トーレンスを思わせるフローティングシステム。アナログディスクの演奏を連想するトップローディング方式。CD駆動の心臓部は信頼のフィリップスCDM-PROドライブ。 これらのスペックと、そのあまりに美しくかつ意表を突くデザインだけでも十分にマニアの心を躍らせてくれるCDドライブですが、その音もまた、外観にふさわしくアナログ的滑らかさというのがこのドライブの評判です。 もっとも、正直なところ、音のほうはDAコンバータでむちゃくちゃ音が変わることも試聴でわかったので、「このドライブ特有の音」という定義は定かではありません。ただし、間違いなく言えることは、圧倒的に外乱に強く、非常に安定してCDを読み取っていること。そのことは、テーブルをこぶしで叩き続けてもなんの影響も出ず、また、デジタルケーブルを変えてもほとんど音が変わらないという安定度が一つの証ではないか、などと勝手に想像しています。
♪♪トップローディング♪♪ 1)
アルミ製の蓋を手で外し、 これがオラクルCDドライブでの始動の儀式。しかも、最後のボタンを押し忘れて、そのまま「Playボタン(右から2番目)を押そうものなら、その前のディスクのトラック情報で始動してしまってエラーを起こします。 ディスクを交換する場合にも、 そうです。この面倒くささを美学と理解できない人にとっては、このドライブは、ただの面倒くさい道具に過ぎません。でもLPに慣れ親しんだものにとって、この儀式がなかったことこそ、CDに物足りなさを感じてしまう一因だったに違いないのです。 トップローディングの利点は、実は、このようなメンタルなものだけではありません。読み取りレンズを直接眼で確認し、汚れを綿棒で慎重に掃除することが出来るのです。これはWADIAで、どれほどやりたかったことか知れません。クリーニングCDでクリーニングしたって、きれいになったか見えないのですから、欲求不満になりそうでした。トップローディングなら、なるほどレンズがきれいだ、と納得できるのです。 ♪♪シンプルな表示♪♪ ♪♪なぜか裏側までも美しい♪♪ ♪♪すばやい起動♪♪ ♪♪CHORD DAC64
Mark2との音♪♪ DAC64のページ、およびオラクルCDドライブ+DAC64導入顛末記 もご覧ください。 |