瀬波温泉龍泉★★★★


瀬波温泉の立ち寄り元湯

■概要

新潟県北部村上市の西側、日本海に面して大きな温泉地、瀬波(せなみ)温泉がある。15軒ほど大きな温泉旅館が集まっている。温泉街の中心から少し北に、立ち寄り温泉の湯元龍泉がある。

瀬波温泉は、石油開発のため掘削していたところ、1904年に熱湯が噴出したことが始まりだ。現在の大和屋旅館の初代が掘ったものだという。今では温泉街のあちこちに、源泉があって湯気が見られる。


龍泉は源泉を持つ日帰り温泉で、このあたりでは日帰り温泉の草分けという。りっぱな門があって高級日本旅館の雰囲気だ。門の西側には源泉の井戸がある。蒸気が勢いよく上がっていて、源泉の温度が高いことが窺い知れる。竜泉の設備は、内風呂と露天風呂4ヶ所がある。 個室の休憩室(有料)と食事処、和風喫茶もある。



■所在地

新潟県村上市瀬波温泉2−2−25
TEL:0254−52−5251
FAX:0254−52−5254



■印象

内風呂は、広々した感じで、大きな湯船からはお湯があふれて浴室全体にあふれたお湯が流れている。無色透明のお湯は熱め、はっきりした油臭がある。投入しているお湯をなめてみるとかすかに塩味がする。

泉質はナトリウム−塩化物泉(アルカリ性低張性高温泉)、源泉の泉温は97度だ。あとで フロントに聞いたところ、内風呂も露天風呂も循環に源泉を追加しているという。源泉は高温のため水を加えているそうだ。



露天風呂は縦長の日本庭園風だ。手前に泡風呂、奥には湯滝もある。
露天風呂は温めなので、長湯ができる。緑の草木で囲われているので、なかなか気持ちがよい。

お湯そのものは内湯が新鮮で気持ちがよいと思う。浴室と脱衣室のあいだに面白いものがあった。半導体工場で使うようなエアシャワーだ。これで水分を吹き飛ばす仕組み。ちょっと寒い。

大きな立ち寄り施設で、ゆったりしている。湯元というだけあって瀬波温泉らしいお湯が楽しめる。内湯の油臭のあるお湯は特に気に入った。


■営業

営業時間 9:00−22:00
休館日 年3回
料金 800円

交通

北陸自動車道の聖籠新発田ICを降りて、国道7号線を北上する。九日町交差点を左折して岩船町に入る。国道345号線に入ってさらに北上する。瀬波温泉街の中心部を過ぎてすぐ左手に龍泉がある。駐車場は広い。
JR羽越線の村上駅から瀬波温泉行きバスで10分ほど。



調査日:2002年5月

オフィシャルホームページ
http://www.iwafune.ne.jp/~ryusen/


温泉饅頭

瀬波温泉の温泉饅頭は瀬波まんじゅうという。竜泉の近くに「きむらや」がの店がある。3色のまんじゅうをひとつづつ買った。できたてということもあって、ふんわりと柔らかい。程よい甘味で楽しめた。

   

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