高崎保渡田古墳群

2025年1月23日

 東京国立博物館平成館の古墳展をみて、奈良県に次ぐ古墳が、群馬県高崎市に大きな古墳があるということで見学に行ってきました。

※ 国指定史跡 保渡田古墳群
 
それは、5世紀後半から6世紀初頭にかけて、二子山古墳→八幡塚古墳→薬師塚古墳の順で作られ、その3つの前方後円墳の総称です。
榛名山東南麓を治めた有力な豪族たちの墓所のようです。

 昭和60年9月3日に国指定史跡になりました。

※ 「上毛野(かみつけの)はにわの里公園」は、古墳時代の群馬県地域が上毛野と呼ばれたことにちなんだネーミングだそうです。上記の古墳のほかに博物館や文学館、はにわ工房があり、駐車場も整っている。

※ かみつけの里博物館 住所:高崎市井出町1514
              ℡:027-373-8880

⇑ 二子山古墳:本古墳群の中で最初の5世紀第3四半期ごろに築造されました。昭和5年、帝室博物館(現東京国立博物館)の後藤守一が初めて発掘し、内堤から埴輪片などを発掘しています。平成15~17年には史跡整備の調査を行い、朝鮮半島製を含む多量の遺物が見つかりました。
 ※ 墳丘全長108m、推定高さ9~10m、墓域の全長約213m、

⇑ 八幡塚古墳:5世紀後半に築造された大きな前方後円墳です。発掘調査の結果に基づいて、造られた当時の形に復元されました。往時の古墳とは、石と埴輪で飾られ、遠くからも白く浮き立つ構造物だったそうです。
 ※ 墳丘全長96m、推定高さ8m、墓域の全長190m

⇑ 武人はにわ(複製品)
原品:東京国立博物館 蔵

⇑ 豪族居館(三ツ寺一遺跡)

⇑ 子持勾玉(背や腹に突起)

⇑ 履けないクツ(復元)

⇑ 出口の方向に撮影

⇑ 古墳の上空撮影
手前:二子山、奥:八幡塚、間に:博物館、
さらに奥に:小さく文学館&薬師塚

⇑ かみつけの里博物館:保渡田古墳群の造られた頃の世界を、楽しみながら学習できるようです。実物のはにわや金のクツ、復元模型などがあります。企画展も行っているようです。

⇑ 公園内の土屋文明文学館にて開催

⇑ 薬師塚古墳:古墳群の中で最後に造られた。
  (西光寺境内か?)

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