温浴ランドおが
なまはげのゆっこ★★★


男鹿半島の立ち寄り温泉

■概要

男鹿半島の温泉は男鹿温泉郷が有名だが、立ち寄り専門の温泉は見つからなかった。すこし離れたところに新しい立ち寄り温泉があると聞いて行ってみた。「なまはげのゆっこ」は
男鹿半島の高台にある温泉だ。

まだ新しい道路のなまはげラインから一の目潟へ向かって坂を登ると、牧場の近くに「なまはげのゆっこ」がある。このあたりはナマハゲの本場だ。山の稜線をたどるとナマハゲの本山である真山がある。



近くにキャンプ場があるだけの高原の静かな温泉である。大風呂、気泡浴、寝湯、サウナがある。
レストランの営業時間は11:00−19:00、メニューはラーメンが450円と安めだ。

■所在地

秋田県男鹿市北浦北浦字平岱山1
TEL:0185−33−3715



■印象

浴室からの眺めはすばらしい。牧場と、山が見渡せる。建物など人工物がなにも見えないのがよい。客が少なく空いているので、心からのんびりできた。お湯は透明でさらりとしている。泉質はナトリウム塩化物泉、源泉の温度69.6度である。

大広間は別料金になっている。この日はだれもいなかったが、カラオケタイムが決まっているので、地元の人がのど自慢をするのかもしれない。2階の休憩室は無料なので覗いてみると、リクライニングチェアーが並んでいて居心地がよかった。



混んでいなくて清潔な施設だ。露天風呂は残念ながらないが、浴室からのながめもなかなか良く、けっこう満足できる。

■営業

営業時間 9:00−21:00(4−10月)
10:00−20:00(11−3月)
休館日 第2,第4火曜日(祝日のとき翌日)
料金 300円
大広間利用200円

交通

秋田自動車道の昭和・男鹿半島ICを降りて国道101号線を西に行く。寒風山の手前で、なまはげライン(男鹿中央広域農道)に乗って9km程で左に案内板を見つけて左折。ICから33km程になる。駐車場は広い。



調査日:2000年5月

オートキャンプ場

なまはげオートキャンプ場は4つ星の立派な施設だ。料金400円(1人)、テントサイト4000円(1泊)、キャンピングカー6000円(1泊)である。




なまはげの館

なまはげは男鹿の名物だ。毎年大晦日の夜にあらわれる鬼である。まなはげ行事についての博物館「なまはげの館」が、1999年に真山神社の近くにできたので、寄ってきた。

男鹿市北浦真山字水喰沢
TEL:0158−22−5050
無休、9:00−17:00
なまはげの風習は男鹿半島の集落ごとにあって、それぞれ鬼の顔も違っている。訪問先の主人との挨拶も型があって、きちんと伝統が守られているそうだ。

博物館では、各集落の鬼の面をあつめている。いろいろな形があるのがわかる。自分で身につけてみることもできる。

<「なまはげ」の由来>
冬に仕事もしないで囲炉裏の火にあたっていると手足に火型ができる。これを「なもみ」という。「なもみ」ができるような怠け者を懲らしめるために、鬼がそれをはがしにくる。その鬼が「なもみはぎ」すなわち「なまはげ」だという。
なまはげの館の隣りに、なまはげ行事の実演をやってくれる男鹿真山伝承館がある。この建物は茅葺きの古い民家を移築したものだ。(実演は4−11月の期間)



なまはげ行事については真山なまはげ伝承会が参考になります。

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