川俣湖温泉上人一休の湯★★★


川俣湖を見下ろす市営共同湯

■概要

鬼怒川の上流に川俣ダムがある。ダム湖の川俣湖の湖岸に川俣集落がある。ダム建設によって移転してきた集落だ。1990年に川俣湖温泉として温泉給湯事業が始まり、全戸に温泉が供給されている。

川俣集落の中央に共同浴場「上人一休の湯」がある。傾斜地に造られていて、京都の清水寺を模したようなコンクリートの高い櫓の上に建っている。開業は1994年。



変わったデザインで明るい建物だが、公営施設なのでやや趣に欠ける。入り口は階段を登った山側にある。ロビーは広くガラス張りなので、高いところから集落やダム湖が眺められる。



■所在地

栃木県日光市川俣740
TEL:0288−96−0008




■印象

浴室は換気がいまいちで、湯気がこもっている。広い浴槽に透明度の高いお湯がかけ流されている。かけ流しの湯量が多いのでお湯の鮮度がうれしい。

やや熱めのお湯で、ほんのり甘い香りがする。手足を伸ばしてお湯に浸かると気持ちよい。浴感はさらりとしたお湯だが、肌がツルツルする。湯口の近くでは特にツルツルだ。

泉質はアルカリ性単純温泉、源泉の温度52℃、成分総計186mg。
数字以上の浴感を感じる気がする。



露天風呂は岩風呂、周囲の塀が高いので、せっかく高いところにあるのに残念ながら展望はない。お湯はかけ流しの量を絞っているので、ややぬるめだ。

いかにも公共施設らしい外観に、それほど期待していないかったが、意外にお湯の鮮度を感じて満足できた。お勧めする。


■営業

営業時間 9:00−21:00
休館日 無休
料金 500円

交通

日光宇都宮道路の今市ICを降りて国道121号線で鬼怒川方面に向かう。鬼怒川、竜王峡を過ぎ、川治温泉の手前で左折して県道152号線を川俣方面へ向かう。川俣ダムを過ぎ川俣集落の中央。駐車場は広い。



調査日:2006年9月

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