格言に学ぶ
生きてゆく上で役に立つ言葉、それが格言です。
私が作ったものもあります。
人のふり見て我がふり直せ
人のやっていることをみて、いいなと思ったら自分もまねてみる。逆にイヤなことだなと思ったら自分は決してやらない。そうして自分を磨いてゆきなさいということ。
災いを転じて福となす
何かまずいことが起こったとき、「それをプラスに変える方法はないか?」と考えてみることは大切だ。意外にそれって見つかるものなんだよね。
急がば回れ
一見遠回りのように思えても結局その方が早いということは良くありますね。「慌てるとついつい失敗してしまうから、結果的に遅くなってしまう。事は着実にやるのが一番。」というのが本来の意味なのだろうが、実際に大廻りをしたほうが早く着くということも良くある。自動車の渋滞とか、駅の階段とか。
My pace is the best pace. (マイペース・イズ・ザ・ベストペース)(染谷一裕)
マイペースで行こう。それが結局一番速い。毎朝、駅まで歩いていると、これが本当だということがよくわかる。家を出るのがちょっと遅くなってしまって、電車の時間に間に合うようにとあせって歩いていると、筋肉に乳酸がたまってどんどんペースが落ちてくる。結局最後は走らないと間に合わなくなってしまう。逆に、何か考え事をして足のことなんか全然考えないで歩いていたときなど、意外に早く着いてしまってびっくりするなんて事がある。歩調は足に任せるのが一番だ。そしてこれは他のあらゆる事に通用する。あせらずにマイペースでやったことが一番良い結果を招くことは多々あるものだ。
(ちなみに、「マイペース」というのは和製英語なので、外国では通用しない。)
互譲の精神
お互いに譲り合って行こうという意味。車を運転している時、2車線が1車線になる所では、一台ずつ交互に進めばお互いに嫌な思いをしなくてすむ。ところが時々前の車にぴったりつけて「絶対入れてやるものか」といわんばかりの運転をする人を見かける。そんな時、この言葉を思い出すのである。お互いに譲り合うという心のゆとりの方が1台分前に進むよりはるかに幸せだということに気がつくべきなのだ。
我、事において後悔せず(宮本武蔵)
一度してしまったことをいつまでも後悔していても仕方がない。しっかり反省をして、これからに活かすことこそ大切なのだ。
好きこそものの上手なれ
好きなことには、誰でも集中してそこに時間をかけるものだ。そうすれば自ずとうまくなるものである。好きなことはとことんやるべきだ。それがひいては人のためになったりするってことも良くあることだ。
常に自分であれ(染谷一裕)
虚勢を張ったり、背伸びをして自分以上に見せる必要なんてない。あるがままでいればそれでいいのだ。自然体でいるのがいい。人からどうみられているか気になってしかたがないというのは、自分を知らない年頃にはよくありがちなことだ。それで、目いっぱいの演技をしたり、自意識過剰になったりする。しかし、そんなものは早晩見破られてしまう運命にある。自分でいることが一番楽だし、周りの人にも好感を与えるものだ。
過ちては即ち改むるに憚ることなかれ(孔子)
失敗するのは仕方がない。人は誰でも失敗をするものだ。失敗に気付いたら素直にそれを認め、二度と同じ失敗をしないようにすることが大切なのだ。
自分一人幸せにできない人間がほかの人を幸せにできるわけがない。(染谷一裕)
自分が幸せでもないのに、人の幸せばかり考えている人が時々いる。宗教の勧誘をして回ってる人なんかはまさにそれだ。そんな暇があったら、アルバイトでもして稼いだ金をユニセフとかに寄付すればいいのに。その方がよっぽど人を幸せにできる。
でも本当に幸せな人は他人にもその幸せを分けてあげよう。
自らをおとしめてはならない(染谷一裕)
時々、自分がすごくちっぽけな存在に思えてしまうときがある。でも自信を持っていいんだよ。
自分に自信を持つってすごく大事なんだ。
笑う門には福来る
幸せな人はおのずから笑顔がこぼれ、その笑顔は他人の心まで明るくする力がある。
いつも笑顔でいる人は幸福である。幸福な人は顔も美しくなる。美しい人は人から好かれ、さらに幸福になる。
逆に不満ばかり抱いている人はそれが顔に張りついてしまう。ugly な顔は人からも疎まれる。人に好かれない人は益々落ち込んで行く。不幸は更なる不幸を呼ぶ。マイナスの連鎖。この世の不条理。
この世は不公平である。(染谷一裕)
この世は公平であるべきだが、実際はそうではない。
金持ちもいれば貧乏人もいる。
美しい人もいれば、醜い人もいる。
頭のいい人もいれば、悪い人もいる。
それらは認めたくはないが、事実はそうなのだから仕方がない。
この世は金持ちは更に金持ちになり、貧乏人は更に貧乏になるようにできているようだ。
また、幸せな人は益々幸せになり、不幸な人は益々不幸になる。
どうやら、そうなるようにこの世はできているらしい。
だからこそ、平等というのが一つの理想になるのである。
日々是好日
毎日、「今日はいい日だったなあ」と思えるような日々を送ろう。また、そういう心がけで毎日暮らしていれば実際にいい日々が続くものだということ。
覆水盆に返らず
こぼれた水を元の器に戻すことはできないということから、一度やってしまったことは、完全に元に戻すことはできないという意味。
せいては事を仕損じる
急いでいる時こそ、落ち着いて冷静に考えてやらないと失敗して、かえって時間がかかることになってしまうということ。
汝自らを愛するごとく、汝の隣人を愛せ(イエス・キリスト)
人は誰でも自分を一番愛しているものだが、それと同じ位まわりの人を愛しなさい。それが人を幸せにする道だということ。
汝断食するとき、かの偽善者の如く悲しき面持ちをすな(イエス・キリスト)
自分が何か苦労をしようというとき、苦しい顔をするのは、「自分はこんなに苦労をしているのですよ。同情してください」と宣伝しているようなもので見苦しい。辛いことも平気な顔をしてやりなさい−ということ。
思い煩うな、汝のなすべきことをせよ。(イエス・キリスト)
いくら悩んだって、何も変わりはしない。とにかく身体を動かしてやるべきことをやっていると、解決してしまうことって結構あるよってこと。
親しき中にも礼儀あり(北条時頼)
どんなに仲良しであっても、相手に対する礼儀を忘れてしまってはいけないということ。
食を正し、息を正し、姿を正す(二木謙三)
バランスの良い食事をし、ゆったりと呼吸を整え、良い姿勢でいれば健康に暮らせるということ。
一隅を照らす(最澄)
人は誰でもその人が生きる場というものがある。そこで自分の才能を十分に発揮すれば、それは必ずこの世を良くしてゆくことになるということ。
人は教えることによって最もよく学ぶ(セネカ)
人に教えることは決して損をすることではない。教えることによって自分の理解があやふやだったことに気付く事もあるし、自分の知識を再確認して定着を図ることもできる。深い理解に達しないと人に教えることはできないものだ。
敬天愛人(西郷隆盛)
天を敬い、人を愛せということ。天を敬うとは、自分を生かしてくれているこの大自然や人々の営みの素晴らしさに感謝して、謙虚に生きなさいということ。人を愛せとは、人のためになることをせよということ。
わかりやすい言葉でわかりやすいように(北原白秋)
真実は単純でわかりやすいものであるはずだ。演説にせよ文章にせよ、何を言ってるかわからないようなものはろくなもんじゃない。本当に必要なことは聞く人にわかるように話すべきだ。
立志万事の源をなす(吉田松蔭)
何かやろうという意志、計画を立てること、それが全ての出発点だ。そういう人の気持ちがこの世の中を動かしてゆくということ。
心に曇りなきときは心静かなり(上杉謙信)
やましいことがある人は、気持ちが落ち着かなくて心静かではいられない。落ち着いて堂々とした態度でいるためには、誰に見られても恥かしくない生き方をするしかない。
いまやらねばいつできる(平櫛田中)
やれることはすぐやった方が良い。あとで・・・なんて考えてると結局いつまでたってもできないことが多い。
愛語よく回天の力あり(道元)
愛の言葉は世の中のありさまをがらりと変えるほどの力があるということ。
念ずれば花ひらく(坂村真民)
本当にやる気になって全身全霊をそそげば、きっと良い結果がやってくる−ということ。
進んでやればいやな仕事も好きになる(ジェファーソン)
人から命令されたり、押しつけられた仕事は誰でも嫌なものだ。しかし、自分の意志でやろうとすれば、どんな仕事も楽しくできる。毎日の掃除も、「自分はきれいな部屋が好きなんだ」という気持ちがあれば楽しいものになるのではないでしょうか。
人のいやがるも知らず長ばなし(良寛)
ついつい人は長話をしてしまいがちだが、聞かされている方はたいていうんざりしていることが多い。話は手短に、要領よく簡潔にするよう心がけましょう。
朝の来ない夜はない(吉川英治)
どんなに辛いことがあっても、そういつまでも続くものではない。朝が必ずやってくるように、きっと明るい未来がやってくるはずだ−という意味。
ほほえみにまさる化粧なし(竹内浦次)
どんなお化粧よりも、笑顔が一番素敵に見えるものだということ。ほほえみを絶やさないでいることが美人になる秘訣です。
春風をもって人に接し、秋霜をもって自らをつつしむ(佐藤一斎)
人に接するときは春風のように暖かく優しく接し、自分に対しては秋の霜のように厳しい目で見つめる。そういう態度が理想的だということ。
うしろ姿でみちびく(安積得也)
人に「ああしなさい」「こうしなさい」と命令しても変わるものではない。自分があるべき姿でいれば、人はそれを見て自ら学び、変わってゆくということ。
桃栗三年柿八年達磨は九年俺は一生(武者小路実篤)
実がなるまで(満足な成果が得られるまで)自分は一生かかりそうだということ。人生どこまでも勉強だ。まだまだ精進しなくちゃ。という気持ちを表したもの。
誰かが何処かで見ている(松山善三)
良いことにせよ、悪いことにせよ、人の行いはどこかで見られているものだ。良いことはきっといつか認められ、悪いことはきっといつかしっぺ返しが来るということ。
世の中に思あれども子をこふる思にまさるおもひなきかな(紀貫之)
世の中にはいろいろな感情があるものだが、子供を大切に思う気持ちに勝るものはないものだなあ−という歌。親の子に対する愛情に勝るものはないということ。
万般を探って一事を決す(高村光太郎)
一つのことを決定するにも、あらゆる方面から情報を集め、検討をしてから決めるべきだということ。
困難をさけるな(森繁久弥)
たとえ困難があったとしても、逃げ回っていたんじゃしょうがない。真っ正面からぶつかって行き、乗り越えたところに幸福がある。
おのれを責めて人を責めるな(徳川家康)
自分には厳しく、人には優しく−ということ。
人生二度なし(森信三)
自分の人生は一度きりない。だから悔いの残らないように精一杯生きよう。
君は君 我は我なり されど仲よき(武者小路実篤)
所詮自分と他人は違うんだ。しかし、だからといって仲が悪いわけじゃない。いや違うからこそ仲よくしなくちゃいけないんだ。
千里の道も一歩から(老子)
千里(六百キロ)の道のりでも一歩を踏み出さなかったら始まらない。どんな大きな仕事でも取りかかれるところから取りかかってゆこう。
この宇宙にあなたの代わりができる人はいない、ゆえに全ての人は等しく尊いのです(ブッダ)
たった一人しかいない自分を大切にしなさい。同じように他の人も大切にしなさい。
「思い」を大切にしよう(染谷一裕)
それは「情熱を傾けた何か」といっても良い。あるいは「大切にしたもの」といってもいいかもしれない。
自分の思いも大切にして欲しいが、人の「思い」も大切にしてあげよう。
ワクワクすることをしなさい(バシャール)
ワクワクするもの、心ときめくもの、それがあなたを幸せな未来に導いてくれるサインなのだ。
暇があったら辞書を読め(染谷一裕)
何もすることがない時は辞書を読むことをお勧めする。結構、色々な発見があり、楽しめるだけでなく知識も身に付いて一石二鳥だ。
「かもしれない」が未来を開く(染谷一裕)
「絶対できる」と自己暗示をかけると、できなかったこともできたりすることがある。だが、自分でも信じられないことを無理やり「絶対できる」と言っても、それは無理だ。
しかし、「できるかもしれない」と思うことはどんな場合にもできる。無理やり自分を信じ込ませる必要がないのだから。そして本当に「できるかもしれない」と思っているとできたりするのだ。
これは実に不思議なことだが、これが未来を切り開くカギかもしれない。
先のことを考えよう(染谷一裕)
「先んずれば制す」という諺もあるが、別に勝ち負けだけでなく、先のことを考えておけば、なにかと事はうまく運ぶものだ。
「イメージは現実になる」という言葉もあるが、それはある程度真実のようだ。
金は天下の回り物
「金は使って初めて価値になる。いくら大金を持っていようと、しまってあるだけならば紙屑と変わらない。」という真実を昔の人は実にうまく表現している。
金はなければ困るが、必要以上にあってもしょうがない。余った金はどんどん使いなさい。それがひいては景気を良くするのです。
金持ちけんかせず
「たとえ勝ったとしても、喧嘩をして得になることなることなど少しもない。」という事を金持ちは良く知っているのだ。
(精神的にも)余裕のある人は喧嘩なんてしない。
いろんな人がいる。だからこの世は面白い。(染谷一裕)
この世には実にさまざまな人がいる。頭のいい人、悪い人、背の高い人、低い人、怖い人、優しい人、面白い人、無口な人、おしゃべりな人、奥ゆかしい人、明るい人、かわいい人、美しい人、やせている人、太っている人、聡明な人、思いやりのある人、厳しい人、声の大きい人、美しい声の人、足の速い人、脚の長い人、絶対音感を持ってる人、記憶力抜群の人、力持ち、優雅な人、元気な人、ピアノが弾ける人、絵のうまい人、数学が得意な人、・・・違いを挙げればきりがない。
このように、いろんな人がいるからこそこの世は変化に富んで面白いのであり、みんながみんな同じ人間だったら実につまらない世の中になってしまうだろう。
学校の先生だってそうだ。怖い先生、優しい先生、厳しい先生、仏のような先生、熱い先生、貫禄のある先生、いろいろあるから学校も面白いのである。
恋は3年で消える。
最近の脳科学の成果によると、人は恋をすると扁桃体(脳の一部)にその人を表す細胞(恋人細胞)ができるらしい。そうすると、その人に対する興味が猛烈に強くなり、その人に関したことなら何にでも強く反応するようになる。
そしてその人と結ばれるためなら他の何物も捨てても良いと思うようになる。「恋は盲目」というやつですね。
その恋が実を結び、めでたく結婚できたり、子供ができたりすれば、それは最高の幸せを手にできるでしょう。
ところが、「相手が自分を好いてくれるとは限らない」というのがこの世の厳しい現実で、多くの恋はあえなく挫折して終わることになる。振られた絶望感は絶大で、魂の抜け殻のようになってしまう人もいるくらいだ。
しかし、それは昔から言われているように「時が解決してくれる。」なぜならこの「恋人細胞」は3年でその活動を終えるからだ。どんなに振られたショックが大きくとも、3年経てば忘れることができるのです。神が与えてくれた「救い」なのかもね。