北湯沢温泉北湯沢山荘★★★


静かな川べりの温泉

■概要

北海道南西部に大きな湖、洞爺湖と支笏湖がある。二つの湖の間は山が続いていて、この地域は大滝村という。大滝村の中央を流れる長流川(おさるがわ)に沿って温泉が湧くところがある。これが北湯沢温泉だ。

北湯沢温泉は1897年に北海道庁の測量技師の藤原さんが発見したと言われている。温泉の発見からまだ100年ほどだが、現在はこの地域に巨大な温泉ホテルやいくつかの温泉旅館がある。



北湯沢山荘は長流川の下流側にある一軒宿だ。北湯沢温泉の中でも歴史がある。国道がつけ直されたので国道から少し入った川沿いにある。周囲は長流川の谷にそって国道があるだけの山の中だ。



■所在地

北海道有珠郡大滝村字北湯沢温泉町329−1
TEL:0142−68−6444



■印象

小さな保養所といった雰囲気の受け付けを通って浴室に向かう。浴室は小さいが、大きな窓から川が見える。宿の裏手が湾曲した川の流れにに面している。タイルの浴槽にはやや熱めの透明なお湯が溢れている。

柔らかな透明なお湯はさっぱりした浴感だ。北湯沢温泉は湯量が豊富なので気持ちよく掛け流されている。 泉質は単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)北湯沢温泉4号井だ。源泉の温度は80度もある。



露天風呂はずいぶん広い。石造りの浴槽は感じがよい。川のせせらぎの音を聞きながらゆっくり浸かっているのもなかなかよい。透明なお湯だが、湯口には白い湯の花がついているので、それなりに成分もある温泉なんだとわかる。

露天風呂は眺めがよく、広くて気持ちよい。脱衣場が内風呂と別々なのでちょっと不便。大型温泉ホテルが近くにあるが、静かにお湯を楽しむのであればこちらの方がよいと思う。

■営業

営業時間 6:00−21:00
休館日 無休
料金 500円

交通

札幌から国道230号線を南下、中山峠を越えて喜茂別町へ。喜茂別町から国道276号線に入って支笏湖方向に向かう。途中に洞爺湖方面への左折路があるので、案内に従って右折する。洞爺湖へ行く途中に北湯沢温泉がある。札幌から86km程度。
駐車場は広い。



調査日:2002年10月


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