受信したメールが、コンサートのお誘いだったとしますね。 通常のパソコンなどなら、メーラーでこれを読んだら、 「一緒に行きましょう」と返信を書いて、それとともに スケジュールのソフトを立ち上げて、そこで予定日を 捜し出して記入する、などとやるわけですね。
Newtonでは、このようなメール経由などの情報を、再利用 しやすいようにできています。以前に書いた「Assist機能」が、 実はすごく役立つのですね。相手からやってきたメールに、「concert next Saturday 6pm」 と書かれていたとします。これをなぞって反転させ、 画面一番下にあるAssistボタンを押します。
すると、「解釈中」という表示のスリップが現れてから、 Dates(スケジューラー)の画面に切り替わり、 「次の日曜日の6時にconcertの予定を入れるけどいい?」 と尋ねてくれます。
OKのボタンを押せば、データを放り込んでくれます。そう、このためにこそ、Assist機能があったんですね。
最初は、Assistボタンはあまり使わなかったのです。 Newtonの紹介によく出てくる機能なのですが、意外に 役立たない…しかし、メールやビームで受けとった データを活用する時には、使えます。
現在のところ、完全な日本語化がなされていないので、 日本語での日付フォーマットを解釈できるわけではないのですが、 お互いにNewtonユーザーなら、どっかに英語の日付 フォーマットでの一文をさしはさんでおくと、 うまくいきます(でも、これってなんだか情けない…)。
それだけではなく、Assistは送信にも便利です。
送信用の文章をノートに書いてから、 そのすぐ次のページに「mail hashi」と書いて、Assistに かけます。すると、送信用の文章を本文にして、宛先を hashiにしたメール送信準備までもっていってくれます (つまり、「To:」を検索して指定しないでもいい)。 このあたりもなかなか便利。
これは、メールだけでなく、 Fax送信(fax ユーザー名)や電話かけ(call ユーザー名) でも、同様に効果を発揮します。このユーザー名は、現在のMP130は完全な日本語版でないので、 Names(住所録)の名前にローマ字記述を登録しておく、 などの工夫がいりますが、それさえやっておけば、画面を たどらずに1アクションでやりたいことができます。