ゲームのイベント探訪記


「テーブルサッカー・ジャパンオープン」


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 日本でサッカーゲームと言うと、エポック社のものが有名ですが、世界的には圧倒的に横から操作する形が主流です。エポック社の形が選手の視点ならば、この横から操作する形は監督の視点と言えるでしょう。棒は一人5本ついていて、前方から3,5,2,1と11体の人形のついたものと、3,5,2,3と人形のついたものがあります。一度ドイツ協会のイベントでプレイしたことがあるが、日本にも協会があるということで問い合わせをし、ジャパンオープンというイベントを取材してみました。

 場所は横浜。公共施設の一室で開催されていました。室内にはテーブルサッカー台が10台ほど。2〜30人が集まっていました。ゲームの方法はシングルスとダブルスですが、ジュニア、シニア、レディースなど、年齢分けもあるので、合わせると、結構多くの種類があります。一人で複数出られるわけです。外国の人も来ていました。聞いてみると、今回の大会は優勝すると世界大会に出られるので、高いお金を払っても日本に来る価値があるのだとか。好きな人はお金と手間を惜しまないわけですね。ゲームを見ていると、海外から参加者はかなりのハイレベル。さすがに高い金を払って外国に来るだけのことはあります。残念ながら日本は歴史も浅く、人口も少ないため、実力はまだまだです。

 私もルールは知っているのでやらせてもらいましたが、とにかく上級者はスピードが違います。私の方は打っても球のスピードが遅いので、難なく止められてしまいます。早く打つコツを教えてもらいましたが、なるほど上達するためには時間がかかりそうでした。実力差があるとあまり楽しめませんが、スピード感あふれる展開で、見ていても面白いゲームです。障害者用のテーブルもあるそうで、競技というだけでなく、大勢の人間が楽しめる世界的なゲームなのです。台を個人で買うには高いし、重いし、大きいしで保管も移動も大変ということですが、人の集まる施設などで置いてもらえれば良さそうです。小さいながら協会はそのような活動もしているとか。頑張って普及させて欲しいものです。
(2009.10)

 

 

 


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