ゲームのイベント探訪記


「飛鳥蹴鞠」


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蹴鞠。明治時代まで流派を作って行われたものは滅びてしまったので、現在は蹴鞠保存会が京都のお寺などでやっているものがほとんどです。飛鳥蹴鞠は奈良県の飛鳥地区の保存会によって遊ばれている蹴鞠で、飛鳥時代に行われていた蹴鞠を行おうと作られたもの。当然文献資料はほとんどないため、中国から伝わった状態なので中国の蹴鞠に近いものをと、衣装や遊び方などに工夫を凝らしています。衣装は中国風、沓は毛皮に底を縫いつけたもの、鞠は蹴鞠保存会と同様、鹿皮2枚を縫い合わせている。遊び方は、2組に分かれ、バレーボールのように相手コートめがけて蹴り、後ろの線を越すと1点としている。春の桜まつりと秋の祭りの際に石舞台公園で行われています。

 中大兄皇子と藤原鎌足が出会ったのが蹴鞠だったというのは良く言われるのですが、日本書紀を読めば蹴鞠ではなく打毬と書いてあります。が、ここは目をつぶりましょう。10分ほどの披露の後は一般の人を入れての蹴鞠体験。私もやらせてもらいましたが、丸いボールと違ってなかなか正面に飛んでくれません。日頃の運動不足もたたって、5分もしないうちに汗だく。「飛鳥の蘇」を土産に石舞台公園を後にしたのでした。

 

 

 


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