鷺沼温泉★★


都会の秘湯、レトロな銭湯

■概要

津田沼に温泉マニアに有名な秘湯の銭湯があるという。都市伝説のような話を聞いていたので、その「鷺沼温泉」を訪れてみることにした。



住所を頼りに国道14号線を走るがなかなか見つからない。小さな看板を見つけて路地を入ると、大きな「ゆ」の看板がある。この付近は住宅街なのだが、鷺沼温泉付近はなぜか空き地と雑木が多いちょっと変わった雰囲気だ。



狭い入り口を入ると、レトロな銭湯であった。番台のおばあさんに挨拶して入る。

■所在地

千葉県習志野市鷺沼1−14−5
TEL:047−452−2523



■印象

脱衣場にはなつかしい籐カゴがある。壁の棚には常連客の風呂道具が並べられている。いかにも地元の銭湯だ。ずいぶん昔から様子が変わっていないようだ。

浴室の奥に黒湯の浴槽がある。2つに仕切られていて、左が熱め、右がぬるめと表示がある。当日はあまり温度差はなく、常連さんからは今日はぬるいよと声がかかった。

お湯は黒湯、濃い麦茶色だ。透明度は40cmほど。モール臭を期待したがほとんど香りはない。コップがあるので、ちょっと飲んでみたら癖のない麦茶風の味だ。

泉質名はつかないが温泉法の規定泉(炭酸水素ナトリウムの項)、源泉の温度18.7℃、成分総計0.65g。

浴槽の壁には歴史を感じるような鯉のタイル絵がある。注意書きも戦前のようなカナ書きだ。古い施設だが、それが不思議な魅力に感じてくる。

確かに時代に取り残されたような不思議な空間だ。都会の秘湯とういう形容も分かる気がする。興味のあるかたはどうぞ。

■営業

営業時間 15:30−22:30
休館日 4のつく日
料金 420円

交通

京葉道路の幕張ICを降りて、国道14号線を東京方面に進む。すぐに鷺沼町1丁目交差点になるので、交差点のすぐ左の駐車場に車を置く。100mほど戻ると小さな看板がある路地を入る。
京成線京成津田沼駅から歩いて10分ほど。



調査日:2007年1月

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