東根温泉
厚生会館公衆浴場
★★


田園地帯の温泉町

■概要

山形盆地の中央部、田畑や果樹園(さくらんぼが有名)がある農村地帯に温泉の町、東根(ひがしね)市がある。東根温泉の温泉街は平地にポツンとあるような感じた。

温泉街のホテルはそれほど賑わっていないが、町のあちこちに温泉公衆浴場がある。
温泉公衆浴場のひとつ厚生会館の公衆浴場に行くことにした。



2年続きの干ばつ対策のために1910年に井戸を掘ったところ温泉が涌いた。これが東根温泉の始まりだ。急速に温泉井戸が増えて明治時代の終わりには温泉街ができたそうだ。

温泉公衆浴場はこのほかにも4ヶ所ある(沖の湯、巽の湯、いしの湯、オオタ湯)。どこも民家風。

■所在地

東根市温泉町2−4313
TEL:0237−42−7100
(東根温泉協同組合)



■印象

公共施設らしいコンクリートの建物の一角が温泉浴場になっている。受付に料金を払ってさっそく入る。掛け湯をすると非常に熱い。あまりにも熱いので足だけしか浸けられない。

お爺さんが見かねて、ホースの水を流し込んでくれた。どんどん埋めてやっと浸かることができた。お湯の色は薄い黄緑色、泉質は
泉質はナトリウム−塩化物泉、源泉の温度は58.3度、蒸発残留物1207mg濃い食塩泉だ。



湯船の隣りにあるタイルの枡は源泉だそうだ。熱くて塩辛い。窓から入る涼しい風がほてった体に気持ちよい。

公共施設だが、すでに鄙びた雰囲気になってきている。気軽の寄るのに良いところだ。

■営業

営業時間 7:00−20:30
休館日 無休
料金 150円

交通

山形自動車道の山形北ICを降りて国道13号線を北上、JRさくらんぼ東根駅を通り過ぎ、東根温泉の大きな看板を目印に右折する。線路を越えたら左折、1ブロック進んで右折して路地へ入る。広い駐車場の奥が厚生会館の公衆浴場だ。病院の裏にあたるが、かなりわかりくい。



調査日:2001年5月


蕎麦

山形盆地はそばの名産地だ。あちこちに蕎麦の店がある。今回は東根市にある専門店、草宿(くさどまり)に寄った。さくらんぼ東根駅の東の町外れにある。

ここの主人は蕎麦好きが高じて農協を脱サラして蕎麦専門店を開いたそうだ。蕎麦粉だけて打った「古代そば」はさすがにうまい。「へぎ」に入って食べ応えがある。
草宿(くさどまり)
東根市大字東根甲8350
TEL:0237−42−4848
水休
古代そば700円


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