アジア旅行記 |
【解説編】 更新日:'96/05/26
東南アジアの多くの国に、サイドカーの自転車版があります。
タイではサムロー、マレーシア、シンガポールではトライショー(英語)、インド
ネシアではベチャ、ミャンマーではサイカーと呼びます。行ったことはありませんが
ベトナムにもあり、確かシクロと呼ばれていたと思います。
それぞれ構造が違います。タイのサムローは自転車の後ろに客が乗るところがあり ます。マレーシア、シンガポールのトライショー、ミャンマーのサイカーは運転席の 横に客席があります。インドネシアのベチャは運転席の前に客席があります。いずれ も客席には2人座れます。サイカーは1人掛けの席が背中合わせになっています。1 人が前向き、もう1人は後ろ向きです。その他はいずれも2人掛け、前向きです。
シンガポールでは完全に観光客相手の高級な乗り物で、運転手がBMWで仕事場に
乗り付け、仕事をしていると言う具合です。その他の国では、街にも依るでしょうが、
現役で市民の足となっています。
乗り心地はベチャ、トライショーの次が、サムローで、その次にサイカーと言うと
ころでしょうか?サイカーは椅子が小さい、ホロがない、と言う点で減点、サムロー
は前に運転手がいるので観光には少し不向きで減点しました。
英語ではトライショーの語源ですが、人力車のことを日本語の力車からリックショー と言うそうで、車輪が3つある人力の車なのでこう呼ばれるとアメリカ人に聞きました。