明治温泉明治温泉旅館★★★


渓流を見下ろす一軒宿

■概要

茅野から八ヶ岳のふもとの奥蓼科に向かう県道191号線は湯道街道と呼ばれる。溜池の御射鹿池を過ぎ、街道から細い坂道を下ると、渓谷の中に一軒宿の白壁赤屋根の建物が見える。



八ヶ岳から流れる渓流は渋川。3段の滝「おしどり隠しの滝」がある。滝の周囲は散策できて、すばらしいロケーションだ。この滝を見下ろすように建物がある。周囲は深い森で、訪れた時期は紅葉も盛りを過ぎたころだ。

温泉の源泉は自然湧出で、滝の上部にある。温泉の発見は江戸時代天保年間。湯治場としての効能で「明らかに治る」から明治温泉と名づけられたという。現在の旅館は1888年の創業。



■所在地

長野県茅野市奥蓼科
TEL:0266−67−2660
FAX:0266−67−2450



■印象

浴室の右手に赤茶色のにごり湯浴槽がある。外に開かれていて半露天状態だ。渓流の音が心地よく滝の眺めがよい。 ぬるめなので長湯ができる。キシキシした浴感がある。

泉質は規定泉(鉄(II)イオン13.4mg、遊離二酸化炭素819mg)、源泉の温度23.7℃、湧出量131L、pH3.8、成分総計1379mg。



浴室の左手にある透明湯は熱め。大きな窓があるのでこちらも眺めがよい。循環加熱ろ過だが温泉の香りがある。浴槽の底に注入口があって、そこだけ赤茶色に染まっている。



明治温泉の本来は源泉の打たせ湯だ。湯量が豊富で勢いよく落ちている。飲んでみると少し酸っぱく苦渋い。冷たく感じるが加熱浴槽と交互浴がとても気持ちよい。

■営業

営業時間 11:00−18:00(電話確認要)
休館日 無休
料金 800円

交通

中央自動車道の諏訪ICを降りて、国道152号線(この区間は国道299号線と同じ)で蓼科高原へ向かう。山寺上交差点を過ぎてから、渋の湯温泉の案内を見つけて右折して県道191号線(渋の湯堀線)に入る。御射鹿池を過ぎてから明治温泉の看板を見つけて、左折して坂を下る。駐車場は広い。



オフィシャルページ

調査日:2005年10月

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