ゲームのイベント探訪記


「足伏走馬」


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5月の第一日曜日には、賀茂の競馬と並ぶ古式競馬である、滋賀県近江八幡市の賀茂神社で足伏走馬(あしぶせそうめ)が行われます。ここは7頭7戦と決まっており、2頭ずつの競走が行われました。祭りは朝から行われていますが、午後1時から例祭というので、昼前に着いた私は、まず古い街並みがならぶ新町通りへ。古い作りの商家が4軒並んで市立博物館になっています。豪商の家や使っていた道具を見ることができます。  近くにあるのが近江兄弟社の本社とその前にウィリアム・メレル・ボーリズ氏の銅像。近江兄弟社の設立者で今は彦根市で有名なカロムというゲームを日本に紹介した人と言われています。近江兄弟社はメンソレータムと言う薬品で有名でしたが、現在はロート製薬が販売しています。近江兄弟社はメンタームと言う名称で販売しています。  午後1時頃、神社に行ってみるとちょうど、近くに家から裃姿の若い男性が馬に乗って家を出る所で、多くの人がその出発を見送っていました。今年の乗り手なのでしょう。神社に着くとすでに4,5頭の馬が繋がれて出番を待っていました。  神社では、拝礼や雅楽の演奏が行われ、2時頃に行列が出発。宮司、馬、子供神輿などが町内を一周します。馬場は直線にして400mほど。両側が森になっており荘厳な感じがします。3時から競馬が始まりますが、慣らしのために何往復かします。サラブレッド風の精悍な馬もいればずんぐりむっくりの農耕馬風の馬もいます。後者の方が声援が大きいようです。乗り手は3人は狩衣に烏帽子においかけという姿でしたが、他はトレーナー姿で ちょっと興覚め。トーナメント方式で7戦行われた後、7頭一斉出走というサービスもありましたが、走力が違いすぎて迫力は今一つ。もっとも先頭の2頭はすばらしいデッドヒートで大きな歓声が上がっていました。祭りの後は子供の乗馬サービスもあって終始境内は賑やかでした。

 

 

 

 


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