ゲームのイベント探訪記


「詩かるた」


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 三重県桑名市に伝わる伝承遊戯。唐詩選の五言絶句(1行に漢字5文字で4行からなる詩)74編を選び、1編を2行ずつに分け、計148枚のかるたにしてあります。読み札は書き下し文になっていますが、取り札は漢字しか書かれていません。江戸時代、桑名藩の子弟たちの間で行われ、明治以降は大人たちも行っていたそうです。昨今は何人かの小学生が行うくらいということで毎年1月5日に行っているそうです。

 集まったのは子供12名。親も含めると20名前後。

 遊び方は源平とちらしの2種類。百人一首かるたと同様に、源平は二手に分かれて、ちらしは丸くなって行います。一般のかるたと異なるのは、他の人が取ったものでも取り上げて良いこと。取った札を座布団の下に入れて初めて取ったことになるそうです。元々武士の遊びだったため、戦いを模しているから最後までわからないのだそうです。朝10時開始。枚数が148枚ですし、読み札が漢詩で取り札に読み仮名が振っていないとあって、なかなか取れません。読み手の宮司さんが「○編に○という字だよ〜」というヒントを出して、やっと取れたりします。終わると枚数を申告して終了。向かい合う源平戦を2回目行い、3回目は丸くなってちらし取り。それが終わると、いったん休憩してお昼です。みんなで仲良くうどんを戴きました。 (2009. 1. 5)

 

 

 


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