深大寺温泉ゆかり★★★


東京都内の「風水温泉」

■概要

深大寺蕎麦で有名な調布の深大寺(じんだいじ)に温泉ができたと聞いていた。新しく日帰り温泉施設ができたので、行ってみることにした。(みしゅらんの第2回オフ会の会場である。)

深大寺の南側、中央高速のガードに近いところに深大寺温泉「ゆかり」がある。風呂付き料亭「城山亭」が、1999年に温泉を掘り当てて温泉付き料亭になった。その後2000年暮れに「ゆかり」がオープンした。



住宅街にある和風の建物だ。裏手は小高い丘で、その向こう側は深大寺だ。男女別の内風呂、露天風呂、泡風呂、香り(ハーブ)風呂、水風呂、温と寒のサウナなど盛りだくさんの施設がある。2階には休憩室と食事処がある。

「風水温泉」が施設のテーマだそうだ。雰囲気が富士眺望の湯ゆらりに似ている。広さはそれと比べると小さいので、いろいろなものを詰めた幕の内弁当のような施設だ。

■所在地

調布市深大寺元町2−12−2
TEL:0424−99−7777



■印象

さっそく、受付でタオルをもらって浴室に行く。浴室からは露天風呂のある中庭がよく見える。「風水」のためなのか、飾りの水車が回っていたり、噴水があったりする。

お湯は濃いコーヒーの様な色で、けっこう熱めにしてある。お湯の色が濃すぎるので、浴槽の中にある段が見えないのがちょっとあぶない。ほんのりとした土の香りがある。(詳しくは欄外、やませみインプレッションをご覧ください。)



露天風呂は結構快適だ。黒茶色のお湯は肌がすべすべする。香り風呂や温寒サウナなどあるので、あちこち覗いてみる。一人用樽風呂なども面白い。

庭ではふかした饅頭の販売サービスもある。2階にはそれほど広くないが、休憩室と食事処がある。

できて間もないのにすでに結構混んでいる。都内の本格的温泉として、これからも人気が出てもっと混むと思う。

■営業

営業時間 10:00−22:00
休館日 第1水曜日
料金 1650円
タオル、バスタオル含む
1000円(1時間まで)

交通

中央自動車道の調布ICを降りて、国道20号線(甲州街道)を東京方向へ、下石原交差点で左し、武蔵境通りに入る。深大寺入り口で右折、深大寺通りに。深大寺バス停近くを左折、1車線の狭い通りに入る。ちいさな丘を越える。
駐車場は分散している。あまり広くない。
京王線調布駅北口から毎時0分、30分にマイクロバスが出ている。



調査日:2001年1月

オフィシャルページ

追加情報

無休から毎月第1水曜が定休に。(MIURAさんから、2004年6月)

開始時間が8:00から10:00に変更。(2004年7月「ゆかり」から)


やませみインプレッション

新宿十二社温泉に塩辛さをプラスした印象の「黒湯」温泉で、透明度(15cm)、ぬめり感もほぼ同程度、多摩の温泉では濃いめ。

内湯(42℃)に少量(10L/min程度)の加熱源泉が注入される以外、大部分は循環湯を使用しています。塩素臭はほとんど無し。浴後は温もり感&すべすべ感が強く、なかなか満足できました。
<温泉DATA>
ナトリウム−塩化物温泉(等張性弱アルカリ温泉)
Na-Cl・HCO3 泉温40.0℃ 湧出量180L/min pH=7.83
Na=3035 K=107.5 Cl=4080 HCO3=1477 H2SiO3=127.3 有機物=51.7
蒸発残留物=7968mg/kg 総成分=9.01g/kg

 

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