新宿十二社温泉★★★


東京都心の天然温泉

■概要

東京の副都心、新宿にある温泉として有名な新宿十二社(しんじゅくじゅうにそう)温泉を訪れた。いつでも行けると思って行かなかったが、思い立って行ってみた。

東京都庁の西側、新宿西口中央公園に面したビルの地下が十二社温泉だ。都庁から向かう通りには十二社温泉通りという名前になっている。周囲は高いビルばかりだ。



受付、ロビー、浴室、サウナ、休憩室などの温泉設備はすべてビルの地下にある。知っている人でなければ、こんなところに温泉があることは分からないだろう。



新宿十二社温泉から東側を見ると、西新宿の高層ビル街が見える。新宿西口公園をはさんで、東京都庁の高いビルがある。その先にも高層ビルが続いている。

■所在地

東京都新宿区西新宿4−31−3
TEL:03−3376−4423



■印象

入り口ロビーでロッカーの鍵を借りる。タオル(200円)や浴衣(100円)も貸してくれる。浴室はあまり明るくない。浴室の中央に太い柱があって、浴槽は柱を取り囲むようにある。

お湯は黒いコーヒー色だ。浴室のタイルも黒く染まっている。お湯は熱めで、濁りが強く底が見えない。お湯に浸かっていると体がつるつるする。濃い温泉であることが実感できる。

泉質は含食塩−重曹泉(緩和低張性微温泉)、源泉の温度25.9度だ。湯船の端に源泉の注ぎ口がある。そこはそれほど黒い湯には見えない。揚湯量230L/分、蒸発残留物1740mg/1kg

浴室の外側は岩が積んであって、屋外に見えるようにガラス戸がある。もちろんビルの地下なので岩はビルの内壁に積んである。ガラス戸と岩の間に細長い浴槽がある。ここは源泉のままの微温の黒湯になっている。源泉浴槽と加温浴槽を交互に入るととても気持ちがよい。



回数券を使う常連客も多いようだ。立ち寄り温泉としては値段がたいへん高いが、都心の貴重な温泉だ。

■営業

営業時間 11:00−22:00
休館日 木曜日
料金 1900円

交通

首都高の新宿ICを降りてすぐに左折、正面。新宿駅から歩いて15分程度。
駐車場は新宿西口中央公園付近にパーキングメータがあるが、空きはあまりない。近くの東京都庁にも有料駐車場がある。



調査日:2001年3月

オフィシャルページ


新宿御苑

新宿駅の南東に新宿御苑(ぎょえん)がある。新宿御苑は都心の大きな公園で、桜の名所でもある。十二社温泉に行く前に、例年より早く咲いた桜を見物した。



御苑の桜は大きな木ばかりで、種類も多い。白っぽいものや紅色が濃いものなどさまざまなコントラストが楽しめる。
月曜休み(桜期間は開園)
営業9:00−16:30(入園16:00まで)200円
駅から遠い大木戸門に有料駐車あり。

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