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福島県須賀川市の菅船（すがふね）神社礼大祭の中で行われる石持ち上げの行事。 須賀川市は福島県南部の市だが、菅船神社はその東端。小塩江（おしおえ）地区にある神社である。市内中心部から小塩江地区まではバスの便がなさそうなので、須賀川市内ではなく、その北側の郡山市に泊まり、水郡線で小塩江へ。短いホームに簡易待合室があるだけの質素な無人駅である。国道を５分ほど歩き、横の山道へ。５、６分歩くと一つ山間の道路に出た。田畑が続くのどかな光景である。澄みきった青空に一本の幟が立っているのがわかる。目指す菅船神社礼大祭の幟である。近くには車がたくさん停まっている。大祭はもう始まっているようだ。細い細い参道を登って行くと、高いところに菅船神社はあった。中では裃姿の大人たちと巫女装束の少女たちが座っており、神事が行われていた。境内の一角には注連縄が張られ、中に筵が敷かれ、その上に２個の石が置かれていた。これから行われる持ち上げに使われる太郎石と次郎石である。太郎石は100kg弱、次郎石は約30kgとのことであった。その前には台が置かれ、上に賞品とおぼしき一升瓶と菓子などが置かれている。その横にはノートと鉛筆が置かれ、参加したい者が名前を書くようになっていた。
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（2013.11. 3）
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