ゲームのイベント探訪記


「中山の芋競べ」


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 毎年9月1日は、滋賀県の山の中、日野町中山集落の800年続く「芋競べ」行事の日。東谷と西谷に分かれ、取れた芋を持ち寄り長い方が勝ちとなるゲームなのです。35°を超す炎天下の午後1時行事開始。会場の神社は駅から3km以上あり、バスもほとんどないのでレンタサイクル。予想はしていたが上り下りで疲労困憊。
 祭りの主役は山若と呼ばれる15歳以上の家長となる男子で、集落を二分し東と西から7人ずつ計14人。その他集落の面々は裃姿に身を包み神社に集合します。お祓いを受けた後、神社の広間で舞いながらの神酒の酌が行われます。2人ずつ対称的な動きをする面白い舞でした。これが済むといよいよ芋競べだが場所は神社ではなく、少し離れた山の頂きなので、そこまで皆で芋を担いでいきます。東も西も、八つ頭と呼ばれる里芋を、直径20cmはあろうかと思われる竹に結び付け、近くの野上山山頂を目指します。観光客もぞろぞろと付いていきます。
 山頂にて神事が始まりますが、神に酒や料理を出し、拝み、自分たちに料理を出し、酒を酌み、相撲を取り2時間半が経過。いよいよ芋競べとなりますが、昔ながらの風習に従い、自分の方が長いと言い、相手の方を測れば向こうの方が短いといい、何度か行ってやっと決着がつき、祭りは終了します。
 炎天下に3時間立ちっ放しで、喉カラカラで腕がすっかり日焼け。お土産にもらった供物のオリ(米粉を練って魚の形に押し、葉鶏頭で紅を入れたもの)は、食べるとご利益とのことで、揚げて頂きました。

 

 

 

 

 


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