いとう温泉★★★★


支笏湖岸の展望の良い露天風呂

■概要

札幌から比較的近い大きな湖が支笏湖(しこつこ)だ。火山のカルデラ湖で、周囲に温泉が多い。支笏湖の北岸には露天風呂で有名な2つの温泉がある。有名なのは丸駒温泉だが、今回は隣のいとう温泉を訪れた。

その昔は支笏湖の対岸から船でなければ来られない所だった。今は国道が近くを通り、温泉の山側に舗装道路ができている。冬期は雪に閉ざされて営業していない。



舗装道路から急坂を下ると湖畔にいとう温泉の建物が見える。建物は湖面に張り出すように建てられている。小さな桟橋があって遊覧ボートが発着する。

露天風呂は湖面に向かって建物の左手にある。手前が男湯、奥が女湯だ。板塀に囲まれているが湖の景色はたいへん良い。

■所在地

千歳市支笏湖ポロピナイ
TEL:0123−25−2620
FAX:0123−25−2011



■印象

受付で料金を払って、さっそく露天風呂に行く。露天風呂は手作りの岩風呂だ。目の前は支笏湖。 風不死岳(ふっぷしだけ)・紋別岳(もんべつだけ)などの支笏湖を囲む外輪山を湯船から一望できる。

お湯はやや熱め、腰までの深さがある。透明でわずかに香りがあるお湯だ。お湯は山側から流し込まれていて、湖に流出している。

浴槽の水面は湖面よりも高い。宿のご主人に聞くと、湖水は混ざらないよう全て源泉を流しているそうだ。泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉、源泉の温度は52度。



内湯は熱めの源泉がかけ流しされている。 カランが全開でザーザーと勢いが良い。源泉そのままだとかすかに青みがかったお湯だ。飲んでみるとかすかに甘い味がする。ゴクゴク飲めそうだ。浴感もキシキシとした感じだ。

宿の主人の話では、昨年よりお湯の温度が上がったそうだ。さすがに温泉は生き物、大事にお湯を使っていることがわかる。泉質ファンは内湯に入ってみてもらいたい。

■営業

営業時間 10:00−15:00
休館日 無休
11月中旬−4月下旬は休業
料金 700円

交通

札幌から国道453号線を南下。支笏湖畔に出る1kmほど手前で、丸駒温泉の看板を見つけて右折。狭い道を進んで、小さい看板を見つけて坂を下る。札幌から1時間程度。駐車場は広い。



調査日:2004年7月

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