白山里温泉★★★


和風だが都会的雰囲気の温泉

■概要

石川県の南部山岳地帯にはたくさんの温泉がある。白山から手取川沿岸にかけての温泉地を白山温泉郷という。近年になって石川県南部の自治体が集まって白山温泉郷と呼ぶようになったようだ。

白山里(はくさんり)温泉は手取川支流の瀬波川沿いにあって、小さな集落の中にある。周囲は渓谷の緑に囲まれている。2003年に開業した白山温泉郷の中でも新しい温泉だ。



古民家風の建物で真新しいが周囲の景観に合っている。地元の吉野谷村が建設し、第3セクターが運営している。施設の目的は研修センターだが温泉があって日帰り客も受け入れている。

■所在地

石川県石川郡吉野谷村字瀬波子51−5
TEL:0761−95−5998
FAX:0761−95−5993



■印象

和風の喫茶店を思わせるような内装で、古民家風の建物だが逆に現代的な雰囲気がある。宿泊研修施設ではあるが、日帰り客にも親切に応対してくれた。

浴室はそれほど広くはないが、大きな窓から沢を見下ろすことができて、開放的な雰囲気だ。浴槽は幅広いヒノキふちがあって、お湯がすこしづつあふれている。

お湯はかすかに黄色で白濁している。弱いツルスベ感がある。樽のような形の湯口から注がれているのは源泉のようだ。はっきりしたツルスベ感がある。

泉質はナトリウム−炭酸水素・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性温泉)、源泉の温度は41.5度、成分総計2.09g/kg、湧出量122L(動力)。加熱循環に源泉をかけ流ししていると思われる。

こざっぱりして都会的な雰囲気の温泉だ。料金も安いので寄って見るのもよいだろい。

■営業

営業時間 8:00−22:00
休館日 第2、第4木曜日
料金 350円

交通

北陸自動車道の金沢西ICを降りて、国道157号線を南下する。鶴来を過ぎ、吉野谷村市原で吉野谷村役場の少し手前にある案内板を見つけて左折する。瀬波川沿いに狭い道を1kmほど進む。駐車場は広い。



調査日:2004年3月

オフィシャルページ


手打ち蕎麦

白山山麓、手取川の流域は蕎麦の美味しいところだ。今回は偶然立ち寄った店を紹介する。吉野谷村の吉野集落にある隠れた有名店だ。

集落の中を通る旧道に「花川」がある。ノボリを1本立ててあるだけので見落とすかもしれない。細打ちの蕎麦はさすがにおいしい。有名人もお忍びで来るという。

蕎麦処花川
定休日:木曜日
TEL:0761-95−5007
御膳そば1200円



 

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