十谷温泉源氏荘★★★★


ガマの大岩風呂の温泉

■概要

山梨県南部、南アルプスの東側の山脈の中腹、富士川支流の大柳川の上流に十谷(じゅっこく)温泉源氏荘がある。富士川から狭く深い渓谷を遡って十谷集落にたどり着く。そこからさらに狭い山道を登ると十谷温泉だ。

十谷温泉には数軒の旅館があって源氏荘は一番奥にある。 大柳川の渓谷の左岸に温泉旅館、右岸に露天風呂がある。渓流を渡るのに、小さな吊り橋がある。周囲の急斜面の谷はうっそうとした森だ。



源氏荘はけっこう大きな建物だ。相当に山奥だが、けっこう人気があるようだ。旅館の前には大きなガマの石像がある。左側には大石をくりぬいた飲泉所がある。柿
しぶの混じったような塩味だ。口に含んだが飲み込めなかった。

日帰り入浴をお願いすると、混浴の露天風呂と男女別の内風呂があって別々の料金という。クマオは露天風呂にクマコは内風呂に入ることにした。



■所在地

山梨県南巨摩郡鰍沢町十谷4249
TEL:0556−27−0224
FAX:0556−27−0870




■印象

吊り橋を渡って少し上流に露天風呂と「ガマの大岩風呂」がある。手前に男女別の脱衣小屋(トイレあり)がある。露天風呂はけっこう大きい。ちょっと雰囲気に合わない女神像からお湯が注がれている。

さっそく飛び込む。透明なお湯で、ほどよい温度だ。川の音を聞きながら山を見上げるととても気持ちがよい。温泉分析表は見つけられなかったが、パンフレットによると、泉質はカルシウム・ナトリウム−塩化物泉だ。

混浴だが、お湯が透明なので女性は気後れするかもしれない。



露天の隣に大岩があって、その下が浴室になっている。これが「ガマの大岩風呂」だ。岩の下は頭がつかえそうだ。丸く小さめな浴槽の中央に湯口がある。陽根の形はどこかで見たような。

岩風呂の中は少し暗くて、浴槽から静かにお湯があふれている。しばらくお湯に浸かっていると、だんだん心が落ちついてくる。露天風呂より気に入った。

内風呂には大きな窓があって渓流を見ながらお湯を楽しめる。甲府から1時間程度のところなのに山奥の温泉に来た気がする。料金はやや高いが気に入ったところだ。

■営業

営業時間 10:00−16:00
休館日 無休
料金 1000円

交通

中央自動車道の甲府昭和ICを降りて国道20号線を東京方向に戻り、2つ目の信号を右折して身延方向へ行く。昭和バイパスを通り、増穂町で国道52号線にぶつかり左折、52号線を南下する。十谷温泉の看板を見つけて左折、鰍沢町役場を過ぎて山道に入る。源氏荘は最奥。ICから28km。駐車場は広い。
JR身延線の鰍沢口駅からバスあり。



調査日:2002年4月

追加情報

以前は露天と内風呂が別料金でしたが、経営者が変わってどちらも入れるようになりました。(2008年9月静岡の健ちゃんさんから)


不動滝

鰍沢(かじかざわ) 町の中心部から十谷集落行く県道407号線の途中に不動滝がある。落差は30m程度で中くらいの滝だが、滝のすぐ近くに旧道の橋があって、滝見物が手軽にできる。

旧道の橋付近は公園として整備されている。一休みには良いところ。駐車スペースもあり。
 

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