黒松内温泉ぶなの森★★★


ファミリー向けの公共施設

■概要

黒松内町は北海道の尻尾のである渡島半島のくびれた部分にある。黒松内はブナ林の北限とされ、周囲の低い山にはブナ林がひろがっている。 JR黒松内駅の付近にごく小さな市街がある。市街の南東側にブナ林の自然観察施設「歌才(うたさい)ブナ林」があって、その中に「黒松内温泉ぶなの森」がある。


黒松内温泉は1998年6月にオープンした日帰り専門の公営温泉だ。公園内の施設らしく近代的な美術館を連想させるような建物だ。内部は明るくモダンな雰囲気だ。



浴室は洋風と和風があり、日替わりで男女が交代する。無料休憩室のほかに売店では地元産のソフトクリームがある。

■所在地

北海道寿都郡黒松内町字黒松内545
TEL:0136−72−4566
FAX:0136−71−4340




■印象

訪れた日は洋風浴室が男性だった。清潔な感じの浴室だ。浴室内にはジェットバス、源泉風呂、大風呂、サウナがある。外には露天風呂がある。

大風呂は多少カルキ臭がするお湯なので早々に出る。左手にジェットバスがあって、その隣が源泉風呂だ。温めのお湯に浸かってみると弱くすべすべ感がある。

源泉風呂のお湯はかすかに緑かかった色だ。泉質はナトリウム−塩化物泉、源泉の温度39.9度、湧出量400L/分、成分総計2.2mg/kg だ。成分はかなり薄いようだ。



露天風呂からは森の緑が見える。お湯にはあまり特徴がないが、森を通ってくる風はなかなか心地よい。森林浴も兼ねてのんびりとリフレッシュできる。

道南にはひなびた温泉が多いが、家族連れにはあまり向かない。ぶなの森は泉質にそれほど特徴はないが、家族連れによい温泉施設だ。 車椅子トイレがあってバリアフリーにも対応している。

■営業

営業時間 10:00−22:00
(5月−10月)
11:00−21:30
(11月−4月)
休館日 水曜日(祝日のとき翌日)
料金 500円
家族風呂1000円(1時間)

交通

札幌から国道5号線を南下して、ニセコと長万部の間の黒松内町に入る。JRわらびたい駅手前で右折して道道9号線を北上する。4kmほどで案内板がある。国道229号線の寿都から道道9号線を南下してもよい。駐車場は広い。



調査日:2002年10月

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