温泉センター諏訪の湯★★★


飲泉できるひなびた温泉

■概要

利根川の上流、群馬県の水上(みなかみ)は温泉が散在している。この水上温泉郷の入り口に、温泉センター諏訪の湯がある。JR上越線の上牧駅と水上駅の中間に位置する。

利根川の左岸、JR線に挟まれた住宅街に諏訪の湯がある。すこしくたびれた感じのな建物で、大きな木に囲まれている。地元の人に愛されている、ひなびた小さな温泉だ。



受付の前の小さなロビーでは地元の野菜も売っている。なにもかも古びているので、逆にほっとするような気がする。



■所在地

群馬県利根郡水上町高日向448−30
TEL:0278−72−2056



■印象

寒い時期なので浴室は湯気が立ちこめている。大きめの岩風呂があって、小さな洗い場がある。訪れた日は夕方だったので、スキー帰りの客も多くて混み合っていた。

なんとか隙間を見つけてお湯に入る。少しぬるめの透明なお湯だ。さらりとした感じだが、じっくり入っていると芯から温まってくる。泉質は
カルシウム硫酸塩温泉(アルカリ性低張性高温泉)、旧泉名は石膏泉である。

源泉の温度44.1度、湧出量250L(掘削自噴)の温泉だ。コップが置いてあってお湯が飲める。石膏泉の特徴で、ほんのりと甘い味がする。この温泉は飲用も勧められていて、ロビーの壁には飲泉の方法が掲示されている。

飲泉すると、慢性胆のう炎、慢性便秘、胆石症、糖尿病、痛風に効くそうだ。用量は大人は1日に400mlまで、食前に飲むとされている。

水上温泉郷の中では目立たない、小さくひなびた温泉だが、源泉の掛け流しだ。温泉から出ても体のぬくもりがずいぶん保たれる感じがする。泉質にこだわる温泉ファンにはぜひお勧めする。

■営業

営業時間 9:00−21:00
休館日 無休
料金 300円(入浴のみ)
500円(入浴休憩)

交通

関越自動車道の水上ICを降りて、国道291号線を北上し、利根川手前の川上交差点を右折する。利根川を越えて、JRのガードの手前を右に入る。入り口は狭い。小さな看板あり。
駐車場は8台程度。



調査日:2001年1月

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