ゲームのイベント探訪記
はまなげ
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今回行ってきたのは「はまなげ大会」。ハンマー投げではありません。
漢字だと「浜投げ」または「破魔投げ」と書くことがあります。
2チームに分かれ木の円盤を木の棒で打ち合う遊びで、分かりやすく
言えば「ホッケー」です。もともとは打毬(だきゅう・うちまり)と言って
平安時代から存在していました。
現在残っているのは、青森・山形・鹿児島の3県。
鹿児島では鹿児島市、加治木町、奄美大島の笠利町の3ヶ所で残っており、
今回は加治木町の第28回大会を見てきました。
予定では14日の土曜日だったのですが、朝まで雨が降ったため順延、
幸い日曜は晴れて無事決行されました。
以前は100人を越す参加者があったそうですが、昨今は老人会のみ、
子供もけが人が出たため、親が出さなくなってしまったそうです。
老人会も高齢化や病気などで参加者が減り、今回は20数名になってしまいました。
ホッケーのように全フィールドを走り回ったりはしません。幅6メートル、長さ30メートルの
コート内で5人ずつ2チームに分かれ、ちょうどバレーボールのように、自分の陣内で
ハマと呼ばれる直径5〜6cmの木の円盤を立てて打ち合います。
バレーボールがボールが地面についたら相手方のポイントとなるように、はまなげは
ハマが自分の陣内で倒れたら相手方にポイントです。
棒もハマも手製なのできれいに転がらないのがきちんとしたスポーツでない遊びの魅力。
しかもプレイヤーがお年寄りですから、何人も続けて空振りしたり、
転がるハマを追いかけて自分が引っ繰り返ったり珍プレー続出なわけです。
残念ながら知名度も低く、観客もいません。
末長く残ることを祈るばかりです。
(2006(平成18)年1月15日)
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