると平凡な温泉を想像するかもしれないが、よい意味で裏切られる。ツルスベの好きな方にはお勧めする。

■営業

営業時間 10:00−21:30
休館日 月曜(祝日のとき翌日)
料金 700円
16:00から500円

交通

東北自動車道の矢板ICを降りて国道4号線を南下、蒲須坂北交差点で左折して東へ向かう。次の信号を左折、荒川を渡るとすぐ右折する。田んぼの中の舗装道路を走って坂を少し上がったところ。 駐車場は広い。
JR宇都宮線の氏家駅から送迎バスあり。



調査日:2001年10月

料金、開始時間修正(2002年8月)


湯治棟

氏家松島温泉には、湯治用施設として小さなキッチンのついたレンタルルームがある。オフ会はこの湯治用レンタルルームを利用した。畳敷きのワンルームマンションのような雰囲気だ。食事は自分で作るか、本館の食堂を利用する。

明るくプライバシーも守れる現代的な湯治施設だ。自炊しようとすると、スーパーは氏家駅近くまで行く必要がある。


平日料金(食事なし):2名利用で1人5500円、4名利用で1人4000円。
部屋にあるユニットバスで温泉が利用できる。
 

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