接岨峡温泉会館★★★


ダム湖のほとりの共同浴場

■概要

大井川の最奥部、接岨峡(せっそきょう)は南アルプスの奥にある秘境と言ってもよいところだったが、現在はダム開発によって、りっぱな道路や大井川鉄道の新駅が整備されている。



今回は接岨峡にある町営温泉施設、接岨峡温泉会館を訪れた。大井川鉄道の接岨峡温泉駅からはダム湖をまたぐように掛けられた接岨峡大橋を渡ってすぐのところにある。

ずいぶん山奥にある温泉だが、三角屋根の白いしゃれた建物だ。接岨峡温泉会館は、長島ダムによって水没する長島地区の地元補償のため建設されたもの。

■所在地
静岡県川根本町梅地
TEL:0547−59−3764




■印象

施設の外観からは考えると、浴室に入って少しおどろいた。浴室いっぱいに重厚な浴槽が造られている。お湯は透明だが浴槽が赤大理石なので色がついて見える。

さっそく入る。ややぬるめだが気持ちよい。源泉は温度が低いので加熱 循環しているが少しづつオーバーフローさせている。浴槽のふちにうすく白い析出がついているので、やはり温泉だ。

すこしだけツルスベを感じる浴感だ。お湯はさらさらしていて、香りはない。 源泉は接岨峡3号泉、泉質はナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉、源泉の温度21.2℃、pH8.6、蒸発残留物851mg。

2階には休憩室もある。夕方になると入浴券を持った地元の人が集まってくる。みんな親戚のようなアットホームな雰囲気だ。


■営業

営業時間 10:00−20:00
休館日 第1、3木曜日
料金 300円

交通

東名高速道路の静岡ICを降りて、国道362号線を北上する。川根本町千頭から県道77号線でさらに北上する。奥泉で県道388号線で接阻峡に向かう。長島ダムを過ぎ接岨峡大橋を渡るとすぐ。県道の反対側に駐車場あり。



調査日:2005年9月

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