神白温泉国元屋★★★


小名浜の郊外にある胃腸の湯

■概要

小名浜港から6kmほどのところ、丘陵地帯に静かな鉱泉の一軒宿、神白(かじろ)温泉国元屋がある。今回は小名浜で美味しいもの食べるついでに神白温泉を訪れた。

太く大きな門柱の奥に木造2階建ての建物がある。歴史を感じる古い建物だ。小川のほとりにあって周囲は雑木林の静かな環境だ。



創業は明治初期1983年、100年以上の歴史がある温泉だ。昔から胃腸の名湯といわれているそうだ。福島県では数少ない飲泉可能な温泉でもある。



■所在地

福島県いわき市小名浜上神白追分30
TEL:0246−54−3625



■印象

本館から渡り廊下で小川を渡って離れにある浴室へ向かう。本館は古い建物だが浴室棟は新しく建て直したもののようだ。浴室のタイルも真新しい感じがする。

浴室は小さめの浴槽があるだけのシンプルな造りだ。窓からは周囲の雑木林が見えて小川のせせらぎが聞こえる。お湯は微白濁、やや熱めにしてある。

浴感はツルスベ感があって、さらりとしている。カランのお湯も源泉のようだ。ほんのりとタマゴ風の香りがする。かすかな塩味とタマゴ味もある。

泉質はナトリウム−塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉、源泉の温度12.4℃、成分総計1326mg。冷鉱泉なので加熱循環していると思う。

休憩室は小川をまたぐように造ってある。休憩室の窓で小川の上の風が通り抜けてとても気持ちが良い。

休憩室の隣に飲泉所がある。常連さんが源泉を汲んでいる。真似して飲んでみると胃腸に効きそうな感じがする。

里山に囲まれた静かな環境で落ち着けるところだ。

■営業

営業時間 9:00−21:00
休館日 無休
料金 500円

交通

常磐自動車道のいわき湯本ICを降りて、県道14号線を小名浜方向へ。途中国道6号線に合流、住吉交差点を直進して県道26号線の広い通りで小名浜を目指す。トンネルを過ぎて、神白川を渡る手前で看板を見つけて左折し1kmほど。駐車場は広い。



調査日:2004年1月

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