川尻温泉ほっとゆだ★★★★ |
電車に乗る前に温泉だ! ■概要 以前から駅の温泉として有名な「ほっとゆだ」に来てみたかった。1990年に開設された比較的新しい温泉だ。ここは、駅に併設された温泉というより、温泉に改札口がついているという感じだ。ほっとゆだはJR東日本北上線にあって、昔は陸中川尻駅だった。現在の駅名はひらがなで「ほっとゆだ」である。 ほっとゆだのある川尻はダム湖である錦秋湖の最上流部にある。湯田町町役場もあり、湯田温泉郷の入り口にあたるところだ。 ほっとゆだの建物は大きな木造で、屋根のうえに時計塔がついている。正面の入り口が温泉で、右端の入り口が駅である。駅前の広場があるので駅らしいが、知らずに見ると温泉がメインという感じもする。裏へ回るとちゃんとホームがある。温泉は男女別の内風呂だが、湯船や洗い場が広い。2階は休憩所になっている。 ■所在地 岩手県和賀郡湯田町川尻 TEL:0197−82−2911 |
■印象 近所の人、電車利用者だけでなく、車で来る観光客もいてかなり混んでいる。町の中心部で立ち寄りやすいからだと思う。のんびりと入るというより、ちょっと入りに来ましたという雰囲気だ。 浴室は比較的広く、湯気がたちこめている。木の壁がぬくもりを感じる。湯船は熱めとぬるめに分かれている。お湯に浸かってのんびりしていると、壁に大きな信号機がついているの気がついた。 この信号は、列車の出発までの時間を知らせてくれるとある。大きさは交差点の信号くらい大きいものだ。下の説明によると青:45分前、黄:30分前、赤:15分前だ。北上線は上下とも1時間に1本程度しかない。山手線なら赤が点きっぱなしになるだろう。残念ながら今回はダイヤの関係で信号が点くのが見られなかった。 お湯はさらっとしている。泉質は低張性弱アルカリ性高温泉ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物温泉、源泉の温度は60.5度、PHは7.5である。 ちょっと立ち寄るにはすばらしいところだ。列車の旅でここに立ち寄って、肌がツルツルになってからまた電車に乗ればさぞ気分がよいだろう。 |
■営業
■交通 |
■こけしと厄除け人形 湯田のこけしは頭が大きくて胴が細い。眉の両尻がさがった人の良さそうなこけしだ。 |
写真の厄払い人形はお土産用のミニチュアだが、本物は子供くらいの大きさのワラ人形だ。立派な武士の姿で、股間から巨大なシンボルが突き出ている。いかにも東北らしいおおらかな雰囲気だ。 厄払い人形は、無病息災を祈り、正月19日に行われる厄払いまつりのために作られるものだそうだ。 |