川原湯温泉王湯★★★★ |
湯かけ祭りの共同浴場 ■概要 川原湯温泉は吾妻川を見下ろす斜面にある古くからの温泉街である。川原湯温泉は湯かけ祭りで有名である。この湯かけ祭りは、昔いったん枯れた温泉が復活したことを祝ったことが始まりだそうだ。温泉の恵みに感謝して、正月20日に裸でお湯をかけ合う奇祭である。共同浴場の王湯は、湯かけ祭りが行われる川原湯温泉の中心部にある。 川原湯温泉は800年ほど前に源頼朝が鷹狩りの際に発見したと伝えられ、王湯の壁には源氏の紋所のささりんどうがついている。古くからの源泉は王湯の下にある。泉質は含食塩石膏硫化水素泉(緩和低張性高温泉)、源泉の温度は79度である。 ■所在地 群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯290 TEL:0279−83−2960 |
■印象 内風呂は下に降りる。受付から見ると地下にあたる。浴室は脱衣場からさらに降りるので地下2階にあたる。お湯は透明でわずかに硫黄の臭いがする。ちょうど良い温度になっていて気持ちがよい。お湯は3つの湯口から流れ込んでいる。古いコップが置いてあるので味をみてみた。わずかに塩味がする。 渡り廊下を渡って、階段を下りると露天風呂がある。あまり広くはない。4,5人も入れば満員だ。周囲が温泉街なので湯船のへりを高くしている。残念ながらお湯に浸かると景色が見えない。 古くからの共同浴場らしく、温泉に入った満足感が涌くところだ。 |
■営業
■交通 |
■蕎麦 王湯の隣に小さな食堂がある。ちょっと湯上がりに寄ってみた。普通の小さな食堂なのに、ここの蕎麦は美味しかった。群馬県の北部は蕎麦の美味い店が多いが、何気ない店で美味しい蕎麦に出会うと感激だ。盛り蕎麦650円。 |
この店の前は王湯源泉の湯溜まりになっている。木のふたがあって、ひしゃくが置いてある。ふたを開けてみると熱いお湯が溜まっている。食堂の女将さんに聞いたら、うどんやそばはこのお湯を使って茹でているそうだ。ガス代は普通の3分の1だそうだ。 | ■新源泉 温泉神社の下に、川原湯温泉の新源泉がある。木の柵で囲ってあって、熱いお湯がわき出ている。そこに木の棒に先にかごが付けてある道具が置いてある。よく見ると温泉玉子を茹でる道具だ。自分で温泉玉子を作ってよいようだ。 |