大間温泉
海峡保養センター★★
 


本州最北の温泉

■概要

大間は下北半島の最北端つまり本州の一番北にある町だ。まぐろの一本釣りで有名な漁港があり、北海道函館とを結ぶフェリーがある。

大間温泉海峡保養センターは市街から少し離れた岡の上にあって、遠くに海が見えるところだ。町営の保養施設だけあって大きな建物である。



浴室は小さな体育館ような感じで、かなりユニークだ。浴室の中に小川や橋があり、岩風呂風の湯船が4つもある。
男性の浴室にはなぜか子供が遊べる滑り台などがある。



■所在地

青森県下北郡大間町字内山48−1
TEL:0175−37−4334
FAX:0175−37−4709



■印象

浴室は広い。庭園風呂を室内に作ったという感じなのだが、屋根や壁が黒ずんでいるので全体は古めかしい感じがする。大きな湯船は透明なお湯、小さな湯船には源泉のままだ。

源泉風呂は赤褐色の食塩泉で、濃くて熱い。足をつけるのがやっとだった。大きな湯
船は適温、食塩泉なので体が温まる。ほかには、水風呂や打たせ湯がある。

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(含塩化土類食塩泉)高張性中性高温泉である。源泉の温度54.5度、PH=7.02

休憩室は舞台のあるおおきなホールを解放している。絨毯敷きなのでごろ寝に都合がよい。浴室がやや古いが、銭湯並の値段で温泉が楽しめ、広々としている。フェリーの待ち時間に良いだろう。


■営業

営業時間 9:00−21:00
休館日 無休
料金 370円

交通

東北自動車道の青森ICで降りて、青森市から国道4号線で野辺地へ行く。野辺地から国道279号線でむつ市を過ぎて終点が大間町である。大間市街に入る手前に保養センターの看板を見て左折する。
駐車場は広い。



調査日:1999年8月



フェリー

大間から北海道はよく見える。一番近いところは17kmだそうだ。東日本フェリーが大間と函館間を運行している。夏は1日3往復、8月は5往復している。それほど混まないようだ。

夏祭り

フェリーを待っている間に散歩をしていると、港のそばの神社で夏祭りが行われていた。きれいに飾った山車が出て、子供達が引いている。家の形や、船の形の山車がある。真夏の暑さのなかで、静かな漁港にお囃子が流れている。歩き疲れて軒先でひと休みしている一行にビールやジュースがふるまわれていた。なつかしい風景だ。

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